GOP/実績と信頼の PC③
狂瀾怒涛チャイナ幼女朱朱本編[web全体で公開] 0 | |
登録日:2021/01/22 20:28最終更新日:2021/01/22 20:28 |
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21. 春畝(はるー.ね) | |
2021/01/27 17:18 |
(続き) 一宮はタクシーの行き先を自宅でなく、支部の住所へ変更する。 一宮「ま、俺も同じなんだけど」 このまま自宅に帰れば、弟に久しぶりに会えたのかもしれない。 だが、今はそれよりも、仕事の引き継ぎ、新しい仕事への準備をせねば……っ! ……一宮駿太も霧谷雄吾同様、酔っていた。 ※ ※ ※ って感じでシーンエンドですかねぇー。 こっちは。
20. 春畝(はるー.ね) | |
2021/01/27 17:13 |
一宮「ドモです……」 一宮はタクシーの手配をしてもらったことに対して、辛うじて、そのように感謝の言葉を述べる。 酔いがやはり酷い。 一宮は改めてそう感じる。 一宮「……酔ってるなぁ。ホント」 タクシーの中で独りそのように、ぼそりと呟く。 一宮はタクシーの窓にもたれかかって、外の景色を眺めながら、考え事をする。 一宮「でも、やっぱり流石、日本支部長・霧谷雄吾……いや、流石“リヴァイアサン”というべきかな?」 ……リヴァイアサン。 旧約聖書に登場する海の化け物で、悪魔の一柱。 だが、この場合のリヴァイアサンは、イギリスの社会契約論者であるホッブズの著書が由来なのだろう。 ホッブズは自然状態……つまり自由な状態を全ての人が際限なく争う状態だとした。それは、まさにFHを野放しにして、レネゲイド・ウィルスが世に露見してしまった状態と言える。 一宮「……つまり、万人の万人に対する闘争ってわけだ」 その世界はまさに、終末地点(エンドライン)の世界線とも言える。 日常を守るべきUGNの守るべき多くの人々の日常が変質してしまい、UGNも物質的な面だけでなくイデオロギーの面でも多いに変質してしまう。 一宮「……そんな世界を防ぐための公的な化け物を自称する……。相当な覚悟や決意の結果なんだろうなぁ」 ホッブズはコモンウェルス……つまり国家をリヴァイアサンという化け物に例えて、人々がその化け物に自分たちの自由な権利を委ね、リヴァイアサンのみが平和や防衛を司る唯一の存在にすることで、平和になるのだとした。 霧谷雄吾のコードネームには、そういった不遜でありながらも、気宇壮大で、志の高さが伺えた。 UGNのリヴァイアサンは多くの人が救われれば良いと考えているお人好しの慈善家ではない。信念の堅い反FHの人間という側面もあるのだろう。 一宮「霧谷さん……あんた酒には酔って無いけど、相当自分の正義に酔ってるなぁ?」 にやり。 一宮は口元に笑みを浮かべる。 一宮「シラフで出来る仕事でも無いし、なぁ。さて……」 一宮はタクシーの窓にもたれかかっていた頭を上げる。 一宮「運転手さん。行き先変更していいッスか? こっちの住所に……」 (続く)
19. 狂瀾怒涛チャイナ幼女朱朱 | |
2021/01/27 16:30 |
霧谷「そう正面切って言われると照れますが… えぇ、私たちは、貴方も含め、日常を守る正義の味方です そのために出来る事はなんだってしましょう」 笑みが少しも崩れない。酒豪 霧谷「……少しお酒が入りすぎてしまいましたね。 詳しい話はまた後日、ということで、今日はお開きにしましょうか」 と、てきぱき貴方用のタクシーとか呼び出ししたりするぞ
18. 春畝(はるー.ね) | |
2021/01/27 09:16 |
一宮「……ふむぅ」 酒で口を軽くしようと思ったが、自分のような若輩者の小手先では、口を割ってくれないようだ。 一宮「まぁ、そこは俺たち大人がフォローしないと、ですねぇ」 にやりと口元に笑みを浮かべる。 一宮「小さくない負担……。大丈夫ですよ。どういう経緯であれ、UGNに入ると決めた子たちで、日本支部長、霧谷雄吾のお眼鏡に適った人選……。多少若さ故の未熟さはあれど、それをフォローするのが俺たち大人の役目です」 自身のおちょこに酒を注ぐ。 グッ! 一宮「負担は百も承知です! 俺たち“正義の味方の大人サイド”が頼りにならない、なんて流行りじゃないですから……っ」 我ながら、クサイ台詞を吐いたと感じるが、それが本心だった。 俺たち大人が、正義の組織に入った“子供達”の『日常』も含めて守る。 それが出来ずして、何が正義の味方だ……。 一宮「霧谷さんだって同じでしょ? ……ひっく」 久しぶりの酒なのもあって、酔いのまわりが早いと感じる。 霧谷雄吾の酔い方と自身の酔い方を比べて、やはり仕事だけでなく、酒の飲み方も含めて、自身の未熟さを一宮駿太は痛感していた。
17. 狂瀾怒涛チャイナ幼女朱朱 | |
2021/01/27 08:22 |
霧谷「……良い子たちですよ ですが、彼らも子供です。任務の中で大きく揺さぶられることがあるかもしれません あなたには、その、小さくはない負担をかけることになります」 含みがある。 色々やばげな人選のようだ
16. 春畝(はるー.ね) | |
2021/01/26 20:01 |
一宮「この子は2年前に保護……今は義理のご両親の元に……。ふむふむぅー。なるほどねぇ〜」 『死に損ないの日陰者」 リストを見る限り、この子は自身に似た生立ちだと感じる。 しかも、あの時の自分よりも低い年齢と来ている。 一宮「で、この子はマスターレース……。お! しかも、かわいい!」 元・FHチルドレン……中々に苦労も多いことだろう。 一宮「……暴風雨。ふぇーウロボロスかぁー」 一宮はリストに一通り目を通して、粗方リアクションを取る。そして……。 トントン。 リストの束を整える。 一宮「皆、良い子そうですぇ。今回も楽が出来そうだ」 リストから読み取れることは、どうしても限りがある。 霧谷さんから、他のメンバーに対して、どういう印象か尋ねる。 一宮「……霧谷さんから見てどうです? 直接会った子たちもいるんでしょ?」 霧谷雄吾のおちょこに酒を注ぐ。 一宮「ほらほら。洗いざらい吐いてくださいよぉ」 霧谷雄吾から見た印象、それぞれの課題点、長所、短所、気をつけておいた方がいい事、いつ顔合わせか……etcを訊く。 ※ ※ キャラシに書いてることのうち、どこまで把握して良いのでしょうか? 他PCに関して 後は霧谷さんから見た印象等、上記のことも訊いておきたいですね。
15. 狂瀾怒涛チャイナ幼女朱朱 | |
2021/01/26 18:31 |
霧谷「人員は、こちらである程度決定させていただきます チルドレンと対話するには、同じチルドレンが必要ですから…」 と、いくらかリストを見せてくれるぞ 『死に損ないの日陰者』や『暴風雷』、『マスターレイス12』など、そうそうたる面子です。 PC以外の人員も、ある程度は決まってますね。 詳細も特にめんどうな所はないです。 霧谷直属の部隊扱いになるから、権限はちょっと強めらしい
14. 春畝(はるー.ね) | |
2021/01/26 12:36 |
一宮「戦闘、情報、その後のアフター……なるほど」 自分の時のことを思い出す。 一宮駿太の場合は、14歳の中学2年生の時だった。 まだ関西にいた頃で、その時は両親も健在で、弟のゆうたもまだ顔に大きな火傷を負っているということはなかった。 そういった『日常』からいきなり切り離され、突然UGNチルドレンとして扱われる……。 その寂しさや辛さは痛いほど分かる。 能力や状況によっては拒否できるとも聞くが、それでも一度壊れた『日常』は完全には戻らない。 どういう形であっても傷が残る。 そうであるのだから、どういう事情であれ、拒否することなく、あるいは拒否できずにUGNの側になってしまった子たちは尚のこと悲惨だ……。 青春まっさかりの齢で、生死の保証もなく、一歩間違えれば、死ぬことよりも辛い目に遭ったり、非常に重い責任や人命、他人の人生を左右しなければならない……。 なんとも痛ましいことだと思う。 一宮「ふぅむ。なるほどぉー……部隊のメンバーは既に決まっているのです? それとも、それはこちらで用立てるのです?」 人事権の所在を確認する。 もし、こちらで決めて良いなら、今の支部から選抜するのか、しないのか。 あるいは、一宮の過去の仕事で世話になった人々に声を掛けていかなければならない。 一宮「(ケア……ケアか。ケアに関して、俺の時は最適だった、な)」 過去の人脈に想いを馳せる。 上の人間の狙いに関しては分からないが、一宮駿太は当時の仲間たちに救われた。 その時の同世代の仲間たちとの交流によって、多いに救われたのだ。 今では仲間たちとは別れてしまったが、その後も素晴らしい出会いに恵まれ、良き上司、部下や同僚と出会うことが出来た。 一宮「……」 その後、一宮は上記の人事権の他、予算や部隊の規模・詳細、拠点、課題、具体的な任務内容、直近に担当することになるであろう案件の確認……etc。 詳細を詰めていくことになる。
13. 狂瀾怒涛チャイナ幼女朱朱 | |
2021/01/26 11:30 |
霧谷「事件への直接的な対処…戦闘や情報収集、そしてその後のケアなど、チルドレンに関する事件の殆どをお任せすることになります」 あなたは知っています。 レネゲイド拡散から20年、幼少期からオーヴァードになりUGNに保護された子供…UGNチルドレンも、年々増加しています。 増える発症者への、UGNや養育施設による対応は、限界を迎えつつあります。 ケアが足りず、孤独感を感じ暴走したり、脱走したり、事件を起こすUGNチルドレンが実際に増えているのがその証拠です。 あなたのかつての部下や同僚にも、そうやって問題を抱えたチルドレンは居ました。 霧谷が言うチルドレンとは、大体UGNチルドレンのことを指していると分かるでしょう。
12. 春畝(はるー.ね) | |
2021/01/25 11:40 |
一宮「……ですね。すいません。取り乱してしまって」 ……もう仕事は果たせた。穴は埋まった。 そういうことなのだ。 すぅ……。 一宮「心ある人物との触れ合い……。それはつまり、部隊の比率としては、戦闘部隊よりも交渉やサポートに重きを置いた部隊編成です?」 集中力を高める。 次の職務の要点を把握することに努める。 ※ ※ ※ チルドレンの事件に関してですが、それはUGNチルドレンについてですか? それともFHチルドレンですか? また、PCが事前に知っていること等もあれば、お願いします。 それから、上記のPCの質問も。
11. 狂瀾怒涛チャイナ幼女朱朱 | |
2021/01/25 10:03 |
霧谷は、目を伏せて、言います 霧谷「名残惜しいことは分かります。私だって、貴方を無理にあそこから引きはがしたくはない」 「しかし……あなたで無ければ救えない子供がいるのです」 霧谷は新設部隊の説明をします ・最近チルドレンが遠因・原因となっている事件が多く発生していること。 ・チルドレンに対処するには、ただ力だけでなく、心ある人物とのふれあいが必要なこと ・訓練されたチルドレンとの戦闘の可能性もあるため、実力のある人材が求められているということ。 霧谷「あなたの支部では、あなたの活躍のおかげで、後続も育ってきています。 かなり苦しい仕事になるかもしれませんが…救われるものは、きっとあります」
10. 春畝(はるー.ね) | |
2021/01/24 21:24 |
一宮「……なる、ほど」 本来であれば、願ってもないことだった。 一宮はおちょこに酒を受けながら、そう感じる。 支部を任される前の自分であれば、飛び上がって、歓喜する辞令だったと思う。 本来の自分は支部の椅子を温めるよりも現場で“走り回る”ことのが向いている……そんな事は他人に言われるまでもなく、分かっていることだった。 でも、何故だろうか? 肩の荷が降りた安堵感、それと同じだけ寂しさが胸を満たし、自分が動揺していることに一宮駿太は戸惑っていた。 一宮「……ははは。いやぁ、嬉しいです。支部長なんて仕事、柄じゃなかったんで……。そいつぁありがたいです」 軽口を叩こうとしたが、上手く言葉が出てこなかった。 一宮「でも、後任の支部長には優秀な人をお願いしますよ? 俺はともかく、あの支部の支部長は前任者がムッチャ優秀だったんです……。俺は“その人”にムッチャ助けられた……。俺は正式に支部長になってからも、飽くまでも代理のつもりだった……」 ……グッ。 止めどなく言葉が溢れそうになった口を、おちょこで塞ぐ。 一宮「……ふぅ。すいません」 気持ちを落ち着ける。 一宮「話を遮ってすいません……、いやぁ嬉しすぎて。昇給も助かります! 最近、弟の学費がバカにならなくて……って、すいません! 新設部隊に関して、ですねっ!」 今度は一宮が霧谷のおちょこに酒を注ぐ。
9. 狂瀾怒涛チャイナ幼女朱朱 | |
2021/01/24 20:57 |
霧谷「あなたに、前線に戻っていただきたいと考えています」 「近年増加するチルドレンのレネゲイド事件、その対処のために新設される部隊で、隊長を任せたいと」 あなたのおちょこにお酒を注ぎながら 霧谷「残念ながら現在のあなたの支部からは異動となってしまいますが… 書類仕事の減量と、昇給は確実とさせていただきます」
8. 春畝(はるー.ね) | |
2021/01/24 17:06 |
一宮「ええ。もちろん! 仕事の話を肴に食べるご飯も美味しいですからねぇー」 ……来たか。 一宮駿太は表情を崩さずに、本題に対して集中力を発揮しようとする。 前後の話の流れから察するに、叱責の類ではないのは確かだ。 考えられるのは支部での新しい仕事……もしくは今の支部を離れて別の職務に就くことを要請されるか……。 どちらにしても、部下のやりくり、予算の見積もり、現場との調整……etc、それらに留意しつつ、話を聞き、適切に質問並びに提案を行っていかなければならないだろう。 一宮「……♪」 上機嫌な態度を崩さず、話を聞く姿勢を取る。
7. 狂瀾怒涛チャイナ幼女朱朱 | |
2021/01/24 16:33 |
霧谷「いえいえ、私は大丈夫ですよ。色々翼を授けるのとかモンスターとか飲んでますので」 笑顔で力こぶを作るぞ 「それに、果たしたい願いもありますから」 「……と、上司の自慢話ほど退屈なものも無いでしょう。日頃の感謝とか言いながら仕事の話になってしまうのですが、大丈夫ですか?」 申し訳なさそう
6. 春畝(はるー.ね) | |
2021/01/24 13:40 |
一宮「……それは」 眼頭に熱いものが込み上げる。 UGNという組織は公のものではない。 故に、それに所属する自分もまた「給料や休暇」といった労働者の権利を超えて報われることを期待していない。 だからこそ、それ以上のものが返ってくると、やはり嬉しさがある。 一宮「ははは……恐縮です。でも、俺はまだまだ及ばないところも多い。今まで以上に頑張る所存です」 思わぬことに対して、ついつい飄々とした態度が崩れてしまう。 飄々としていた道化の仮面が崩れて、疲れた苦笑いの素顔、はにかんだ照れた素顔を曝け出してしまう。 頭をかいて、ついつい照れた姿を見せてしまった。 一宮「(いけない。いけない。俺らしくないな)」 にっこり。 今までの自分の上司がそうであったように、笑顔を作る。 自分以上に労わなければならない人が目の前にいるではないか! 一宮「それを言うならば、霧谷さんこそ! いつもありがとうございます! ムッチャ俺たち部下や普通の人々のために頑張ってるの、俺たち見てますよぉー」 軽口を叩く。 そして、一宮駿太は思う。 霧谷雄吾。 このUGNの日本のトップであるこの人はどれたけの艱難辛苦に堪えているのか? 支部長という役職ですら、こんなにも責任と重圧、苦労に絶えないというのに、さらに上となると……。 慮れるほど、自分は組織や情勢を知り尽くしてはいないが、それでも、せめて、部下である自分たちだけは霧谷雄吾という人間にその感謝と労いの言葉をかけたい……一宮はそう感じずにはいられなかった。 それがUGN支部長、一宮駿太の気持ちだった。
5. 狂瀾怒涛チャイナ幼女朱朱 | |
2021/01/24 08:06 |
霧谷「いやぁ、本題なんて、そんな大したものではありませんよ。まぁ食事しながらでも」 と、高級そうな料理がどかどか運ばれてきます。 霧谷「……あなたがとてもよく頑張ってくれている事は、私にもわかっています。 秘密裏にあなたの部下のチルドレンたちにアンケートを取りましたが、ここまで信頼されている支部長も珍しい。 日頃、日常を守るために働いてもらって感謝しています」 と、頭を下げますよ
4. 春畝(はるー.ね) | |
2021/01/23 19:16 |
一宮「あ。霧谷さん! お先で〜す」 手をひらひらさせて、にへらと口元に笑みを浮かべる。 一宮「お! お土産! いやぁ、すいません。ありがとうございますっ」 笑顔を浮かべで、へらへらとした態度を取りつつも、サッと立ち上がり、土産を受け取る。 霧谷さんはあくびにも出さないが、毎日の激務で疲れているのは節々に見受けられる。 何年もUGNにいて、それが察せないのでは、無能も良いところだ。 一宮「忙しい? いえいえ。もう暇で暇で……。支部の皆に仕事を取られてしまって、やる事無し! 配属されたところのFHも大人しくて、穏やかなものですよ」 お辞儀の後に、軽口を叩く。 一宮はヒラのエージェント時代から、いろんな支部長たちの背中を見てきた。その背中はいつも忙しさをおくびにも出してこなかった。 その後を継いだ一宮も、自身にそれを課していた。 辛いなんて言っていては人々の「日常」を守れない。 自分たちは「日常」の守護者(ガーディアン)なのだから……。 一宮「さてさて、お呼ばれしたのは何故なんです?」 一宮は本題を促した。
3. 狂瀾怒涛チャイナ幼女朱朱 | |
2021/01/23 15:42 |
霧谷「……あぁ、もういらっしゃっていたのですね」 あなたが待っていると、朗らかに入ってくる日本支部長…霧谷 雄吾が来ます。 両手にはアメリカ土産の買い物袋。スーツは少しよれていて、遠出から帰ってすぐだと分かります。 霧谷「本日は忙しい所お呼び出ししてしまってすいません。来てくださってありがとうございます」 「あ、これはお土産です。支部の皆さんと食べてください」 だけどきつそうな姿は見せず、丁寧におじぎして、アメリカお土産を贈呈じゃ