温森おかゆ(まんじゅう)さんの日記 「マモノスクランブル【十二支争奪・年始開幕レース!】」

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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2025/01/26 19:26[web全体で公開]
😶 マモノスクランブル【十二支争奪・年始開幕レース!】
 マモノスクランブルには、参加PCをひとまとめにクラン(チーム)として管理するというルールがある。
 このクランもデータというか、クランメンバー共通の技が使えたりするので、あって損はないのだが、いかんせんPC作成の後にクランを決め、[特性]を設定し、《マギ》を選んで……と作るのは大変。しかも、PC共通のものなので、誰かひとりが勝手に作るわけにもいかず、さらなる話し合いが必要となってしまう。ゲームとしては、セッション・ゼロにプレイヤー同士で話し合う段階を設けられることは利点でもあるのだが、い か ん せ ん 手 間 だ。
 しかも、作ったクランのデータを一応保持するとなると、野良卓を立てたらその数だけクランが積みあがっていくことになる。
 私はこれを解決するために、最初からクランの拠点や[特性]など、ゲームのデータ上に関わらないところをあらかじめ決めた「出来合いクラン」を作成しておき、これに所属してもらうことにしている。クランリーダーは、GMがなんとなく一番リーダーっぽいひとをキャラクターシートから選んで任命する。
 こうしておくと、メンバー全員で話し合って名前やルール、リーダーを指名する手間が省け、あとは簡単に話し合ってクランマギを決定するくらいで簡単にクランが作成できるという寸法だ。

 閑話休題。

 マモノスクランブルに限っては、ツッコミどころしかないシナリオを作っても許される風潮があると思っている。ファンタジーやフィクションを理由にして、ド派手にやっちゃっても良いのだ、と。
 公式シナリオがウー〇ー・〇ーツを追いかけるシナリオだったり、ゴミ拾いに全力をかけるシナリオだったりするので、作者の人があらかじめ作り上げてくれたシステム自体の寛容さと言えよう。

 というわけで、今回のシナリオは単純に言ってしまうと、「十二支になりたいマモノを連れていくシナリオ」である。
 たとえば、ポケ〇トモン〇ターで、強く育成した戦闘用のポケ〇ンはちゃんと居るが、最初の殿堂入りは道中を共にしたいわゆる「旅パ」を入れようと、一苦労して愛着のある好きな〇ケモンを連れていった思い出はないだろうか。
 これは、そんな感じを味わうシナリオである。自分の好きなマモノ、十二支になるのを見てみたいマモノを連れて行って、新・十二支に並べる過程を楽しむシナリオなのだ。

 前回やった時は、ターボばばあ年、ネコ年、カマイタチ年、ポンティアック・トランザム年ができた。
 今回は、ケット・シー年、竜人年、オンモラキ年、カマソッソ年ができた。

◆マモノスクランブルとは
 人外となって、人外の存在が当たり前となった現代の〈東京〉で、ドタバタな日常を演出するシステム。
 なかなか使う機会の少ない12面ダイスが必要なので、ちょっと特殊だが、ド派手なバランスと底抜けに明るい楽しさが魅力。ルールは簡単で、判定の時には自分のキャラクターに設定した[特性]などを演出してダイスを増やすことができたり、ロールプレイも自由に楽しめるものとなっている。

◆トレーラーテキスト
 日本に大昔から伝わる、干支(えと)の十二支(じゅうにし)。
 子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)。
 本来は中国から伝えられたものとか、方角や時間を表す言葉だとか、色々と裏話はあるが……

 そんなことは放っておいて、とあるマモノが言い出した。
「毎年の干支が動物なんてもったいない。新しい時代に合わせ、これからの十二支は“マモノ”であるべきだ」
 十二支になれば、日本の人間たちは何はなくともありがたがるし、デフォルメされた置物なんかも大量に売れる。日本で高い知名度を得たいマモノにとっては魅力的な話だ。

 新しい十二支を決めて良いのかについては物議を醸したが、最終的に「新しい十二支があってもいいんじゃない?」とユルい感じに収まって……昔話になぞらえて、年始に新・十二支決定戦が行われることになった。
 形式はもちろん、レース。
 ゴールにたどり着いた者の中から先着順で12位までのマモノが、新しい十二支に選ばれ、12年に1度ちやほやしてもらえることになる。それだけではない。当然、12位までの順位に応じて、それなりの賞金も約束されるときた。
 これは人気も仁義も関係なく、限られた席を奪い合う、油断ならない戦いなのだ。

マモノスクランブル
「十二支争奪・年始開幕レース!」

 これもまた〈東京〉の日々。

◆参加クラン「Fairy’s effectアルファチーム」
 GMがあらかじめクランマギ以外を決めて作っている、「出来合いクラン」。クランの所属は、公式ルールブックのP64に掲載されている〈Change Re/ing〉にある。が、基本的に〈Change Re/ing〉もアル・ベリッヒも出てこないため、関係はない。
〈Change Re/ing〉の方針である「結末を見る」ことさえ守ればある程度自由な行動が許可されている。
 クランリーダーは、ケット・シーのハルミ。リーダーにしっかりとまとめられたクランである。
 クランマギは《同志たち》。一応、倒れた味方を復活させるためのものであり、いわゆる保険の《マギ》ではあるが、これが今回大活躍。ボスの攻撃を受けてクランメンバーが倒れた時に発動させて、耐久値を15に戻し、実質ゼロダメージに変えた。

◆ハルミ PL:めぎどん
 多摩市に住むケット・シーのマモノ。可愛い服が好きで、大型商業施設内にあるブティックで店員として働いている。
 デザイナーを目指しており、クランで活動する時は自作の勝負服を身に着けている。
 頑張り屋でリーダー適性があるしっかり者だが、一方で妖精らしく好奇心旺盛であり、良くも悪くもいろいろなことに首を突っ込んでは、痛い目を見たりみなかったりしている。
《いたずら》というマギを持っており、クランメンバーの出目が良すぎて[マリョク]が12の上限値まで達してしまった時にこれを使用してマギをちょうどいい値に調節した。展開フェイズでもクリティカルを沢山出し、大活躍を見せる。
 好きなものはアジの開き。キライなものはきゅうり。

◆竜胆 PL:きぬごしどうふ
 本名はブランカ・イリュリア。1000年を生きる温厚な竜人である。クラン〈Fairy’s effect〉で働く女執事。
 店の関係者からは「りょーたん」という愛称で親しまれている。ハルミとクランをしたから逞しく支えるしっかり者で仕事も淡々とこなすが、ファンサービスも欠かさない。
 裏の姿はアイドルグループの追っかけをしているオタク。たまに趣味にお金をかけすぎて金欠になることも。
 十二支争奪レースには、辰を竜に変える目的と、推し活費と生活費のために参加している。
 戦闘のクライマックスでは、あと8ダメージで敵が倒れる、というところで《ブレス》を用い、《攻撃のヒラメキ》と固定値ダメージできっちり10ダメージによりボスを完封。マギの固定値ダメージの強さを最大限に活用した、完全勝利を飾る。

◆烏丸 アズマ PL:エルノ
 オンモラキをルーツとするマモノ。病気に関心があり、無免許医として活動している。
 人間やマモノの死体を見ると興奮して青い炎を吐くという悪癖もち。
 ここだけ見ると最高にシュミがアレなマモノだが、これで常識人と思いきやクラン内ではやっぱり狂人である。
 ペストマスクのようなものが顔にはりついた人型のデザインが秀逸。
《破壊の指》は少し使いづらさがあるが、高強度では輝き始めてくるはずなので、これからが特に楽しみなマモノだろうか。

◆シエラ PL:今暮
 マヤ神話の「カマソッソ」というコウモリの神をルーツとするマモノ。アル・ベリッヒと知り合いの魔術師。
 面白いこと、楽しいことが大好物で、アル・ベリッヒの喫茶店に興味を示し、クランに参加。
 普段は、〈東京〉のディープでアンダーグラウンドな場所で「アヤシイお店」を開いていたり、臨時で占い師をやっていたりしている。
 今回の十二支争奪レースも、好奇心で参加してキッチリと十二支に名を連ねた。
《祝福の風》は異常な強さを持つマギで、使うタイミングはちょっと難しいが、ようするに、[マリョク]が奇数でありさえすれば、味方の攻撃にただちに差し込める支援であり、手番の消費は関係ないという扱いやすさナンバーワンマギである。
 マモノスクランブルの戦闘やタイミングに慣れれば楽しくなってくるはずだ。
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