らびー・らびっつさんの日記 「シナリオを考えてみる。その２」

	らびー・らびっつ
	2016/11/07 19:29[web全体で公開]

😶 シナリオを考えてみる。その２
北の砦でディーンとその部下を倒し、イグナティスを救出することに成功した。
しかし、その過程でアレグラが死亡。
アレグラが自分をかばって死んだことに悲嘆し、イグナティスはアレグラのなきがらを抱いたまま、慟哭の涙を流し、
砦に保管されていた爆薬を使って自爆した。
ディーンは深手を負ったが直前に逃亡する。
冒険者たちも、なんとか爆発する砦から脱出することができた。
瀕死の状態で交易都市リバティベルに戻ったディーンは、ゼルにアレグラの死亡を報告した。
その原因は、イグナティスによる殺害で、実はイグナティスはナイトメアを弾圧するリバティベルに復讐するために
アレグラに近づいたのだ、と告げた。
さらに冒険者たちはアレグラを暗殺するためにイグナティスによって雇われた傭兵で、彼らが部下を殺し、
自分もまた殺されそうになったのだ、とディーンをウソをつく。
娘であるアレグラの死に打ちひしがれ、激しい憎悪に震えるゼルは……。

一方、その頃、激しい戦闘から一夜明けて、冒険者たちが交易都市リバティベルに帰ってくる。
街の酒場で苦々しい気持ちで休んでいた冒険者たちの前に、剣を帯びた数人の男たちが姿を現した。
どうやら街中で、フォートレイ商会の人間が冒険者たちを探しているらしい。



□クエスト：２　街を脱出せよ！

場所：交易都市リバティベル



敵：人間の戦士３名

戦闘OR 離脱

※離脱の場合、酒場内にあるあらゆるものを利用して離脱しろ！

酒場にあるもの
イス４脚テーブルのセット、ワイン６本、料理の乗った皿６皿。
痴漢撃退スプレー（酒場にナンパしにくる冒険者が多いため、女性客からの要望があって常備）

一瞬の隙をついて手近にあったワインのビンを投げて気絶させる。命中判定など。
３人分成功すれば、完全に離脱成功。
１人でも残れば、残った人数分と戦闘。


離脱成功or 戦闘に勝利

酒場を出ると十字路が待っていた。
東と西から十数人の男たちが迫ってくる。
とても戦い切れない。



北に行けば、街の用水路がありそこには橋がかかっている。
当然、橋にはフォートレイの私兵が守りを固めている。
敵は2名。
敵を倒すか？　倒さずに通るか？



南に行けば、商人通りがあり、大勢の人々でごったがえしている。
やはりフォートレイ商会の私兵がうろついていた。
敵は2名。倒すか。なんとかやり過ごすか。
町人に紛れて逃げるか。



最後の街の出口でラストバトル。
戦闘回避不能。


敵：ゼル（ボス）、私兵４名



なんとかゼル・フォートレイをはじめとするフォートレイ商会の追撃から逃れた冒険者たち。
逃亡した冒険者たちを苦々しく見つめるゼルを背後から何者かの凶刃が襲った。
「まったく、娘のカタキも満足に討てないのか。情けないものだ。もっとも、娘を殺したのはオレなんだがな」
「き、貴様……ディーン」
瀕死だったはずの腹心ディーンが、ゼルを背後から剣で刺し貫いていた。
「真相を知るヤツは全員殺しておきたかったんだが、まあいい。ヤツらもそうとうヘバっているだろう。
このまま追撃してオレの手で殺してやる」
そういって、剣を乱暴に引き抜く。
口から血を吐き出し、ゼルが倒れた。
「お、おまえがアレグラを・・・・・・？」
「そうさ、オレがあんたの娘を殺した。イグナティスとあの冒険者どもに罪をかぶってもらったあとは、
適当なところで、あんたも殺してオレがフォートレイ商会を牛耳るつもりだったんだが。いろいろ計画が狂ったが、
まあ、こんなもんだろう。あんたにはそろそろ退場してもらう」
ゼルにとどめを刺し、ディーンは配下の部下を引き連れてその場を後にした。



その夜。
「片付きました。ゼル・フォートレイを殺し、オレがフォートレイ商会の実権を引き継ぎました。
この街はもうオレのものです。閣下……」
部屋の一室で黒いローブの深々とフードを被った人物に、ディーンは跪く。
「まだ片付いてはおるまい。真相を知る冒険者どもが生き残っている。彼らに生きていてもらってはやっかいだ。
皆殺しにしろ」
「おおせのままに……」
「これはまだ、ほんの始まりにすぎない……」