左遷さんの日記 「心に平安貴族、住ませませんか?」

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左遷
左遷日記
2020/05/11 18:28[web全体で公開]
😶 心に平安貴族、住ませませんか?
コミュニティの宣伝のお話です。

ちょっと前に発足し、ひそひそ活動している歌詠みコミュニティ『宿場町 オンセン道中 六歌仙』。
//trpgsession.click/community-detail.php?i=commu158879520687

楽しく遊ぶために、もうちょっと参加者さんに来ていただけたらなと思い、この場を借りて宣伝させていただきます。


【どんなコミュニティ?】
各スレッドのお題にそって和歌、短歌、俳句、川柳などを詠むコミュニティです。

……といっても馴染みのない方にはこの4つの違いも伝わらないかもしれません。
のでそういった方のハードルを下げられるよう簡単に説明を。


・俳句
五七五の形式で詠まれるものです。
季語と呼ばれる単語を一つ取り入れる必要があります。

お~いお茶さんのペットボトルパッケージ裏に書かれてたりするやつですね。

おそらく、この挙げた4つの中では俳句が一番有名なんじゃないかなと思います。
なので歌を詠むときは季語を入れる必要がある=歌を詠むのは難しい、と認識されているかもしれません。

ただ実は季語を入れる必要があるのはこの中では俳句だけであり、他のものはそういった縛りは存在しません。
そう、これらを詠むのって意外と簡単だったりするんです!


・川柳
五七五の形式で詠まれるものです。
季語が入っているかいないかで主に俳句と区別されます。

……と、これを読んだ方はお分かりですね?
国民的アニメちびまる子ちゃんの登場人物、さくら友蔵が詠む『友蔵、心の俳句』。
あれ、実は季語が入っていないので俳句と謳いつつ川柳なんです。

アニメ繋がりですがポケットモンスターでオーキド博士が詠んでいたのもこれです。
あちらは『俳句』ではなく『一句』と言っているため川柳でもおかしくはありません。
(俳句、川柳は一句、二句と数えます。ちなみに短歌は一首、二首)


・短歌
五七五七七の形式で詠まれるものです。
季語を入れる必要はありません。

合計が三十一文字であることからミソヒトモジの別称を持っていたり。
あの有名な短歌カードゲーム、ミソヒトサジ定食はそれを由来にしているんですね!

近年で有名なものだと『「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日』(俵万智さん)でしょうか。
ちょっと前にTwitterでバズってたまほぴさんの『ほんとうにあたしでいいの?ずぼらだし、凍ったいくら風呂で解かすし』もここに分類されますね。


・和歌
川柳と俳句の違いを説明できる人の中でも、短歌と和歌の違いも説明できる人はちょっと減るんじゃないかなと思います。
百人一首などで使われているので、なんとなく和歌は昔のもの、短歌が今のものという認識をされていそうでしょうか。

ただこの日記を読んでいる方に対しては一発で伝わる例えがあります。
和歌=TRPG、短歌=クトゥルフです。

そう、短歌は和歌ですし和歌の中では短歌が突出して有名なんですが、和歌って短歌だけじゃないんですね。
短歌、短い歌という名前から推測できる通り、対となる長い歌、長歌もあり。
ほかにも旋頭歌、仏足石歌など種類があります。

なのでTRPGのシステムによって使うダイスが異なるように、『和歌』に決められた字数形式はありません。
『和歌』から分類してようやく形式が定まります。


また補足として字数に関してですが。
撥音、長音、促音はそれ単体で一字と数え、拗音は前の文字と合わせて一字と数えるのがすべてに共通します。

撥音(はつおん) 『ん』
長音(ちょうおん)『ー』
促音(そくおん) 『っ』
拗音(ようおん) 『ゃ』など。や行のほか、あ行もこちらに含めます。

パスファインダーは七文字。
(パ・ス・ファ・イ・ン・ダ・ー)
アリアンロッドも七文字。
(ア・リ・ア・ン・ロ・ッ・ド)
メタリックガーディアンは十文字。
(メ・タ・リ・ッ・ク・ガ・ー・ディ・ア・ン)
といった具合ですね。


さて、ここまで読んでいただけたなら、ざっと分類に関する知識も吸収され。
少し詠むことへのハードルは下がったんじゃないでしょうか?


当コミュニティは、

『セッションで得た経験を題材にコミュニティで歌を詠む』
  ↑                     ↓
『コミュニティで歌を詠むことで磨かれた言葉遣いのセンスをセッションで発揮する』

という相乗作用を目指して活動しております。

なので、完全に自由に詠む……とはいかず企画はTRPGに関係あることに限定されますが。
参加していただいた方が、より楽しいTRPG活動を送れる一助になれればなと。

どうぞ雅な方・雅になりたい方のご参加、お待ちしております。

連歌なんかはどうしても一定の人数が必要なので……。
(人数が揃わないと遊ぶことができないのはTRPGと同じですね(´ω`))


ああ、そして最後に。
詳しい方から見れば結構上の分類はツッコミどころが多いかもしれません。
専門家の監修を受けたわけでもない、下手の横好き知識で書いたものですからね。

ただ逆に、コミュニティ管理人がその程度のゆるーいコミュニティです。
どうかどなたも気後れせずに参加していただけると。
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