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😶 アンサング・デュエット【ワインレッドの肖像画】 今回は、『ヨタバナ』の作者、椅子塚サクサクさんが書いた背徳系シナリオの【ワインレッドの肖像画】を、【アンブロークン・アロウズ】や【インバース・ワールド】を超えた歴戦の継続ペアで挑むことになった。 犬神 花鶏と鬼本 零士のふたりは、元々オリジナルの組織である警察の異界対策室所属のキャラクターのため、このシナリオでの“バインダーとシフターは三日月財団所属のエージェント”という設定を、“異界対策室所属のエージェント”に変更して行った。 キズナバレットしかり、ブラッドパスしかり、組織所属のエージェントとしてシナリオに参加するというのは、プロフェッショナルのロールプレイがやりやすいため、一般人としてのキャラクターとはまた違った楽しさを味わうことができる。『アンサング・デュエット』のキャラクターは多くが一般人だが、時には“三日月財団”という組織のエージェントとしてキャラクターを作り、このシナリオをやってみるのもまた楽しいだろう。 なお、このシナリオではクリア報酬が少し多めに手に入るようになっているため、いくらかシナリオをクリアしたもののフラグメントの残数に困るキャラクターに回すシナリオとしてもいいかもしれない。 まず生き残らないと手に入らない物ではある。また、手に入ったところで正直フラグメントとして扱うにはちょっと「いや、どうせえっちゅーねん」という感じなので、別に「ぜひ次の持ち込みフラグメントに入れたい」と思わないところもステキだ。よっぽど忘却が進んで枠が埋まらない時の補欠程度のものが追加報酬なのは助かる。基本的に、既に6つのフラグメント枠は入れたいフラグメントでいっぱいなので。 このシナリオでは、異界の影響を受けるごとに、背徳的な情熱が心の中に湧き起こってくる。アクシデントキスと相手の血への渇望を演出したい場合は、適したシナリオと言えよう。 ◆アンサング・デュエットとは 現実と隣り合わせの危険な世界“異界”。その真の姿を見抜く目を持つ“シフター”と、そのシフターを異界から助け出す宿命を負った“バインダー”となり、ふたりで協力し異界を脱出する過程を描くTRPG。 ルールは至って単純で、キャラクターシートを作るのも簡単。だが、だからこそ拡張性が高く、ギミックを盛り込みやすいシステムとなっている。 シフターとバインダーのふたりで協力するシステムのため、濃厚なうちよそを描きやすいのも特徴。 とりあえず1冊ルールブックを持っておけば、手軽に色んな冒険とうちよそを楽しめる。 ◆あらすじ(プレイヤー向け) このシナリオでは、ふたりは三日月財団に雇われているエージェントとして、三日月財団からの依頼の達成を目指すことになります。 今回の依頼は、美術館に展示された、絵画の遺物の回収。 三日月財団がかつて要注意監視対象としていたある人物が描いたその絵を、ふたりは回収するために美術館へと赴(おもむ)きます。 しかし、絵画の遺物は回収されるよりも早く、異界を作り出してしまいました。 かくしてふたりは、気付かぬうちに異界へと足を踏み入れることとなるでしょう。 そこは、現実世界の美術館と酷似した異界。 けれど展示されているのは、血のように赤い絵画ばかり。 それも、見る者の精神を汚染する、異界の絵画ばかりが飾られていました。 もしも絵画に心を奪われてしまえば、あなたは血を貪(むさぼ)り。鉄の味の恍惚(こうこつ)に身を委ねる化け物になってしまうでしょう。 そうなってしまわないように、ふたりは力を合わせてこの異界から脱出しなければなりません。 ◆バインダー:犬神 花鶏(いぬがみ あとり) PL:おかゆ 「だから、私、ずーっと、好きな人に、振り向いてもらえないんですけどね。先輩、鈍感すぎるんだもの……」 「大切な人だからこそ……“今”っていう、ひとときひとときを共に生きる……それが、幸せじゃないんでしょうか?」 正義感に熱く、それゆえに少し空回りしがちではあるが、経験とガッツで異界を何度も生還してきた歴戦のエージェントとなりつつある女性。ちょっとおっちょこちょいだが理想の婦警像といった形。 『アンブロークン・アロウズ』『インバース・ワールド』と、数個の異界からの生還記録を持つ継続キャラクター。 今回は、異界対策室の阿部室長に「デート」をちらつかされ、まんまと異界への片道切符を握らされての異界入りとなった。 ◆シフター:鬼本 零士(おにもと れいじ) GM:つぎの 「すまない、わからないんだ。自身が何を感じているのか。……忘れてきてしまったのかもしれない」 「ああ、努力する。キミが待ち草臥れる前までに……──」 情熱的なアトリと対を成すように、冷静沈着で冷徹な彼女の先輩であり、パートナー。アトリ以上に異界対策室でエージェントを続けており、経験と判断力は高いが、異界に立ち向かい続けていた影響でほとんどの感情を喪失している。それ故に、アトリのことを気に入ってはいるが、その感情に何と名前をつけるものなのか、自身の感情に疎くなりすぎて見えなくなっている。アトリから向けられる恋慕や好意に戸惑っていたが。奇しくも異界の影響で、自分がアトリに抱く感情の正体に気付いた。 アトリと関わるうち、凍り付いていた心にもだんだんと変化が訪れている。
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