温森おかゆ(まんじゅう)さんの日記を全て見る
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😶 エネミーとは殴り合い、GMとは…… ダブルクロスの上級ルールブックには情報屋ポジションを担う公式NPCがいるのだが、その中に《ハンドリング》(代理の動物をシーンに登場させる)エフェクトを悪用ゲフンゲフン活用して正体を明かさず、端末である動物に情報を届けさせる情報屋が114ページに掲載されている。 情報屋という、非常にお世話になりそうな立場のNPCにしてなんとも天才的なオルクスエフェクトの活用方法であり、ついでに可愛い。情報を聞きながら端末であるわんちゃんのお腹をなでなでさせてもらったり鳥さんに肩に止まってもらったりできるわけでつまりはもふもふなわけである。これはオプションの「ふれあいタイム」料金も捗るわけである。天才である。 オルクスはもふもふなのである。 よって基本ルールブック2掲載の「至高を見る者」支部長はもふもふかわいい属性である。 Q.E.D. 閑話休題。 結論から言うと、GMは「話しやすい人間」であればあるほど良い、というのが私の持論である。 エネミーとは理論武装で話し合うよりも普通に殴り合った方が、敵の理論に「……一理ある……」とかなって剣を向ける理由を無くしてどうするよ?ってならなくて済むので、いい加減なところでRPを切り上げて「やめないか。ならば仕方あるまい……」と剣を抜き放ってしまうのが良い。 だが、そのエネミーを操作するGMに対してはまた別だし、それこそじっくりと話し合って相互に意図を理解し合い、協力し合う必要があり、それができなかった場合、セッションはいたって簡単に失敗しうる。 セッションの大敵は大抵の場合、「コンセンサス(合意)不足」これ一点に尽きることが多いのである。私の経験則上。 オンラインセッションを始めてからこの方、私はとにかく言葉を尽くすことと、相手の言葉に耳を傾けることと、相手に正直であることを念頭に置いてきた。傾聴をこそ尊しとせん。 嘘をつきすぎてがんじがらめになって泣くことはあるが、本当のことを言いすぎて悪いことはあまり無い。極力、言い方を選ぶべきではあるが……。 閑話休題。 ダブルクロス3rdEdition「基本ルールブック2」の【ゲームマスターセクション】を真面目に読み込んだGMは果たしてどれだけいるだろうか。私はしっかり読み込んでいる。自慢である。 書いてあることはそれこそ小手先技術とか、心得とか、ルール裁定とは違ってフワッとした内容なワケだが、役に立たない訳では無い。寧ろ、ゲームマスターを行うに当たっていかにトラブルを避けるかを、1000円で買えるルールブックが懇切丁寧に教えてくれるのである。 そこにはいい言葉が書いてある。 「あなたがGMであれば、……プレイヤーに指示を出し、それに従ってもらうことも多い。だが、だからこそ相手の発言に注意し、聞く姿勢を持つことが望ましい。……まず、話をよく聞いて、相手が何を望み、何を話そうとしているのかを知ろうとすること」 …… 要するに、一旦落ち着いて相手の言い分を聞いてから判断しろ。そう言いたいわけだ。 実際にこの文がわざわざルールブックに記入してあるということは、戒めたい例がどこかにあったということなのかもしれない。 プレイヤーもゲームマスターもやることの原点は結局同じだ。 「いかに上手くコミュニケーションを取るか」。これ一つが、TRPGというゲームの奥深さであり、史上の命題である。 どんなに最高のシナリオがあっても、どんなに最高のプレイヤーが揃っていても。どんなに良いキャラクターが揃っていても。 コミュニケーションが満足に出来ないだけで、卓はすぐに雲行きを怪しくする。そういった経験はないだろうか。 プレイヤーが話ができなくてもいけないが、ゲームマスターがプレイヤーの話を聞こうとしないのもまた、失敗要因である。 TRPGというのは、テーブルトーキングで進むゲームと言うことで、コミュニケーション能力が結構その完成度に大きく関連してしまう。 1回ちゃんとお互いに話を謹聴することが必要なのだ。
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