アドヴェントス(アークナイツTRPG用キャラクターシート)

グランカンタンテが作成したTRPG「アークナイツTRPG」用のキャラクターシートです。

アドヴェントスの詳細

キャラクター情報  NPCでの使用は不可
TRPGの種別: アークナイツTRPG
アドヴェントス

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キャラクター名: アドヴェントス
5 / 
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外部URL:
メモ:
術師
詳細A:
ラテラーノ サルカズ
物理耐性40
アーツ耐性30
戦闘技術50 2d6
戦闘機動40 1d6
戦闘立案70
アーツ適正90 4d6
努力323
生理的耐性70 2d6

技能表
武装(レコンキスタ):20
応急処置:40
威圧:20
聞き耳:40
目星:20
直感:85
隠密:45
テクニック:83
アーツ技能(Np又は放射性同位体):80(+30)

術師:あなたは未知の書物の香りも、鼻につく鉄の臭いも既知とする。 
ヘルス:5
装備品:アーツ杖(アーツによる攻撃判定のサイコロの数が+1)    
対源石外套(アーツ攻撃の防御判定時、振れるサイコロが+1) 
特性:指定した1つのアーツ技能が+30  
もっとも特徴が少なく、もっとも強力で、最も過酷なOP
詳細B:
基礎情報
【コードネーム】アドヴェントス
【性別】女
【戦闘経験】一年
【出身地】アンブロジウス区
【誕生日】12月26日
【種族】サルカズ
【身長】170cm
【鉱石病感染状況】
体表に源石結晶の分布を確認。メディカルチェックの結果、感染者に認定。

能力測定
【物理強度】普通
【戦場機動】普通
【生理的耐性】標準
【戦術立案】優秀
【戦闘技術】標準
【アーツ適正】卓越

個人履歴
サルカズであり、教皇庁レガトゥス襲撃事件を実行した犯罪組織のメンバー。身体は一般人と同程度の特徴しか見受けられないが、対戦闘用におけるアーツの精密攻撃性では天賦の才を発揮している。現在ロドスでの治療を受けながら、アーツによる後方援護でロドスを支援している。

健康診断
【源石融合率】15%
背部の多箇所に肉眼視可能の源石結晶の分布が見られる。そして踵骨から、大型の源石結晶が突起している状態である。

【血液中源石密度】0.46u/L
基準値を大きく上回っている。彼女の症状に関しては特に注意するように。

アドヴェントスの感染状況は一般的なものと比べてもかなり重篤である事が分かる。彼女はその他にも、五感が圧倒的に劣っている。片目に至っては眼帯を付けており、事情聴取の結果既に失っている事が分かっている。鉱石病に感染する以前から五感の退化は始まっていたとされ、症状を元にした医療オペレーターとの話し合いの結果、鉱石病のみの原因ではないと辿り着いた。現在、五感の退化には2つの要因が重なっていると考えられる。1つがサイコセラピー、精神分析学を用いて判明した彼女の精神的疲弊、もう1つがそれに付随する様に判明した筋萎縮性側索硬化症である。通常の筋萎縮性側索硬化症よりとても微弱で進行が遅いので、ロドスの医療技術による治療も可能とされており、近々取り除く為の手術が行われる予定。

精神的疲弊によるALSは、テラの全てを巡っても見れない珍しい症状である。余程の精神的ショックを受けた結果であるのか、彼女自身の精神的ショック耐性によるものであるのかは、彼女のこれまでの人生が判明するまで、私達には理解できないだろう。外見上は元気だが、これ程不憫な病状を持っているのだから、これ以上の支援は停止させるべきではないのかと感じている。しかし。1、2を争う程のアーツ適正を持っているのも事実だ。犯罪組織のメンバー、元々は極刑に罰せられる筈だったアドヴェントスの腕と誠実さに賭け、加盟させたロドスの判断は間違っていないと信じている。
詳細C:
第一資料
住所、名前等必要最低限の情報は現在でも捜索しているが、発見の見込みがなく、彼女自身も提供を拒否している為詳細が一切不明である。しかし外見的な推測として、アンブロジウス区に住んでいたサルカズの無国籍者家庭出身だと思われている。何故彼女がアンブロジウス区の人間と分かったかについては、近隣住民が彼女をよく見かけたという情報からである。ラテラーノではサンクタ以外の種族には排他的な意識を持っており、尚且つ生まれ故郷のカズデルも無政府状態である為、ここに留まるしかなかったとされている。近隣住民も露呈した場合の処罰を理解しており、敢えて沈黙を貫いていたのだろうとされる。堅く口を閉ざしていた彼女だが、犯罪組織にいた頃の話を詳細に語ってくれた。彼女は犯罪組織内の狙撃手としての役割を担っており、当日の事件では襲撃現場から西に1.3km離れた教会の上階で狙撃任務を遂行していた。放った弾は7発中全発命中したが、いずれも本人にとっては珍しく急所を外し、確実に殺害する事は出来なかったと彼女の口から聞いた。実際、この事件での負傷者は5名だが、死亡者はおらず今では無事全員退院している。その後彼女が所属していた犯罪組織は、教皇庁護衛隊による掃討作戦で損害を受け“空中分解”となった。彼女自身は、教会での狙撃が失敗に終わった事で、組織にいても死ぬのみと考え組織を裏切り、別の国へと高跳びしようとしていた。だが階段を下り、拝廊から脱出の機会を伺っていた時には、既に教皇庁護衛隊に包囲されていたと知った。逮捕後、ロドス職員が彼女と接触し、ロドス加盟を受諾すれば自らの身体を侵す鉱石病の治療及び特別措置を授けると説得。数秒の沈黙後首を縦に振り、ロドス加盟の意思を示した。

第二資料
彼女のアーツ適正の高さと反比例している様な戦闘経験の少なさから、術師オペレーターの中で最も尊敬と嫉妬の念を抱かれた存在だと言える。彼女がロドスに来てから日が浅いのは皆承知である筈だが、一部の職員から蔑みの目で見られているとの報告が挙がっている。それは、精神が衰弱している彼女にとって大問題であり、改善を急ぐ試みが内部で行われている。無口で、独特の雰囲気を漂わせていて、他人からは消極的と見られているがそれは組織所属時代に培ってしまった影響らしく、本当は誰にでも気軽に話しかけれて、面倒見がいい性格である。ただ、仕事の際は目標を最優先と考えており、作戦を立てる時や状況報告以外では無線を繋がないで欲しいと、職人気質が芽生える事もある。彼女が使うアーツは射程距離、威力、持続力全てが優秀であり、彼女の弱点はない様に思えるが、医療系アーツの知識はかなり乏しい。攻撃系アーツを主戦とする術師も、医療系アーツを非常用として学ぶ事があるが、彼女は存在すら認知していなかったとされている。一つの仮説として、犯罪組織は彼女を完全な狙撃兵として扱っていたという説がある。後方支援と医療の両立は彼女1人では難しく、仲間を癒すアーツを学ばせる時間を取るぐらいなら、ひたすら敵を狙撃するのみに徹した方が良いと考えたのだろう。しかし今現在は、専属医療オペレーター付き添いの元、ロドスでの医療系アーツに対する学習も行っている。なんとか、応急処置の1つや2つは取得したらしい。ちなみに、ウランを使用したアーツは彼女が初で、その原理の研究が進むまで通常の術師では届かない遠距離狙撃の出来る理由は解き明かされないだろうとされている。

第三資料
【記録番号Sec-A13/1】
「左手を見せて…?」
「良いけど、急にどうしたの?」
「あぁ…指輪の事ね。最近は、お風呂と寝る時にしか外さなかったから…。同じ事何度も繰り返してたから、忘れちゃってた」
「そうだよ。夫、いたの。あそこに入る前までね」
「カーリンって名前でね、カズデルで武器商人をやってたんだ。3年前まで…」
「商業に失敗して、死んじゃったけど」
「…まだ話さなきゃいけないかしら?…ふぅん。じゃあ、いいわ。ずっと内緒にしてたんだけどね」
「ある日、ガズデルじゃ大きい力を持った反政府組織から大量の武器の仕入れをお願いされたの」
「勿論、多額の報酬が付いてきてね。あの頃と言えば、夫がとっても浮かれてて、億万長者も夢じゃないとか言ってたわ。私も、夫と同じだったんだけど」
「で、仕入れが終わって、報酬を受け取ろうとした時だったかしらね。反政府組織の人ら、裏についてたっぽい、反政府派の政治家に嘘を流されたらしいの」
「受け取りに来てた人ら、当然怒りが抑えきれないまま、説得しようとした夫を撃ち殺して」
「うん…。その時に、流れ弾でね。無くなっちゃったの」
「家の財産、全部奪われて。私も拉致されて、1週間ぐらいそっちで過ごして、周りの目が薄くなってから脱出した。思ってたより簡単だったわ。多分、もう誰も興味なんてなかったんでしょう」
「そこから1年ぐらい…ずっと茫然自失で、何もしてなかったかな」
「で、急に思っちゃったの。私に力があれば、夫を事前に止める事が出来ていたのにとか、こんな酷い目に遭わずに済んだかもしれないのにとか、ずっと平和に生きていけれたかもなのに…とかね」
「弱い人が、大切な物を奪われた時にする行動。分かるかしら」
「復讐よ。私もそうするつもりだったから、その組織を探していたの」
「ふふふ…自分で言うのもなんだけど、この頃は本当に気が可笑しかったのよね。滑稽なのもあるし…」
「あぁ、うん…でも、結局。記録すら、何も無かったわ」

【記録番号Sec-A13/2】
「私の夫はね、護身用のためにって…部屋に一つ武器を隠していたの。私はずっと要らないって言ってたのに」
「でも、無いよりある方がマシだって、その度返されてた」
「試作で、片手で数えれる程しか生産されていない、珍しい狙撃銃」
「売ればかなりの高値になるから、家を建て直せたり、違う国に行く事だって出来たかもしれないけど…」
「夫が残してくれた物は、もうこれしか無かったの。復讐の手段も、ね」
「…この1年間でたくさんの人を撃ち殺したわ」
「いやいや、無差別じゃないわ。流石に。傭兵稼業みたいな仕事をしてただけ」
「覚えてるのだったら、炎国の若頭代行…って言われてた人かな。単純に硬かった…1発頭に撃っただけじゃ倒れなくてね、足を潰して、首ともう一度頭…。これで死んだ。怖かったわよ、あれはね」
「…1年間で?あぁ…それは…武器商人の妻なのだから、夫が試射をしている所を見学したり、教わったりはしたわ。その時の感覚、覚えていたからだと思う」
「始めて7ヶ月目で、こんな事をしても無駄なんじゃ無いかと思い始めてた。ただただ、私が飽き性…だからなのかもだけど」
「実際、ボスは姿すら表さないし、私に出来るのは末端の鼠の尻尾を一生撃ち続けるだけだったの」
「仕方なくもならない?賭け金は無限にあるのに当たらないルーレットなら、早めに諦めて別のゲームを探すのも一種の手なんじゃないか…って」

「でもね…ラテラーノに初めて行った時、願いが叶ったの」
「カフェで偶然手に取った新聞に、こう書かれてた。
【ある犯罪組織が、教皇庁の許可なくラテラーノ内を爆破し回っている】と」
「そのボスの名前、聞き覚えがあって。あの日に契約を交わした、相手」


「あぁ…だから見つけられなかったんだ…って。こんな所に居たなんて、思ってもない事態だったの」

–----定期精神分析面談記録、アドヴェントスの独り言

第四記録
こんな話が隠れていたとは思わなかった。俺達は何も知らなかったのではなく、知ろうとしなかっただけなんだ。どうやらカズデル、ウルサス、炎国、ヴィクトリアでの合計行方不明者数は、この1年間で9〜11%増加していた。その全てがギャング、マフィア絡みの一員であり、5人ほどは幹部候補の人間だった。そして全員の行方不明者は消える前、暗殺依頼のターゲットとして狙われていた事が分かった。俺が何を言いたいか分かるか?定期精神分析面談記録の話を見る限りでは、暗殺を受理していたのは紛れもなく彼女だ!事件ではなく行方不明として扱われていたのは、依頼者が行政機関に話を付けたから、そうに違いない。それが出来るのは、巨大組織及び団体のみでしかない!ここからは推測だが、彼女はその腕前から信頼を勝ち取り、優秀で従順な殺し屋として働いていた。しかし自らの仇が犯罪組織を動かしているのを偶然発見する。内部に入り込み、決着を付けると判断した彼女は殺し屋を辞め、犯罪組織へと加入したと考える。そしてその願いは、叶えられたと彼女は言っていた。これはダブルミーニングなんだ!少し前、放った弾は7発ではなく、8発聞こえたと証言があった。その証言は、教会から反対側に住んでいた者のみから挙げられた。何故8発目を俺達に向けて、撃たなかった?理由はすぐに分かった。彼女はあの日、俺達の他に“別の誰か”を撃った!…誰を、撃ったのか。しかしこれはここで書くものじゃない。俺も消されちまうかも、だからだ…。

–––––第三記録を見た、レガトゥス襲撃事件被害者の主張

…あはは、面白い意見だと思うわ。そう思うのも、いいんじゃないかしら。

–––––上記の記録を見た、アドヴェントスの反応
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