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🤔 没シナリオが見つかったので供養(長いので格納) (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)かつてCoCをやっていた頃、毒入りスープのシンプルなマップを流用して ロスト救済シナリオを考えてみたことがありました。 ・・・これでもかというほど酷い出来ですが供養ということで放り投げてみる(・ω・) 笑い話にでもしていただければ幸いです。 シナリオ名:「青い薔薇の花言葉は?」 推奨人数:PL1名(タイマンシナリオ) 私は人外探索者のルールは知りませんので人間でお願いいたします(・ω・; 舞台:クローズド。現代のつもりで書きましたが割といろんな時代で使えるんじゃないかな・・・。 推奨技能:図書館(なくてもNPCがフォローできるかもしれません) 持ち物:無くなっているということにした方がKPとしては楽だと思います(・ω・; 1.導入 死んだはずの探索者が何故か見覚えのない部屋で倒れている。(クローズドシナリオによくあるアレです) その体には傷一つなく、傍ではNPCが心配そうに見つめています。 (容姿はとりあえず人間・女性を想定してますがPLさんと相談して なるべく友好的な態度をとってもらえる容姿・性別にすることを推奨します。) やがて、探索者さんが目を覚ますと安心したような表情になります。 その様子から看病(?)していてくれたことを窺えるでしょう。 (探索者は自分が死んだことを自覚しているか否かについてはどちらでも良いので、そこはPLさんの裁量で。 SAN値が0になってロストした方の場合でもここは大きくは差がありませんが 精神病院で寝ていたら見知らぬ場所で目を覚ました、という感じでいいんじゃないかと思われます。 また、その場合はなぜか正気を取り戻している・・・ということにした方が探索に支障がなく後腐れがなくて良さそうです) NPCについて:目を覚ましたらここにいたので何故自分がここにいるかはわからないし、記憶も曖昧だけれど、 探索者が同じく倒れているのを見て何とかここから脱出するのに協力してもらえないかお願いしようと思って 看病(?)してくれていたようです。 部屋の中央にある机の、一輪の青い薔薇を見て「きっとここから脱出するのに大切なものだから 持っておいた方がいい」と勧めることを忘れずに。もし探索者が青い薔薇を持つことを拒否した場合は NPCが持ってもいい。もし、探索者が青い薔薇を引きちぎったりして破損させたり NPCが持っていくことすら許可しなかった場合はその場で放っておいてもいいだろう。 心理学を使用した場合:全てが事実ではないが、心配していてくれたこと 放っておけない、と思ったことが本心であることがわかる。 2.スタート地点 東・西・北に扉があり、南には扉と鍵穴の様な装飾が施された分厚い壁のある正方形の部屋、 中央に机がありその上に一本の青い薔薇とメッセージカードが添えられている。 それを読むのに不自由しない程度の明度がある照明が存在する、という点が守られていれば 後は適当でいいと思います。メッセージカードには「青い薔薇の花言葉はかつては”不可能”。今は・・・」 とだけ書かれています。 西側・北側の扉:共にカギはかかっておらず、容易に開けることができます。扉のデザインはKPのお好みで(・ω・; 東側の扉:こちらにはカギがかかっており、頑丈な鉄扉となっております。(よっぽどでなければ 先に西・北側の扉を開けることをお勧めしてください) 3.西側の部屋:聞き耳では特に情報は得られず、中に入ると本棚と照明があるだけの 殺風景な部屋であることがわかります。 本棚に対して図書館技能を使用することで(探索者の技能によっては目星などで代用してもいいかもしれません) 「忘れられし神が遣わした悪魔」という本を見つけることができます。 もし技能に失敗した場合はNPCが見つけてくれたり、ファンブルしてくれようものなら 本棚から落ちてきたその本の角が探索者の頭にクリーン・ヒットする、などというオチもいいでしょう(・ω・) 内容は探索者の母国語で書かれており ・その悪魔は死者、或いは狂気に囚われしものに目をつける。 ・彼/彼女(NPCの性別に合わせてください)に目をつけられたものはやがて”別のところ”へと連れ去られるだろう。 ・だが、闇雲に彼/彼女を傷つけようとしてもうまくいくことはない。 ・その正体たる”黒い影の体”を少しでも露呈したならば、「不可能」の刃を左胸に刺すことで その悪魔を退けることができるだろう。 ・・・と言った内容が書かれています。それ以外はめぼしいものはありません。 ちなみに、NPCにその本の内容について聞いても首をかしげるだけで 内容について特に心当たりがないことを伝えてくれます。 ・心理学を使った場合:内容そのものが不思議、というより 何故こんな本があるのか、ということを不思議がってるように見えます。 4.北側の部屋:同じく聞き耳では特に情報は得られません(危険なし) 中に入ると、明るい照明。そして一般家庭のキッチンのような部屋となっています。 あろうことか冷蔵庫なども見つかり、中身は封の切られていない(食べられそうな) 食料・食材が見つかります。それがありふれた市販品であることもわかるでしょう。 NPCはその部屋の様子を一瞥すると 「もしもお腹が空いてるようなら何か作ろうか?」と提案してくれます。 もしその提案を承諾した場合、NPCは喜んで料理をしてくれるでしょう。 鼻歌などを歌って大変楽しそうです。そのことから料理好きであることが窺えると共に 一方でもし心理学などを用いたり、PLがその様子をよく観察しようとする場合 ”NPCがそのキッチンを使い慣れているかのように見える”という違和感を感じるかもしれない。 と、伝えるといいでしょう。 ただし、そのことをNPCに問いかけたりした場合、NPCは記憶こそあいまいだけど 自分の家のキッチンと構造が類似していることが思い出せた、といった類のことを話してくれます。 心理学を用いても、”この言葉に嘘があるようには感じられない”と伝えてください。 5.東側の部屋 もし、先に西側の部屋または北側の部屋を探索した場合はこの扉の鍵が開いている。 聞き耳を立ててもやっぱり危険はなく、入ってみると照明と机、そして古ぼけた日記があるだけである。 日記は探索者の母国語で書かれており、ところどころが読み取れなくなっている ・私は、温厚なる─の───で──に─わされた。 (KP情報:私は、温厚なる夢の神の命でここに遣わされた。) ・黒い─は訪れるものを─み、その─わ─を告げる (黒い影は訪れるものを呑み、その終わりを告げる) ・ここを訪れた者は、気づいてくれるだろうか。 「不可能」の──と「─跡」の─の存在を。 (「不可能」の短剣と「奇跡」の扉の存在を。) ・私がここにいるのはきっとこの花の──葉。 「────」なのだろう。 (私がここにいるのはきっとこの花の花言葉。 「一目惚れ」なのだろう。 日記を読み終わると共に、NPCが探索者に切迫した様子で呼びかけてくる。 見ると、NPCの右半身が真っ黒な影に覆われ、その影が少しづつ左半身にも広がっていってる。 (好みに応じて、SAN値を残したままロストした探索者に対してここでSANチェックを要求してもいいかも) ここからは分岐があり a.青い薔薇を探索者が持っている場合は、その青い薔薇が装飾の施された短剣になる。 それと同時に、軽い揺れと共に音がする。・・・南側の部屋の壁に何かがあったことが推測できる。 b.NPCが青い薔薇を持っていた場合は、まだ影に覆われていない左手でその青い薔薇を渡してくれる。 後はa.と同じ。 c.青い薔薇がどこかに放置されている、または破壊されていた場合 NPCは残った左半身で中央の部屋(スタート地点)を指さし、「青い薔薇を」と訴える。 中央の部屋(スタート地点)に戻ると、青い薔薇が置かれている。 それを手に取ると、a.と同様に青い薔薇が装飾の施された短剣となり、同時に 軽い揺れと共に音を立て、南側の壁に描かれた扉と鍵穴の絵が、まるで本物の扉のように浮き上がる。 見てみれば開けることで中に入る事ができるのは窺えるだろう。 中の様子は近づかなければうかがい知れないが、それでも部屋になっていることと、 明かりが灯っていることがわかる。 ここからは探索者の選択で結末が変わります。 END1:NPCの左胸に短剣を突き立てた場合。 NPCの左胸から血が噴き出し、黒い影が消えると共に絶命します。 その後、視界が歪み・・・気が付けば探索者はこの世に戻ってくるでしょう。 この場合、SAN値0だった探索者は”NPCを殺害してしまった”ショックを受けて わずかに正気を取り戻します。(回復するSAN値は初期値より低くなるという形で対処を) 死亡していた探索者もSAN値にペナルティがあるとよさそうです END2:そもそも日記を読む前にNPCを殺害しようとしたり、青い薔薇を放棄したりして NPCの体が完全に影に覆われてしまった場合は、そのまま探索者も影に呑まれてしまいます。 そのまま、探索者の意識は途切れます(=ロストしたままです。) NPCに短剣を突き立てず、現れた南側の扉を開けて入った場合。 そこが、月光のような照明に照らされた礼拝堂であることがわかります。 聖壇には見慣れない紋章があることを伝えてもいいでしょう。 (クトゥルフ神話技能に成功すればコスの印、というものであることがわかります。 必要ならば本シナリオではコスが忘れ去られた太古の神々の名で、 温厚な夢の神であると解釈している。と、説明してください。) 扉が開かれると共に、NPCを覆っていた影と装飾の施された短剣が消えます。 そしてNPCが礼拝堂に入るとNPCの服装が上質なウェディングドレス/タキシードへと変わり、 その手には青い薔薇のブーケが納められています。 そして、NPCは礼拝堂の檀上へと探索者を誘い(断られた場合は自分が探索者のそばに移動します) 初めは、楽しげに。でも、最後は真摯に。探索者に問いかけます。 「病める時も、健やかなる時も・・・・・・例え、死が二人を永遠に別つとも・・・その命ある限り 強く生きていくことを誓いますか?」 (KPはこの問いの答え次第で結末が変わることを伝えてください。) END3:誓う、という趣旨の答えたをくれた時はNPCは嬉しさとどこか寂し気な笑顔を見せて ブーケを手渡してくれます。それを受け取ることで、探索者は光に包まれます。 それを見守るNPCは砂のようにその体が崩れ、消えていきながら・・・それでも笑顔を向けてくれます。 そして意識を失い、再び目を覚ました時現世に復活する(完全に正気を取り戻す)ことができます。 傍らにはあの時受け取ったブーケがあり、その中に小さなメッセージカードがあります。 「青い薔薇に込められた言葉。”奇跡”をあなたに」 END4(ロストしたままになります):もしも、どうしてもNPCと別れたくない。 復活よりもNPCの方が大事、と強く言われた場合。 (KPは復活できないことを説明し、それでも、と言われた場合に限り) ・・・気が付けば、探索者はいつの間にかキッチンへと移動しています。そして、NPCはエプロンをつけて 料理をふるまってくれます。・・・それはまるで、夫婦の穏やかな日々のようでした。 ・・・探索者の魂がやがて消えていくまで、NPCは仮初の・・・しかして穏やかな夢を見せてくれるでしょう。 それはきっと、NPCにとっても幸せな時のはずだから。 NPCと一緒に現世へ戻る(ロストから復活)という結末は考えなかったけど そこはプレイする人次第で。 ・・・雑に形にしてみたもののアドリブ部分が多すぎる上に煮えプレイにも程がありすぎる・・・ しかも、ロスト救済シナリオとしては難易度が低い気がする上に 下手すれば吟遊の誹りも免れない(というかショートストーリーでやれと言われて当然な) 問題だらけのシナリオでした。 ・・・良いシナリオを作るのは難しいですね(ノω・;
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