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😶 ブラッドパス【妖刀 村雨丸】第1陣 そういえば、最近、DMMドットコムのソーシャルゲームである「刀剣乱舞」が、10周年を迎えたそうである。 息が長いソーシャルゲームでも、寿命は9、10年と聞く。その中で、あのゲームがこれほどまでに愛され、続いたのはまことに喜ばしいことだろう。 あのゲームは少しやって飽きてやめてしまったが、あのゲームをきっかけに、私は日本の刀剣というものに興味を持つにいたった。結局刀剣を擬人化した美男子よりも、本物の刀剣の魅力に夢中になってしまったわけだが、私の中ではこの世の素晴らしい美術品のひとつである刀剣の魅力に気付かせてくれた、思い入れのあるゲームである。 そんなゲームが愛され、続き、そして刀剣の魅力に気付く人を増やしてくれていること。それはとても嬉しいことである。 先に言っておくが、本題の方は刀剣乱舞とはほとんど何の関係もない。 閑話休題。 ブラッドパスのルールブックとサプリメントをひっくり返して読み込んでいると、「鬼物(きぶつ)」という字が目に留まった。 物品の姿をしたPCが作れるというのだ! 世に沢山のTRPGがあると言えど、物品のPCができるTRPGなどそう多くはないだろう。しかも、これに至っては、人の血を啜る呪われし魔剣や、人革で装丁を施された魔術書のようなものである。 要するに喋る魔剣だの喋る魔術書だのができるんだ! こんなん絶対楽しいだろ! というわけで、吸血鬼PCのファクターが「鬼物」固定のシナリオ、【妖刀 村雨丸】が誕生した。 キャラクター作成に縛りがあるので、来る人はいないかと思っていたが、コンセプトがそれなりに理解できるものであれば案外気にならないのかもしれない。 第1陣、第2陣と多くの方に来ていただいている。本当にありがたいことだ。 内容は、大量殺戮が引き起こされた博物館の中で、生き残るために鬼物という、意志持つ物品の吸血鬼と契約を結んで戦うものだ。PCたちに鬼物を託すNPCの博士が「じゃ」口調なのは、古き良きポ〇モンの「この3匹の中から好きなポケ〇ンを選ぶのじゃ」から発想を得ているから。 ポ〇モンの世界は、草むらに入っただけで攻撃的な野生ポケモ〇が飛び出して来る危険な世界。そして、このシナリオの舞台である博物館もまた、ほっつき歩いているだけで暴走した鬼物(オニモン)が飛び出して来る危険な世界。 そんな世界で生き残るため、そして最高の鬼物(オニモン)トレーナーになるため、人間PCたちは博士から鬼物(オニモン)を貰って旅立つのだ! ◆人鬼血盟RPG ブラッドパスとは 同じ時間を生きられない人間と吸血鬼のバディやトリオとなって、吸血鬼を超えた化け物、業血鬼に立ち向かう戦いを描くTRPG。トランプを用いて行う、見た目にもオシャレなもの。吸血鬼モノが大好きな人にはオススメの逸品。 お題に沿ったロールプレイをすることで、ブラッドパスという、人間と吸血鬼を繋ぐ力が強くなっていき、手札が増えたり、強い技が使えるようになるというシステムが組み込まれているため、ロールプレイが好きな人にもオススメとなっている。 ◆シナリオトレーラー 東京の国立博物館には、古い歴史を持つ物から曰くのある物品まで様々なものが収蔵されている。 そんな博物館にてある日、名家(めいか)の秘蔵品であった“妖刀 村雨丸”が展示されることとなった。 目新(めあたら)しいものが好きな人間たちがこぞって集まり、博物館はこれまでにない賑わいを見せる。 しかし、博物館はとつぜん業血鬼の襲撃を受けて、多数の死傷者を出し、壊滅。なぜかわずかな生存者を巻き込んで、ロックダウンされる。 封鎖された博物館では、奇妙なことが起きていた。展示品や収蔵品が、ひとりでに動き出し人を襲い始めたのだ。 抜け出すことのできない地獄と化してしまった博物館の中で、生き残るために手に取ったのは……血を啜る道具、鬼物(きぶつ)だった。 人鬼血盟RPG [ブラッドパス] 「妖刀 村雨丸」 ──血の軛(くびき)こそ、汝らの武器。 ◆亥門 明葉(がいもん みょうよう) PL:青汁スムージー 「きっとできないことの方が多いのですが……少ない中でも全力を尽くしましょう。気高く、誇り高くあれるよう」 「運命という言葉を使うのはある意味、自分の努力によってもたらされるものを諦めてしまうことになる」 どこにでもいる普通の大学生。血なまぐさいこととは無縁の、平和な世界で生きて来た温和(おんわ)な青年。しかし、目の前で人が倒れていくのを見過ごせるほどの非情ではない。 自分の無力さ、そして、死屍累々の閉鎖空間に震え、怯えながらも、鬼物「鬼喰清忠」の柄を取り、最前線に切り込んだ。 青汁スムージーさんは、今回初めて参加してくださった初心者の方である。サンプルキャラクターを使用し、ゆっくりと世界観やルールの説明を行いつつプレイ。初めてにもかかわらず、それなりに楽しんでいただけたようで喜ばしい限りだ。 鬼喰清忠の言葉を受けて、さらに自分なりに考えた結論を出してみせるなど、その達観したロールプレイが輝いた。 戦場では攻守を両立させた広範囲アタッカーとして活躍。サプリメントをふんだんに使用したサンプルキャラクターの強さを見せつける。 ◆鬼喰清忠(おにばみ きよただ) PL:フライングカキフライ 「お前には才能があった。そしてこの博物館には、私という鬼物があった。これらのめぐり合わせを、運命と称することもできるのかもしれない。しかし、もし仮に、これらが運命であるとするなら、この博物館で失われた他の者たちはどうなのだ。彼らは、ここで死ぬ運命だったと言うのか?」 国立博物館の展示物として、休眠状態にあった鬼物のひとつ。意志を持っているために業血鬼化せず、業血鬼を斬るために明葉と血契(ちぎり)を交わす。 とある鍛冶師が、狂った吸血鬼に妻子を喰われた怨みを込めて自ら打った刀が、意志を持った。人も鬼も区別なく、悪鬼を討つための刀として何度も、何年も使われ続けていた。 此度、業血鬼による大量殺戮が起きた博物館の中で、自分の使命を自覚し眠りから目醒める。 《血威》は《敵切妖途》と《葬争舞踏》と、どちらも相手の[生命カード]の数値とスートを無視して破壊することができる非常に強力なもの。また、〈特技〉には〈血研ぎ〉と〈お守り〉という補助系特技を揃え、トリッキーで器用な立ち回りを見せる。傷号の〈逆血の徒〉があるため、自分でも11以上の威力を出せるという非常に妖刀らしい性能をしている。 プレイヤーのフライングカキフライさんは、今回3度目のご参加となる。今回は、初心者の方がいるということで、鬼喰清忠の言葉で、世界観の説明を要所要所でしてくれたため、とてもいいチュートリアルになった。
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