鴉山　響一さんが答えた100の質問

鴉山　響一さんが答えた100の質問の回答です。 (回答率：100%)

はじめの質問

小学生の頃にClassic D&Dのルールブックを入手したものの英文ルールの為読むこともできませんでした。中学二年生の夏に新和から日本語版が発行されてすぐに始めました。それから30年程度になります。カミさんよりも長い付き合い。

シミュレーションゲームが好きで、今は亡き「シミュレイター」という専門誌を購読していました。その中で、「今アメリカではこんなゲームがキてる!」的紹介記事があり、一気に関心が高まりました。当時はClassic D&Dやトラベラーくらいでしたか。ただ、当然日本語版などはなく、やっとルールを入手しても眺めている程度でした。その後、国産RPGとして「スペースコブラ」「クラッシャージョウ」なども出ましたが原作に興味がなく購入には至りませんでした。Classic D&Dは、当時通っていた英語塾の美人センセが偶然にも知っていて、少しずつ教えていただいていましたが、本格的に遊び始めたのは地元のゲームクラブがコンヴェンションを開催したのに参加した時からです。

もちろんClassic D&Dです。

とにかく興奮しましたね。頭の中で物語を描いていくってのがとても新鮮で楽しかったです。次は何をしよう?　何ができる?　どんなキャラクタを作って遊ぶ?　と考えてばかりいました。

ファンタジー、スペースオペラ、現代もの。なんでも好きですが、年齢を重ねるにつれて超人的な能力を持ったキャラクタが縦横無尽に動くよりも、より普遍的な人物を描きたい(演じたい)と感じるようになりました。

CD&Dを遊び倒したのちにAdvanced D&D1eを並行して遊びはじめ、そちらが表看板になってしまったので、AD&D1eということになるでしょうか。

……と書きましたが、CD&Dだって不定命の者への道をリアルにプレイはしていませんから、遊び倒したとは言えないかなあと今更ながらに思います。ましてや不定命の者となってからの冒険は一度も遊んだことがありません。それで良いような気もしますし、それじゃあいかんと言う気もします。

ほどほどにリアリティがあり、プレイしやすい程度にデフォルメされている。そのバランスが自分にとって良いんですよね。慣れ親しんでいるので、パワーバランスもつかみやすいですし。そして、アメリカらしい分業制度がきっちりとしているところ。その点で、分業制があいまいになってきた3e以降は私にとって違和感を感じ馴染めないのです。

AD&D1eです……と思いましたが、最近では月に1～2回。CoCは毎週定期でセッションしていますので、CoCの方が今は多いです。

2019年10月追記　現在は週一回のAD&D1e主宰、週一回のゴブリンスレイヤーTRPGを始動、隔週から週一回になったCoCのショートキャンペーン(実際にはオフで一日のシナリオをオンで半年かけて遊ぶ予定)を行っています。割とセッション充ですね。ありがたや。

「遊びたい!」気持ちに理由を付けなくても良い頃まででしょうか。

参加者への思いやりと協調が自分の楽しみとシンクロできるようになったのなら。

います。主に中学生時代からのご学友たちですね。が、徐々に遊ぶ時間を捻出するのが一番大変だと痛感しています。

お互いに尊重しあえる間柄の人となら友達になりたいです。

敬意があれば良いと思います。議論は得意ではありませんが嫌いではありません。

まずはお互いの相互理解があってからと思います。全く関心のなかったジャンルでも話を聞いてみたら面白そうだな、と思うこともあるでしょうし。

ぜひオフセッションしたいです。時間や距離の制約さえクリアになれば。

私のTRPGに対する志向は現在のメインストリームではないでしょう。だからとにかく沢山の人と知り合いたいとは思っていません。が、長くお付き合いできるような仲間が一人でも増えたならうれしいです。

使い始めたばかりで改善点などは分かりません。随時更改していきます。

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プレイの質問

私は「物語至上論派」です。良くできた「ものがたり」を聞くのが好きです。だからPLですね。ただし、時に語られるべき物語が溢れてきた時にGMをしたいと思います。

2016年10月現在、週一ペースのキャンペーンを1本、不定期キャンペーンがおおよそ月1～2回程度です。→2019年1月現在、週一ペースの主宰キャンペーンが1本、隔週ペースのPL参加キャンペーンが2本あります。

→2017年12月現在、週一回のキャンペーン(CoC「黄昏の天使」)、隔週一回のキャンペーン(機動戦士ガンダムRPGとCD&D)、隔週一回のキャンペーン(デカダンスRPG→完走!)、月一～二回程度のキャンペーン(CD&DにPL参加と自分が主宰するAD&D1e)。いやあ、私にしてはセッション充です。

→2019年10月現在、週一回の主宰AD&D1eキャンペーン、次回以降週一回予定のCoC単発シナリオ(と言っても全10回くらい?)、そしてこれから主宰するゴブリンスレイヤーTRPGキャンペーンです。機動戦士ガンダムRPGは無事完走しました!

環境が許すならどれだけでも。現実的には3時間が限界で、それもかなり制約が高いです。

暗記するというよりも、書かれている数行のテキストに対して、「なぜそうなのか」「だからどうなるのか」はいつも考えます。

PLの際はあまり良くないと思います。GMをする際はNPC/モンスター側有利になります。

できるのならしたいです。

オンセでは6人。オフでは……20人近くいて収拾大変だったことがあります。

集まらなくて成立しないのを除けばマンツーマン。実は結構好きです。話の密度がぐっと増しますからね。

セッション内容によりますが3～4人でしょうね。

オンセとしては6～7時間程度。

60分。これは定期的に行っているキャンペーンです。

オンセなら90分程度。オフセなら8時間程度。

できる環境なら良いと思います。なにしろスピーディですし、声音からくみ取れる感情の揺らぎもあります(その一方で、オフではないため、誤解することもままあります)。

意外と難しい、というのが正直なところです。オンセの場合、BGMを持ってきた人は聞いてほしいからボリュームを上げがちですが、そうすると今度は肝心のボイスが聞き取りにくくなったりします。また、嗜好が合わない(と私が思う)場合は、なんとも言えない浮いた気持になります。

目立たず、地味だけれどもきっちりと役割を果たすプレイ、でしょうか。

滅多にありませんが、「俺って最高!　俺ってグレエト!　今なら空も飛べる!!」と思っていたかもしれません。

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システムの質問

若年層が活躍する世界観はあまり好みではなくなってきました。ファンタジーでもスペースオペラでも、そこで生きている人たちの息遣いが感じられるような世界観が良いですね。

できるだけ管理したいです。

GMとしては好きです。そこで悲喜こもごもが起こるわけですから。
PLとしては可能な限り回避したいです。遭遇戦は……ねえ。

使います。より進行がスムーズになったり、面白いと思えるのならためらう必要がありますか?

全くのゼロからというのは無いですね。

ありません。Walking Deadを観てなんとなく終末ゾンビ物を作ってみたくなったり、普通の人しか出てこない社会派ドラマとか作ってみたいとは思ったことがあります。

圧倒的にキャンペーンですね。

ダンジョンや密室など閉鎖空間は好みではありません。

そのセッションが何をテーマにしているか、でしょうね。私は無くても平気です……が、何度か先頭のない平和なセッションが連続すると(あるいは戦闘はないけれど心理戦が続くと)、そろそろ20面ダイスを振りたくなってきます。

中断していますが、50回以上しているでしょうか。リアルタイムでは足掛け8年くらい。→2017年末より再開していまして、ほぼ週一ペース、毎回90分のテキストセッションです。

シリアス系。そうしていても、そのなかにおかしみは生まれるものですから。あざとい笑いは好みではありません。

単純に見えてその実は……ってのが好きです。

こじんまりとした(けれどもそこにドラマを内包している)シナリオの方が好きです。

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キャラの質問

欲望神教会に所属する女聖騎士。様々な矛盾を内包しつつも教会からの使命と為政者としての責務を両立させる姿は実に楽しく、今でも彼女のその後を愉しみたいと思っています。

以前はやや年上、最近はやや年下を使うことが多いようです。ティーンエイジャー以下はまず好んで作りません。

半々です。

半々です。

全く構いません。他の参加者にきちんとイメージが伝えられるのなら。

以前、三下NPCを出してみたら思いのほか楽しく、実は向いているのか……?　
と思いました。

公明正大、公平無私、大義名分を平然と振りかざすタイプ。

これは狼男とかでしょうか?　好みではありません。ハエ男(Ⓒ森高千里)とかやってみたら面白いかな?

PCとしては強さはあって欲しいと思います。それは身体的なことではなく、メンタルな意味で。

キャラクタによって使い分けます。べらんめえ調の下町っ子がレベルが上がり、社会的な地位に就き、責任ある立場に成長するに従って言葉遣いが変わる。そして旧友たちと出会うと言葉遣いが戻って……なんてのも良いですね。

良いと思います。光を描かないと影が際立ちませんから。

あります。中の人のMPが減りました(Ⓒづきさん)。

色々考えます。しかし、その設定は①他のキャラとの関係性を豊かにするのか②セッションの進行に寄与するのか③何度も繰り返し表現すべきものなのか、は自問してみる必要があります。

むしろ感情移入できるキャラクタでなれけば、と思います。

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PLの質問

好きです。割と無責任に楽しめるのが良いですよね、と言ったら叱られるでしょうか。

そのGMから語られるべき「ものがたり」を聞けるところ。

キャラクタの設定とストーリィの進行に接点を見つけ出すことですね。

単純ですが、「友情・努力・勝利」なのでしょうか。

他のプレイヤのモチベーションをキープすること。GMから与えられたミッションに悩むことは毎回ですが、それはむしろ楽しみですね。

名脇役たれ、と思っています。

悩んでも分からないことは思い切って突っ走ってしまえ、と思います。

他のPCと上手く協調出来なかったとき。

独りよがりな人、ですかね。PCではなくPLがお地蔵さんなのもそうです。

あります。いつかPC全員悪役、という「惡の華キャンペーン」をやりたいものです。

あります。

あります。切ないものですね……。

それはプレイ中に醸成されるものであり、過去からの設定は極力減らすべきだと思います。

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GMの質問

好きです。最高の特等席でRPGを楽しめる。最高の役どころじゃないでしょうか。

GMという役割上、プレイ中はどれだけでも「俺の話を聞けー!(Ⓒ横山剣)と振る舞えること。皆さんホントいつもお行儀良く吟遊プレイにお付き合いいただいています。ありがとうありがとう。

参加者の日程すり合わせです。

予想していなかったリアクションでさらに物語に深みが出た時ですね。

ストーリィの進行が遅々として進まないとき。

あまり記憶にありません。

あまり記憶にありません。

シークレットですね。と言うのも、大抵はAD&D1e、つまりファンタジーがベースにあるからなんですが、シナリオ自体はパーティ側全滅を想定して組みます。その上で、セッション進行中にダイス目である程度操作します。これが守護している神々の力が作用しているのだ、という設定です。

邪魔にならない程度に使う(使いたい)派です。

得意ではありませんが多用します。

嫌いです。

それぞれのセッション内容によりますが、割と多めだと思います。揺籃期に田中芳樹や永野護に影響を受けたからでしょうか。

詳細なデータの作り込みはあまり好みません。

バックグラウンドは用意した。PCたちがそこに投入されることでどんな変化があるのかを愉しみたい。ゆえに、目一杯動き回ってもがき苦しみ(時に楽しみ)してほしいと思います。

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最後の質問

読み物として面白ければ、好きです。

仲間内の私家本で出したAD&D1e「黒の王」前後編。私は参加者ではありませんでしたが、見学していて、その時の息詰まるスリリングな展開は20年経った今でも語り草になっています。

Q.89の「黒の王」の主人公たる魔術師。ニヒリストで冷酷を装いつつも非情に徹しきれない男。そしてラストの展開まで読んでいて準備していた隠し玉の存在。最高にクールです。

書いてみたいものですね。

あります。

日程調整と、メインでしているシステムの人口の少なさでしょうか。

そもそも自由になるお金は少ないのですが、本当に面白い、もっと楽しみたいと思うのなら数万円程度まで考えます。

ルールブックなどに限定するのなら20万円程度でしょうか(なんせ年季が長いですから)。セッションをするための交通費、食費などを加味すると100万円は超えるでしょうね。

手の汚れないものに限ります。が、ほとんどセッション中は食べません。

良き先達がいるシステム、それに尽きます。

愉しみたいというモチベーションと他者に対しての敬意でしょうね。

自分以外の人と関わることで発生するセンス・オブ・ワンダーです。

生きていく愉しみのかなりの割合を占めるもの。

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