これ楽しい(かも)
Kei布教[web全体で公開] 3 | |
登録日:2024/02/21 00:12最終更新日:2024/07/26 01:15 |
コメントを書く
コメント一覧
1
17. Kei | |
2024/07/30 17:42 |
アーマードコアの TRPG が話題なようですので、アーマードコアから影響を受けたロボットバトルもの TRPG、Apocalypse Frame を紹介しましょう。ベースシステムはまたしても LUMEN。つまり先にご紹介した ::After\\Burner と同じで、3つの能力値に対応する数の d6 を振って最も高い出目を採用するシステムです。世界設定はディストピアで、支配者に対するレジスタンスになります。選択可能な機体は9種類、加えてそれぞれ18種類の武装とシステムでカスタマイズします。距離はもちろん抽象で、敵役として超巨大メカなんかも用意されています。
16. Kei | |
2024/07/27 03:09 |
アリミスはとてもいいゲームですわよ。 前半90分で舞台設定等を詰め、後半90分は選択した登場人物になりきったチャットで、登場人物たちは互いに出会うことはありません(同じ時間に同じ場所に行くことはできますが、会うことはできません)。時間で配られるヒントとプロンプトをどのようにチャットに流すかは受け取った PL 次第で、アリスの行方やそれまで知らなかったアリスの姿が浮かび上がってくる様子はスリリングですわ。
15. ぱむだ | |
2024/07/27 03:03 |
7月のクリスマスセールで購入した、「Alice is Missing」というゲームが気になってます。 田舎町に住む少女、アリス・プライアウッドが失踪しました。プレイヤーはアリスの兄・友達・ガールフレンドなどになって、アリスの失踪について真相を突き詰めます。 このゲームで意欲的なのは、現実でのメッセージアプリの使用が前提になっていること。オンセ勢がそんな個人情報交換できるかい!!!ってキレかけましたが、いくらでも代用はできるので、たぶん……要は「限られた時間にテキストメッセージだけで意見を交換して真相に迫る」というゲーム性をTRPGに持ち込んだ感じなんですね。最初の45分は普通に発言できますが、そのあとの90分間はテキストメッセージのやりとりのみで事件を解決しなければならず、発言してはいけません。なのでPCたち全員はほとんどずっと個別行動だったりします。これもけっこう珍しいかも。 セッションの中で見つかる情報類は全てカードに書いてあって、時間経過に伴ってめくるようになっています。このへんはオンセツールのタイマー機能と相性がいいのかな。
13. ぱむだ | |
2024/07/26 18:51 |
>Keiさん ::After\\Burnerすごく遊びたいです! ルールブックを読んで、今レジュメを作ってます。ココフォリアなんかも用意して、ルールブックを読んでない人ともうまく誘導して遊べるようにいろいろ試行錯誤しています。 卓を立てる時にお誘いしてもいいですか?
12. Kei | |
2024/07/26 03:07 |
このコミュで紹介するかナラティブコミュで紹介するかちょっと迷ったのですが、SF宇宙を舞台にトップガンばりのドラマを描く ::After\\Burner をご紹介しましょう。曰く上官や敵と恋したり副長と殴り合ったり軍法会議から逃げ出したり敵地を猛スピードて飛び抜けたりするゲームですとか。 ベースシステムは LUMEN。基本的にシステム自体は戦闘特化、能力値が3つだけで技能の類はなく、選んだ能力値の値だけ D6 を振って一番高い出目を採用します。キャラクターと機体を選ぶという形式になっていて、キャラクターは5種類、機体は6種類あります。キャラクターには経験点を得るための RP の指針があるあたりがナラティブっぽいかしら。例えば逆境に華麗にスタイリッシュに立ち向かったり運命的な恋愛関係になったりするとか。またキャラクターには才能があり(リストから4つを選択)、機体は基本性能の違いのほか出撃前にカスタマイズ可能です。距離の概念が抽象で、表現的には遠いのにゲームシステム的には近くなってしまったりするのはご愛嬌かしら? 軽く眺めた感じでは同じく LUMEN を採用していて日本語版も出ている NOVA(トーキョーとは関係ございません)ぽさも感じますわね。NOVA みたいな超コンボもできたりするのかしら? 一方で NOVA とは違って出撃前に RP して関係等を深掘りするシーンがあるのと、キャラクターのロストもあるっぽいかしら。 まだまだ開発中で現時点のバージョンは 0.3 とかですけれど(その割に $8 ほどします)、NOVA はなかなかに面白かったですしちょっと遊んでみたいのですわ。
11. Kei | |
2024/07/25 22:09 |
今回は、マッドサイエンティストが狂気の遺伝子操作で生み出したぬとぬとネバネバした醜悪な怪物になって戦う、本質的に PvP 戦闘特化の触感型 TRPG、Abominations をご紹介しましょう。ボディホラーや医療実験などの注意を要するテーマを含みます。 キャラクター作成は博士のイニシャル遺伝子を選択(選択によって RP の指針が与えられます。このゲームでは、ラウンドの準備段階では博士の RP をし、解決段階では怪物の RP をします)、加えてランダムに遺伝子カードを6枚引きます。面倒なビルド手順などはなく、ちょっと卓で時間が余ったくらいの時にその場で遊ぶことができるかしら。 それぞれの遺伝子には遺伝子パワーがあり、イニシャル遺伝子にはスーパー遺伝子パワーがあり、これらをいつどのように使うかが勝負を分ける……かもしれません。ラウンドは全員がそれぞれ遺伝子パワーを選び、1d10 の高い順に公開し、全員が公開したところで効果が確定します。いずれにせよ、どのようなおぞましい遺伝子操作によってどのような怪物が生み出され、遺伝子パワーがどのように効果を発揮するのかはプレイヤーが説明します。遺伝子パワーは一回使い切り、全てを使い切っても勝負が決まらなければ再度ランダム引きになります。 では、バトルを始めましょう!
10. Kei | |
2024/07/20 16:55 |
あんまり過疎っていますので、TRPG フォルダを漁って何か紹介してみましょう。 というわけで今回ご紹介するのは「5秒ルール(原題:5 Second Rule)」です。 L&G というあやしい会社の超能力試験、まあ実際には違法スレスレというか違法な過酷なテストを受けたあなたたちは、ついに超能力を手に入れました! ですが、これからスーパーヒーローの一員として協力していくにはどうしたらいいかを学ぶまで、この施設から出ることはできません。 ところで、あなたたちが超能力パワーを使えるのは5秒間だけです。 超能力パワーの使用には判定が必要で、出目は高いほど良い結果になりますが、同時に出目に等しい値の超能力パワーポイントを失います。つまり、まあ、序盤のうちに調子に乗って超能力パワーを使いすぎると肝心な場面で何もできなくなります。 無事に訓練を終えたら晴れてスーパーヒーローの一員となり、超能力パワーポイントを回復し、望むだけ好きなだけスーパーヒーローとしてのその後の戦いを同じシステムで描きます。 超能力パワーは6つから RoC、判定は 2d6 、または 3d6 して 2 つを選択(挑戦した内容が素晴らしければ、選ばなかった出目の分だけ超能力パワーポイントが回復します)という簡単なもの、英語ですがルール自体 3 ページしかございませんので、軽くサクッと読めるのじゃないかしら。
9. Kei | |
2024/04/03 19:30 |
ナラティブでないインディーズ TRPG の主流といえば、やっぱり OSR なのかしら。 そんなわけでやっとのことで発掘しました、OSR 系インディーズ TRPG、TROIKA! を紹介しましょう。 ルール自体は軽量というか、OSR といえば初期の D20 っぽいシステムが多い印象ですが、こちらは 2D6 ベースで、戦闘は上方判定それ以外は下方判定かしら? キャラクターは d66 で決まる背景でスキルが決まり、魔法もスキルの一部です(一つの呪文でスキル枠を一つ使います)。 この背景が MörkBorg とはまた違った方向で奇妙なもので、いわゆるファンタジー的な戦士や魔法使いではなく、池を汚す者ですとか奇形腫ですとか悪魔殺しですとか。説明テキストもなかなかの意味不明っぷりで楽しいですし、中にちょっと普通っぽい?ものも混じっているのがカオス感を増していて素敵ですわ。もちろん最近のインディーズっぽくイラストもいい感じです。 エネミーデータも、やっぱりちょっとおかしなテキストが書かれているのと、懐かしの反応表がエネミーごとについています。 もちろん導入シナリオ付き。 コアルールは無償で入手可能です。当然ながら英語です。きちんと日本語に訳そうとしたらちょっと大変そうですけれど、楽しそうですわよ。
6. 聖岳生馬 | |
2024/04/01 12:02 |
つまり「SVALBARD 」という作品はループものをTRPGで行う、と? 時間はループしていないようですね(作品内世界の制限の8時間が有る為)。 普通のTRPGシステムで同じことを繰り返すのはおおむね苦痛ですがw しかしワンテーマものは色々狙えますねぇ。
5. Kei | |
2024/04/01 01:47 |
コミュを立てたはいいものの、ライブラリを眺めてもわたくしの興味の関係かナラティブ系 TRPG ばかり。そんな中にキラリと光る逸品が(楽しいかどうかはともかく)ございました。 というわけで SVALBARD を紹介しましょう。 えーと、このゲームは紹介するとネタバレになってしまうのですが、どのみち訳せばネタを知ってしまうのですし(遊ぼうとしたら自分で訳すしかありません)、よいですわね? 北極海に浮かぶスバールバル諸島には旧ソ連の秘密施設がありました。施設は放棄されていたと思われていましたが、密かに軍事技術の研究が続けられていました。そして、奇妙な通信によって、ここで何かが起こっていることが分かります。PC はエリート特殊部隊の一員として、ここで何が起こっているのかを突き止めるために派遣されます。回収は 8 時間後、それまでに合流地点に戻らなければ死亡とみなされます。 という導入なのですが、施設の中はまさにダンジョンな上、敵側の精鋭部隊も確実に PC の命を狙ってきます。不用意に先に進めば確実に死にますし、必要な情報を集めていなければ簡単に手詰まりになります。一方で、誰か一人でも死んだ場合、それまでに得た情報は全て知っている状態でパーティ全体がスタート地点にリスポーンします。 あと一つ悪いお知らせなのですが、この施設で進行中の事象を止めなければ、アザトースが召喚されて世界は終わります。残り時間の制限があります。つまり、正解のルートは一つではありませんが、無駄の多いルートでは時間切れになります。 というわけで(このゲームがほんとうに楽しいのかどうかはわたくしもちょっと不安なのですが)何度も何度も死に戻りながら最適解を見つけて世界を救ってみるのもいいんじゃないかしら?
4. Kei | |
2024/02/25 20:07 |
これまで紹介した Without Number も Fabula Ultima もメジャーなんじゃないかしら? というお叱りの声が聞こえてきましたので、それでは、Talislanta の紹介をしましょうか。 Talislanta はファンタジー TRPG ですが、エルフも人間もドワーフもオークも「いない」ことがウリの TRPG です。元々は D&D のキャンペーン設定から始まったようですが、最終的に別物のゲームとなりました。ヨーロッパの神話や伝承を元にしないため「エルフはいない」というスローガンを掲げ、このスローガンで有名になりました。後に Lady Blackbird や Blades in the Dark を生み出す John Harper もデザインに関わっていました。 システム的には能力値+技能の古き良きTRPG風(クラス制ではなくライフパス制です)で、能力値や技能から算出した修正値に d20 と難易度による修正を加えて表を参照する形式です。古き良き TRPG らしく能力値も技能も数がそこそこあります。加えて、判定には部分的成功という概念があります。ファンブルやクリティカルに相当するものもあります。またファンタジー TRPG ですので当然魔法もありますが、魔法には モード という概念があり、モードは呪文の外見や形とは関係がありません。面白そうな仕組みとして、キャラクター自身はモード概念を知らずに魔法を行使します。知らないモードの魔法は効果を発揮しません(呪文を唱えても何も起こりません)。それぞれのモードに対して呪文リストがありますが、そういったリストがサンプルだという扱いになっている点も楽しそうですわね。 最新版となる6版がクラウドファンディング中ですが、これ以前の版はほぼ全てが公式サイトから無償でダウンロードできます(権利の関係でしょうが、無償 PDF には一部のイラストは掲載されていません)。
3. Kei | |
2024/02/24 18:40 |
それでは今回は、JRPG リスペクトに溢れる TRPG、Fabula Ultima を紹介しましょう。 古き良き JRPG のテイストで英雄になって悪を倒すファンタジー TRPG で、2023年の ENNIE Awards のベストゲーム部門を受賞しています。 システム面では、基本となるルールは りゅうたま みたいな感じで、能力値に d6 〜 d10 のダイスを割り当て、場面に応じて二つを組み合わせて合計値で判定するとか、そういった感じですね。そのほか PC 間の絆やヒーローポイント的なものあります。 ゲーム自体の雰囲気はブレイブリーデフォルト、キングダムハーツ、オクトパストラベラー、ファイナルファンタジーといった感じのものを目指してデザインされたようです(と書かれています)。悪役についてもゲーム的な仕組みがあったりします。 クイックスタートは DTRPG で無償で入手できます(わたくしもクイックスタートのみ持っています)。クイックスタートでは4種類の作成済みキャラクターとシナリオが用意されていますが、シナリオは導入からシーンの目的地に向かう理由を PC に尋ねたり、結構ナラティブも意識した形かしら。このシナリオを遊びながら、必要なことはその場に書いてあってルールについても学ぶことができるみたいな構成になっています。
2. ポール・ブリッツ | |
2024/02/21 21:21 |
ウィズアウトナンバーってことは、もしかして懐かしの「番外地」シリーズ?!(そうか?(^_^;)) 「星間番外地」「異世界番外地」「サイバー番外地」……。 くっ、そそる、そそるううっっ!(だから番外地じゃねえって(^_^;)) ♪ 春に 春に追われて 北の果て(だから違うって(^_^;))
1. Kei | |
2024/02/21 20:54 |
思いのほかお集まりいただいて驚いているのですが、それでは、わたくし個人としてはまだ紹介したことがない筈のゲームでも取り上げてみましょう。初めての回は、Without Number シリーズなんてどうかしら。 基本システムは OGL 系の D20 ですわ。シリーズといってもゲームシステムが互換なだけでそれぞれ別のゲームとして遊べます。共通しているのは、サンドボックスで世界を作るための膨大な表かしら。 Stars Without Number は星々の海を旅する系のゲームで、超能力ありエイリアンあり宇宙船戦闘あり……つまり、遊びやすくなった Traveller とも言えるかしら。 Worlds Without Number はファンタジー舞台版。一応舞台設定は遥か未来ですが、ゲームとしては剣と魔法ものです。 Cities Without Number はサイバーパンク版になりなすわね。 完全版ルルブは有料ですが、恐ろしいことに各作品ともそれだけでゲームを行うことのできる無料版がございます(有料版から若干の要素が削除されているようです)。これがまたとんでもなボリュームで、大量の表を前に一生遊べそうなくらい。というかこの表のために入手してもいいくらいと存じますわ。
1