カラミティ明太子さんの日記 「【全人類必見】私の推しTRPG」

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カラミティ明太子日記
2023/01/31 19:22[web全体で公開]
😶 【全人類必見】私の推しTRPG
年も明け、厳しい寒さが続く今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回筆を執ったのは私の推しシステムを1つご紹介させていただきたいと感じた次第であります。
今回、紹介させていただくのはイサエギン氏作『続・バタフライスピンRPG』(以下:バタスピ)となります。

■憧憬の情
物々しい小見出しですが、そう畏まらないでいただきたい。
皆さんは何かを好む、惹かれる際にその理由は何であるかを考えたことはありますでしょうか。
私はその答えを『憧れ』であると分析しています。

届かない物、体験し得ない出来事、空想上の景色などゲームや小説などの媒体には我々に憧れを抱かせる要素は多くあります。
過去の時代というのもその例で、我々日本人が戦国時代を題材とした作品に一定の好感を示すのも届かない時代への憧憬があるからであると思います。

■過去=空想
バタスピは西部劇をテーマにしたTRPGです。
西部劇と聞くと最早映画でしか触れたことがない、あるいは名前すらあまり聞いたことがないという方も多いでしょう。事実、私からしても西部劇とは親世代のかつての娯楽であり、リアルタイムでは体験のしようがないコンテンツです。
しかしながら、いや、だからこそ私はそこに強い憧れを持っています。

■バタスピに内包された景色
さて、ここからは私の妄想が入り混じります。
バタスピが舞台とする1896年は実は一般的に西部開拓期と呼ばれる時代ではありません。
ありません、と言い切ったのは実際にアメリカ合衆国が1890年にフロンティア消滅宣言というものを出しています。
つまり、作中の舞台からしてもフロンティアとは過去の出来事、憧れの時代になっています。
しかしながら文明化は遅々として進まないアメリカ西部。作中の舞台である架空の州『インディゴステート』にはともすればかつての輝きを求めて、あるいは同年に実在したブッチ・キャシディのように悪の超新星たる悪党共が蠢いています。
終わった時代の、最後の輝きの瞬間がこの作品の舞台となります。

■ハード、シリアス、シニカル
西部劇の名優クリント・イーストウッドの演技はレオーネ監督の画も合わさり強烈なインパクトをもたらしています。
善玉の主人公だが、あくまで理念は目の前の金。そこにほんの少しの人間臭さが足され、多くを語らない。
TRPGにおいて語らないというのは難しいですが、そうした人物像を演出する要素に一役買っているのがバタスピに設けられている属性の要素。
ブオーノ(善玉)、ブルート(卑劣漢)、カティーボ(悪玉)と3つの属性にPCを当てはめることができ、台詞はなくとも行動でその人物が何者であるかを示すことができます。

■とはいえ西部劇なんて分からねえよ
仰るとおり。
バタスピは題材こそ西部劇ですが、戦闘は銃の撃ち合いが主軸。つまり、「ドンパチやりたいぜ」という方にもおすすめできます。
作者の深い理解から選定された西部劇さながらの銃を手にして黒色火薬の匂いに包まれましょう。

■最後に
何故タイトルが『続』なのか?
つい先日アップデートが入ったからになります。
その際、名称に続の字が加えられていますが、西部劇よろしく「続とついてるけど内容は別物」なんてことはありませんのでご安心を。
作品は下記でお買い求めいただけます。
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私が憧れ、追い求める荒野の景色で
いつかあなたと出会える日を待っています。
それでは。

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