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😶 KP/GMするときのコツ 02 新クトゥルフ神話TRPG7版 悪霊の家 に学ぶ (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)描写の膨らませ方 アイデア開発トピックも2つ目。皆さん、いろいろもっていますね。 https://trpgsession.click/topic-detail.php?i=topic160092623448 まずは、昨日書いたことの捕捉です。 情報に濃淡をつけるということで、PLに伝える情報のうち、要約と描写について書きました。 この辺りは、読書猿さんの「物語は作れたがどんな文章で小説にしていいか分からない人のための覚書」あたりが下敷きです。サイトをご覧になって貰い、 内容を次のように翻訳して読むとセッションに応用できると思っています。 説明:昨日の日記で書いたシーンの要旨。要約のほうが正しいのかな。 描写:GM/KPからの詳しくシーンを書いたところ。 場面:RPを使い、会話主体にセッションを進めるところ URL ”https://readingmonkey.blog.fc2.com/blog-entry-712.html?sp” さて、本日のコツに話を戻します。 描写の部分を作るとき、自分の口調も含めてあらかじめ準備しておきましょう。 以前はアドリブでやっていたのですが、特にテキセのときはしゃべる口調も含めてテキストエディターで書き出して置くとその場で考えることが減るのでマスタリングに余裕ができるのです。 ⇒テキストエディタ-とは。 windowsならばメモ帳などテキストを書くためのツールですね。 私自身はサクラエディター派(https://sakura-editor.github.io)です。 その描写の具体例ということで、今回も悪霊の家(http://r-r.arclight.co.jp/wp-content/uploads/2019/12/NewCoC-QS-191220.pdf に記載)を元に説明します。 シーンは、情報収集先の『ボストン・グローブ』紙のオフィスへ行くところを取り上げます。 このシーンの要約を書くとこんな感じです。 ・『ボストン・グローブ』紙のオフィスに資料がある。 ・アーティ・ウィルモット(『ボストン・グローブ』の編集者)がいて、彼を説得しないと資料が見られない。 ・アーティは探索者の閲覧を拒絶しようとする。 これを描写に展開していくのですが、私が書くとこんな感じ。 --- [要約⇒描写] あなた方は 今にも雨が降りそうな曇り空の元、地元の新聞社である『ボストン・グローブ』紙のオフィスにつきました。 受付の女性に来意をつげると、「どうぞこちらへ」と奥のオフィイスに案内されます。 オフィイスには、カタカタとタイプライターの音が響き数人の社員が仕事しています。 その奥には、そうですね。 大きな編集帳と書かれた机と、そしてでっぷり太った、いや 恰幅の良い赤毛のおじさんが、葉巻を咥えながら座っています。洋物のドラマなどで見るオフィスをイメージすればだいたい合っているでしょう。 案内してくれた受付嬢は「アーティ編集長。なんでも古い記事を確認したいとお客様がおいでです。」 と一声掛けて後ろに引き返していきました。 ----- [補足] 描写後に、PL達がすっと行動ができない場合、 アーティ編集長は、葉巻の煙をふ~っと君たちの顔めがけて吐きながら、「古い記事になんの用事があるのかね?」と甲高い声で話しかけてきます。 などの誘導をかけましょう。 ------- ちょっと工夫した点。 ・さくさくとストーリーを進めたいので、若干ホットスタート気味の状態で、場面進行に入っています。 ・今回のシーンは、アーティの説得のシーン。RPのフックになるようにアーティに関わる所を中心に修飾しました。 ・描写は、 PC達の五感に訴るもの。 部屋に入る前に音は聞こえているでしょうし、視点ならば見える順に書いていきます。 ・基本パターンを書いておいて、シナリオ中はPCのセリフなどにより ・NPCはイメージしやすいよう、外見とセリフを整理しておくと良いです。 また、描写がなかなか具体的にならない場合、ここの辺りを参考にするとより広く参考になるでしょう。 今回は、アーティ編集長の高慢なところを間接描写しようとしています。 読書猿さんの描写のwhyとhowーほんとに描写が苦手な人のための、表現を導く発想法 https://readingmonkey.blog.fc2.com/blog-entry-767.html タロットプロット創作研究室の小説の描写に《動き》を与える方法 http://tarot-plot.com/wp/2016-09-21-173000/ 本日の脱線 悲しいことに、こうやってつくった描写ですが、丹念に準備すればするほど 進行次第でシナリオ内で使わない描写が増えるのですよね。 いいんです、そういうのは全部使い回しすればいいのですから。 最後に。今回取り上げました悪霊の家の描写シーン。 自分ならばこう描写するというKPさん、もし良ければお手本見せてくださいませ。 きっと、私と異なる視点があるはずですので。
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