温森おかゆ(まんじゅう)さんの日記 「ブラッドパス【Bloody night begins】」

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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2025/01/04 23:52[web全体で公開]
😶 ブラッドパス【Bloody night begins】
 いやぁブラッドパスの体験卓を立ててみたけどやっぱり楽しいなぁ! プレイヤーが良かったのが一番大きいけど、コンセプトがうまく伝わって、それに乗っかってもらって楽しいなあ! 楽しいなあ! ブラッドパスは毎回ステキなバディを見られて嬉しいなあ!
 だけどやっぱり、吸血鬼モノのシステムなら、吸血鬼PCを体験できるシナリオがあったほうがいいのでは? じゃあどうするか? もう一本書くでしょ。

 ……というわけで、ふたたびパッションで吸血鬼PC体験用のシナリオを作って募集をかけて「今度こそ来んやろ、ガハハ」してたら、なんと【愛・殺♡アンブッシュ!】でご一緒していたフライングカキフライさんが飛び込みで参加してくださったので、こちらも開催することができた。
 こっちに出てくるのは、社会に馴染めず他者への他責思考と傲慢、復讐心だけを育て続けて悲しき怪物と化した、ちょっと生々しい小物悪党である。
 今回は「ブッ飛ばして気持ちいい敵を作ることに定評のある」デ〇ズニー映画の分かりやすい悪役テイストから着想を得ている。
 実際プレイしてみると、気持ちよくぶっ飛ばすにも種類があるなあと感じた。器の小ささを突きつけながらブッ飛ばすか、憐れみすらかけながら倒すかは人によって好みが分かれるところだろうから、ヴェクターの演じ方、そして倒され方は卓によって違いそうだ。

 体験シナリオは、楽しいに越したことはない。楽しんでもらえれば、一緒に遊べる仲間が増えるかもしれないのだ。システムの雰囲気を知ってもらうことも大事だし、それはそれとして、ゲームである以上、楽しんでナンボだと思う。
【愛・殺♡アンブッシュ!】で体験し、なんとルールブックまで携えて再び卓に入って頂けたのは、私にとって無上の喜びだった。ついでに、シナリオコンセプトは分かりやすいに越したことはないな、という気づきもあった。

 今回のバディは、美女に見まごう美貌を持つやんごとなき吸血鬼のお兄さんと、ヘタレだが正義感は人一倍の青年のペア!
 背景に華が散るような美男子と、一般人的目線で物語を紡ぐ狂言回しのような助手的存在。
 こちらもハンコ押しのようなお約束バディの形式だが、お約束ということは、誰もが愛した形でもあるということだ。
 男の友情と正義と誇りの物語! こういうのも大好きだ!

◆人鬼血盟RPG ブラッドパスとは
 同じ時間は生きられない、人間と吸血鬼のバディやチームとなって、吸血鬼を超えた敵、“業血鬼(ごうけつき)”と戦う吸血鬼モノTRPG。吸血シーンが必ずできるのは、吸血鬼モノ好きにはたまらないオマケ要素だろう。
 ゲームに使用するのはトランプのため、少し特殊で、また見た目がいい。ロールプレイにもいくらか比重を置いたシステムなので、カッコいい、エモい掛け合いもどしどしできると素晴らしいシステムだ。

◆シナリオトレーラー
 極東の大都市、東京。
 素知らぬ顔で行き交う人の群れ、その足元を塵が踊る、コンクリートジャングル。

 あなたはまだ知らない。
 息を潜めて生きていても、運命はすぐそこまで迫っていることを。

 ある日、狂気の業血鬼ヴェクターが街に毒を撒いた。
 その毒に侵された人間たちは軒並み倒れ伏し、その惨状の中生き残っていたのは、あなたを含め2人だけだった。
 生き残ったあなたの体もまたヴェクターの毒に侵され、死へのカウントダウンは着々と迫る。
 このまま為す術もなく死ぬ非情な宿命(さだめ)を課せられたあなたに、手を差し伸べたのは……。

人鬼血盟RPG [ブラッドパス]
「Bloody night begins」

 ──血の軛(くびき)こそ、汝らの宿命(さだめ)。

◆シャルマン・フォン・ツェルネ PL:フライングカキフライ
「緊張を自覚できているなら、君は上等な部類だ。それを自覚できなくなったとき、それが最も危険な状態だ。覚えておくといい」
「私の『親』は、私を愛した。私が、私自身の中にある闇と向き合い、それを受け入れるまでの時間をくれた。それが、つまるところ、彼と私の違いだろう」
 透き通るほどに白い肌、細くたおやかな手足。一見して女性と見まごうばかりの美貌を持つ、誇り高き吸血鬼。
 19世紀末に生を受け、愛を受けて育ったが、心無い盗人の手にかかり、愛する父母を亡くしてしまった。そのまま父母とともに殺される運命だったが、そんな彼を救った吸血鬼がいた。以来、彼はその吸血鬼の『子』として育てられ、弱き者たちを守るために東京の夜を駆けている。
 吸血鬼になる前は溢れる愛を受けて育ち、愛を知っていたが……吸血鬼になったことで、『愛』という感情を忘れてしまった。定義は理解できても、実感したことはない。
 優しい家族と過ごした大昔の時間は彼にとっては支えであり、宝物であるようだ。
 プレイヤーのフライングカキフライさんは、今回はなんと! 【愛・殺♡アンブッシュ!】での体験からルールブックを買っていただき、ルールブックを携えてのご参加となった。ブラッドパスのセッションへの参加はこれで2回目ということもあり、序盤のシーンは寧ろGMの代わりにチュートリアルをしていただいたくらいである。
 そして、【愛・殺♡アンブッシュ!】でもそうだったが、毎秒ロールプレイがカッコいい! そして、とても褒め上手で、GMとしても嬉しくなりながら、気持ちよくセッションをさせていただいた。

◆森田 衛(もりた まもる)
「明日を掴むためだけじゃない……沢山の人の命がかかってるんです」
「オレの力は……守るためにあるんだっ!!」
 新米のSID課員で、もともと警察官だったところを情熱を見込まれ、対鬼組織に異動となった。
 かなりのヘタレで頼りないが、内に秘めた正義感は本物である。
 彼には、憧れの先輩がいたのだが……その先輩は、ヴェクターとの戦いで命を落とす。彼はその先輩の持っていた武器と、シャルマンから授かった力を手に、ヴェクターと戦うこととなる。
 まさに伝承から形を持ったような吸血鬼のシャルマンさんと対照的に、どこにでもいそうな日本の一般男性を据え置くことで、対比を作ったが、シャルマンさんがそんな必要なかったくらい素晴らしいキャラクターだったので、衛も引き立てられて素晴らしいセッションとなった。
 いいキャラクターというのは、自分だけでなく、周りのキャラクターも魅力的にしていくものだと学ばせていただいた。
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