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🤔 疑心暗鬼は甘美なる毒 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)そう、GMは嘘を言っていない(唐突 嘘、…TRPGで遊ぶ上で、何だかんだ避けて通れない要素ですよね。 ルーム上でTRPGにおける「嘘」について話題が出たので、ちょっと言及してみようかななんて。 例えば、女性のNPCがいるとします。 このNPCを描写する際に GM「目の前に男性がいます」 なんて言ったらダウト!NG!あなたは嘘つきです!…となりますけども、 GM「目の前に、少なくとも見る限りは男性に見える人がいます」 ならセーフ!OK!あなたは正直者です!…となるのです。 それが男性だろうが女性だろうが、「男性に見える」事は「事実」なんですから。 では、 GM「目の前の人物が自己紹介しますね。その人は自分が男性だと言っています」 ならどうでしょう。 その人は女性なんですからダ…いえ、セーフです。 ポイントは、「女性が自分を男性だと言い張った」事は「事実」だと言う点です。 ややこしいですが、ゲーム的には「正しい情報」なんです。 (この辺りは、wikipediaの「叙述トリック」の項と、その中で紹介されている「信頼できない語り手」が参考になるかもしれません。そう、この道は既に、多くの偉大なる先駆者様達が開拓して来た道なのだ…!) …でもこれ、ゲーム的には正しい情報なんですが、これを考慮するとPLは「その情報を信じて判断して良いのか」を考えなければならず、疑心暗鬼の発生によってゲームの停滞がしばしば発生します。 俗に言うペイント問題なんかもこの類例と思ってますが、、一部のGMによる、ゲーム的に正しい嘘や誤魔化しによって発生したペナルティ――最悪の場合「詰み」――を経験した人なんかは猶更そうです。 PLが試行錯誤している間はどちらも楽しい甘美な時間ですが、恐れによって足を止めてしまったら、その先は地獄です。 勿論、リドルをテーマにしたシナリオで、PL達が困難な謎に挑戦する目的で集まっているなら話は別ですけども、そうでないならば、そう言った要素はメイン要素にしてはいけない(戒め ましてデストラップなんか言語道断。 というかマジで、何も無い所でビビって足を止める人が出たりと他のGMの卓に悪影響が出るので、デストラップ有りと明記するか身内で楽しむ以外では絶対にやらないで欲しい。ほんと、マジで。 (GM自身がPLに嘘をつくケースはもはや論外である。察せ) こういう要素において、PLが足を踏み出せるかはGMに対する安心や信頼にかかっている訳で、それを虚偽や欺瞞、裏切りなんかでぶち壊しちゃダメなんですよ。 とは言え、そういう要素が好きという方も多い(特にTRPG界隈は比較的割合が多いと感じる)ので、エッセンスとして加えるのはとても良いと思います。 何より自分も大好きですし、認識する真実が変化する事で物語が万華鏡の様にその見え方を変え、色々な姿を映し出すのって楽しいですからね。 少なくとも自分が求めているのは推理する事によって得られる喜びや楽しさであって、それに伴う苦痛や…ましてPLを陥れようとする悪意では無いので。 で、閑話休題。 詰まる所大事なのは、「事実」という観点において「発生した事象」と「引き起こされた結果」は不動であり、そこは絶対に嘘をついたり誤魔化したりしちゃいけません(重要 古事記…もとい(推理ものの)小説の古典達が全てを物語っています。 それに、物事を考えるのに前提条件…つまり、基本ルールって物凄く大事なんですよ。 PL達が考える世界はその基本ルールに則って構成されている訳で、その中で不動の筈の物事を動かすという事は、要するに「世界の基本ルールを変える」に等しい行為な訳です。 GMの望む結果の為にホイホイとゴールポストを動かしたら、そりゃ怒られるというものです。 そう言う意味では、嘘か誠かと言うより「引き起こされた結果」という「確定要素」に対しての「不確定要素」として扱った方が解りやすいと思います。 (自分の卓に参加した事がある人は、「嘘か本当かは解りません」的な事を堂々と宣言しているのを目撃しているかもしれません) 要するに、ゴールした後にゴールポストを動かすのはダメって事ですね!
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