温森おかゆ(まんじゅう)さんの日記 「小さな憧れは案外近いところにある」

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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2023/11/19 23:01[web全体で公開]
😶 小さな憧れは案外近いところにある
 ゲームの中や映画の中で、登場人物がパソコンのキーボードを「カチャカチャカチャ……ッターン!」している場面は時折見る。私は小さい頃、あれが小さな憧れだったものだ。手元も見ずに手早く文字を打ち込むあの動作。何となくカッコよく思っていた。あれを「タッチタイピング」やら「ブラインドタッチ」というらしい。

 憧れだったということはずっとできるようになりたかった、と言うことに他ならない。だが実際最近まで、私はずっと人差し指でぽちぽち手元を見ながらキーボードで文字を打ち込んでいた。
 ……それが最近になって、一カ月程度みっちり練習したことで、タッチタイピングを習得し、もうほぼ画面を見ながら文字を打ち込めるようになった。もちろん打ち込む速度も相対的に上がっており、日頃のテキストセッションの時にも……ほどほどに……役に立っていると良いな、と思っている。(実際は打ち込む文字を考える思考時間が大半を占めているのだろうから、実感的効果は薄いものの)

 練習し始めた理由と言えば、TRPGだ。別に日頃ただただ使うだけなら、人差し指ぽちぽちでも誰も困ることは無いが、テキストセッションでのレスポンスとなると話は違う。テキストセッションは常に時間との闘いである。
 なので、打ち込み時間だけでも何とか時短したくて練習し、習得に至ったわけだ。
 改めて考えてみると、小さい頃に憧れだったことが、今何気なくできていることが多いと実感する。

 小さい頃は、バスや電車の吊革につかまるのでさえ小さな憧れであったことを覚えている。今はもちろん手が届くし、当然のように使っている。初めて手が届いた時の感動はない。
 今私は、画面だけを見つめながら、映画に出てくるスーパーハッカー並みとはいかないまでも、ぱちぱちとリズミカルに文字を打ち込んでいる。こんなことでさえ、小さい頃は憧れていながら、「あんなようにはできないのだろう」と諦めばかり先に立って挑戦もしなかったのだ。
 全くいくつになっても挑戦はしてみるものだと思っている。今の自分が頭打ちだと決めつけてかかってしまうことほど無益なこともないものだ。

 今は当然のようにできていることが、昔は小さな夢だったことはないだろうか。小さい頃の自分の憧れに、自分がおいついている。それは当然のようで、素晴らしい進歩だと思わねばなるまい。
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レスポンス

ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツ温森おかゆ(まんじゅう)
2023/11/19 23:29[web全体で公開]
> 日記:小さな憧れは案外近いところにある
とにかく「キーボードを見ない」で「なんでもいいからひたすら打つ」をやることですよね。自分は1か月くらいで普通に打てるようになりました。今から30年前に、大学のサークル向けに、生まれて初めての長編小説を書いたんですけど、あの時は楽しかったなあ。

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