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😶 【V:tR】についてつれづれ4 せっかく日本語訳された「ヴァンパイア:ザ・レクイエム」ですが、残念ながら難読度が高いです。 これは翻訳者が悪いわけではなく、そもそも英語版からして難読度が高いのです。 知人とルールブックを持ち寄って、ルール解釈をめぐっての勉強会みたいなこともしました。 「ヴァンパイア:ザ・レクイエム」の目次はこのようになっています。 *プロローグ:死者の舞踏 *イントロダクション *第1章:呪われし者の社会 *第2章:キャラクター *第3章:特殊なルールとシステム *第4章:ストーリーテリングと敵対者 *付録1:血脈と固有の特殊な訓え *付録2:ニューオーリンズ *エピローグ:弦楽器とピアノ =================== *プロローグ:死者の舞踏 ポエムです。みなかったことにしましょう。 =================== *イントロダクション 全体概要説明です。ヴァンパイア、氏族、盟約など、もっとも基本的な用語について解説されています。 難読ルールブックなのだから、基礎の基礎であるここはしっかり読んだ方がいいですね。 =================== *第1章:呪われし者の社会 世界観について延々と書かれています。 読む前に言って置きます。この章は80ページ近くにわたっての世界観の説明です。ルールの説明ではないのです。 初級者はまずここで面食らうことでしょう。ページをめくってもめくっても特殊能力の説明も、判定の説明のひとつもないのです。 特に「盟約」の解説は文体といい中身といい難し過ぎます。屈指の挫折ポイントです。慣れてから読みましょう。 ということでここは一度スキップして第2章から読んでもいいかもしれません。 =================== *第2章:キャラクター キャラクターの作成方法が書かれています。 5つの氏族の詳細や、「訓え」などの特殊能力のリストがあります。 ここで恐ろしいことが書いてあります。こうです。 1:「ワールド・オブ・ダークネス」でまっさらの人間キャラクターを作る。 2:そのキャラクターデータに、本書から吸血鬼としてのデータを付加する。 はい。「ヴァンパイア:ザ・レクイエム」はこれ1冊だけではキャラクターを作成することはできず、「ワールド・オブ・ダークネス」という別売りの基本セットを買って読んで把握しなければならないのです。 行為判定の説明が一切無いのも、「ワールド・オブ・ダークネス」を読んでね!ということなのですね。 =================== *第3章:特殊なルールとシステム ルールについて解説がされています。吸血鬼の基本特徴のルール的扱い(日光でダメージとか)などです。 第1章と内容が重複するとことが多々あります。 同じことがらであっても、第1章ではフレーバー面、第3章ではシステム面の解説がされているわけです。 そのため「記述がとっちらかっている」という印象を受けることになります。 =================== *第4章:ストーリーテリングと敵対者 ストーリテラー向けのシナリオ構築指南・マスタリング指南。基本的にプレイヤーは読む必要はありませんが、そもそも何をするゲームなのか不透明なので、どんなセッションが推奨されているのかを把握するために一読しても良いかと思います。 =================== なお、2eはもっと難読です。
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