温森おかゆ(まんじゅう)さんの日記を全て見る
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😶 正義はまれに人に盾ではなく、剣を握らせる 私の界隈(界隈人数:一名)では大人気のオルクスさん。 ソラリスの次に高い社会能力値2を持ち、ミドルでの活躍も期待できる。ついでに肉体以外は1ずつあるため、調整しやすいという特色を持つ。要するに、ピュアオルクスでも肉体の能力値がゼロになるだけなので、これを調整するために【肉体】に能力値ボーナスを持つワークスさえ入れてしまえばいいのである。 ついでに言うと、オルクスは〈RC〉による攻撃が得意なタイプでもあるので、《サイレンの魔女》に並んでフィールド全体の敵を片っ端から攻撃できるシーン(選択)エフェクトの《雨粒の矢》を使う気があるのなら、ワークスは【肉体】にボーナスがあり、かつなーぜーかー〈RC〉技能値が2オマケについてくる「高校生」がおすすめだ。 高校生と言えばありとあらゆる日本原産のストーリーで主役を張るワークス。かの栄えある基本ルールブック1掲載の公式シナリオ「Crumble days」における覚醒枠でありHO1を飾るクイックスタートキャラであるサンプルキャラクター「不確定な切り札」くんもワークス高校生で使うかどうかちょっと疑問な〈RC〉を持っているわけだ。 要するに公式でもだいたい主人公ポジションとして扱われがちなワークス高校生ととても相性のいいオルクス攻撃型は実は主人公適性が半端じゃないわけなのだ。 Q.E.D. 閑話休題。 「人が最も残虐になるときは「悪に染まった」ときではない! 真偽どうあれ「正義の側に立った」と思ったときに人は加虐のブレーキが壊れるのだ!」 ───出典「氷室の天地」 自分は正義側に立っている。相手は悪である。そう言った考えが、その手にいつの間にか棍棒を持たせているのである。 相手は悪だ。何を言おうとも、何を主張しようとも、相手が間違っているのだから耳を貸す必要は無い。叩きのめせばいいのだとその耳に囁く。 ──果たして、それが正義ならんや。 昨今SNSでも話題のとある正義を語る団体さんとかがだいたいこんなような攻撃の仕方をしていることはよくある。 自分の正義を強く主張し、周囲が何を言っても論点を逸らしたりブロックして聞く耳を持たず、何が起こっても、自分たちの行動で議論の場が荒れ狂っても自分たちは正しい、相手が間違っている、と、主張し続ける。 そうして、正義の棍棒で人を叩き続けるのである。 はっきり言って、そうなってしまうともう「正義側に“正義”はない」と私は思う。 正義を振りかざし相手の言論を封じ、粛清してやるとばかりに攻撃し続ける。 断言しよう。それこそは暴虐だ。 大昔の言わずと知れた偉人、聖徳太子が「十七条憲法」でこのような言葉を残している。 我必ず聖に非ず。彼必ず愚かに非ず。共に是れ凡夫ならくのみ。 (自分が必ずしも正義とは限らない。 彼が必ずしも愚かであるとは限らない。 それぞれに心があり、思うところがある。共に等しくただの人でしかない) ──これは私の自戒でもある。 一個人の善悪基準なんか、はっきりしたものだと思わない方がいい。人間自体完璧では無いのだ。自分の持つ正義が総てにおいて通用するものであると誰が喧伝できようか。 自分は正義だ、相手は悪だなどと、そう簡単に思わない方がいい。それを続けていたなら、いつか間違いなく自分がドツボにハマり込む。 相手の掲げる悪だと思っていたものが、実は真っ当な主張であった時。自分の掲げる正義だと思っていたものが、土台からボロボロと崩れ落ちていく時。 そこで戻れなければ、崩壊する「偽善」の泥舟と共に沈んで押し潰されるだけだ。 飽くまで主観。飽くまで傍観。飽くまでその手から、秤を手放してはならない。
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