第3話(慶)第3.5部 2
小慶美(シャオ・チンメイ)幕間[web全体で公開] 0 | |
登録日:2023/02/13 00:33最終更新日:2023/02/13 00:33 |
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コメント一覧
40. 小慶美(シャオ・チンメイ) | |
2023/03/03 14:16 |
ヴィルフリート「たいした自己犠牲だな」 ヴィルフリート「……わかった、それらの旨は秘匿しておく。その代わりアンタもこっちの秘密を多くに漏らすんじゃねぇぞ?」 他になければこの場の会話は終わりになりますが、どうですかの?
39. アイン | |
2023/03/03 13:35 |
ダニエル「…つまり、彼らが鍵を手に入れるためには、私を犠牲にしなければならない時が来る、ということです。しかし彼らがそれを拒んだ際は、鍵は回収できず、やがて依頼人の言う、大きな脅威が迫ることでしょう。」 ダニエル「しかし……『私が犠牲になる』という点は、私の望んだ結果なのです。故に、私は彼らにこの事を伝えずにおりました。」
37. アイン | |
2023/03/02 16:28 |
ダニエル「……………」 突然、彼の口が紡ぎ、笑みも消えます。 そして目を閉じ、深呼吸をして、多少の沈黙の後……再び口を開きます。 ダニエル「…私の持つ秘密……それは、ひとつの予言です……」 目を開けます。ヴィルフリートの目には、ダニエルの瞳が、鬼灯のような赤色から、深い深い奈落のような、真っ黒な色に変化しているように見えました。 ダニエル「……そう遠くない未来……運命は天秤に掛けられるでしょう……それによって被害を被るか、それがどれ程の大きさまでかは、定かではありませんが……」 ダニエル「それにより……少なくとも、”私”という存在が消えてしまう事は確かだろう……という事です。」
36. 小慶美(シャオ・チンメイ) | |
2023/03/02 15:54 |
ヴィルフリート「何だよそれ……まぁ、そっちが何も知らねぇなら追及は無理か」 ヴィルフリート「それが『私たち』の秘密だったな? ……『私』の秘密ってのは?」
35. アイン | |
2023/03/02 15:39 |
ダニエル「……フフフ、それはですね………実は私たちも分かりません。」(ここら辺でBGMがシリアスからギャグ方面に) ダニエル「何やら大きな驚異が迫ってくるから、鍵を集めてきて欲しいと言われただけで、何故なのかとか、どんな驚異が来るのかなどは聞かされませんでしたね。」 ダニエル「まぁ、既に幾らか報酬を受け取ってしまっていますし、一大事であることは確かですし、ナスル教団に鍵を持たせたくない理由も、いくらかできてしまったので……」
34. 小慶美(シャオ・チンメイ) | |
2023/03/02 15:18 |
教会側からもある脅威のために王を目覚めさせないといけないとは言ってましたが、具体的にどんな脅威が予測されるのかは説明されてないですね その辺の詳細はリレーキャンペーンという背景なので、シナリオフックにしてもええやろということで曖昧にしてました
32. 小慶美(シャオ・チンメイ) | |
2023/03/02 15:05 |
ヴィルフリート「待て、ツッコミどころが多すぎてどこから指摘するか迷ったからちょっと待て」 ヴィルフリート「仮に魔法文明時代の王とかいう眉唾に頼らないといけないくらいなやべぇ何かがあったとして、何故教会は政府にその辺を打診しなかった? そらそんな眉唾をあてにしないといけない何かってなると、信ぴょう性も何もあったもんじゃねぇから突っぱねられるのはわかるが……」
31. アイン | |
2023/03/02 15:01 |
ダニエル「…まず、『私たち』が持つ秘密について、お答えしましょうか。」 って感じで、我々が受けている密命について話しますね。 鍵の存在や集めている理由、敵対するナスル教団の存在や彼らの行動理由についても。 ダニエル「今回の依頼も、次に探す鍵の在処がストレイドだった……つまり、目的地が一緒だったので、受ける運びとなったのです……あ、サボってはいませんよ?そちらの件も真面目に調査した故のあの結果ですので。」
29. アイン | |
2023/03/02 14:13 |
ダニエル「そうでしたか…なるほど、わかりました。」 ダニエル「一先ずは、あなたの話が真実であると信じます。ギルドに隠す以上、現状では深く調査することはできませんし……もしかしたら、あなたをここに置いたという方々にも会えるやも知れませんしね。」
28. 小慶美(シャオ・チンメイ) | |
2023/03/02 12:37 |
ヴィルフリート「……キカートリークス奪還のためには、北方で活動できる範囲を確保する必要がある。そのため橋頭保としてストレイドを利用できるかどうか、その辺の情報を求めて依頼させてもらった」 ヴィルフリート「利用できないなら出来ないで、戦力を北方に移すために利用できないかとは思ったが……少なくとも渡されたレポートの範囲では、橋頭保として利用する価値は薄いと判断できるな」
26. 小慶美(シャオ・チンメイ) | |
2023/03/02 12:12 |
ヴィルフリート「まず、そちらの最初の要求についてだが……先に言っておくと俺がここにいるのはユーバシャール家側からしてもリスクがあるのはわかっている。その上でやむを得ず俺をこの籍に置いた」 ヴィルフリート「というか、本来の俺の戸籍は二十年以上も前に死亡の扱いを受けている」 ヴィルフリート「このユーバシャール家は代々北方の防衛に携わる戦軍師の家系でな。今から三十年ほど前、北方の防衛線にいた俺の母となる女性がノスフェラトゥの勢力に拉致された」 ヴィルフリート「数か月後、ユーバシャール家の長兄を始め犠牲を出しながらも彼女は救出されたが……その胎には既にノスフェラトゥが戯れで植え付けた子供の存在があってな……結果生まれたのが俺だ」 ヴィルフリート「表としては母体も亡くなり、子も死産という処理をして母子は屋敷の地下で生活してたんだが……ある時期を経るとユーバシャール家の子供を始め後継となり得る奴等が軒並み事故死や病死したもんだから、まだ俺の存在を知ってた先代は仕方なく籍を用意したってワケよ」 ヴィルフリート「別に、一人の蛮族として何か企んでるとかそう言うのは一切ねぇよ。そこだけは誓えらぁ」
25. アイン | |
2023/03/02 11:46 |
ダニエル「取引、成立ですね。」 彼は臆すること無く、笑みを浮かべた。 その笑みは、ヴィルフリートに「自分がラルヴァであることも見抜いていたこと」を悟らせるのに十分で、だがその裏に見え隠れする、得体のしれない感情も存在しているように見えた。
24. 小慶美(シャオ・チンメイ) | |
2023/03/02 10:16 |
ヴィルフリートは沈黙しますが、しばらくするとカチャリと物音ひとつたてます すると、ぼんやりとした赤い光が二つ浮き上がります ……ラルヴァの特徴である、暗闇で発光する目ですね ヴィルフリート「わかった、その要求を飲もう」
23. アイン | |
2023/03/02 09:15 |
ダニエル「いえ、彼らにはあなたの疑いのことは話してませんよ。彼らとは未だ付き合いが長くなく、異常があればそれの排除に取り掛かるでしょうし、何より……コホン、ともかく、あなたにとっても私にとっても、都合が悪くなりそうだったので隠しておりました。」 ダニエル「ですので、ご安心を。この場で秘密を共有するのは私のみで結構ですから。」
21. アイン | |
2023/03/01 22:08 |
ダニエル「話が早いのは助かりますが、もう少し説明させて下さいね。」ニッコリと笑う ダニエル「まず私は、あなたとは良い関係を築きたい。ですがまだ少し、あなたが害を成す存在であるかどうかを確かにしておきたい。私は冒険者、私の勝手でギルドに迷惑をかけたくはありません。」 ダニエル「そこで、あなたと取引がしたいです。私の出す条件を呑んでくれれば、あなたの素性も黙認しますし、あなたがこれから起こすであろう事件についても黙認します。なんなら[吸血]も見逃しますよ?」 ダニエル「…して、私があなたに要求するものは……主に二つです。」 ダニエル「一つは、あなたが何故ここに潜んでいるのか、何を企んでいるかを吐くこと。その内容が、この街に住む人族全体に被害を加えるものなら、残念ながらお流れです。私はギルドに報告に向かうでしょう。」 ダニエル「もう一つは……『私』と、『私たち』が行う事について黙認し、その秘密を守る事。私があなたが吸血鬼である事を隠すように、ね。」 ダニエル「どうです?この取引に乗ってくれますか?」
本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の二次創作物です。