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😆 『紫弾のオルトリヴート』所感その2 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)コミュニティのほうでちょっと反応があったので続きを書いてみます。 今回はこのサプリメントの根幹となるワールドセッティングに焦点を当てて解説、例によって後で編集するかも。 ―――この弾丸が、君を貫く日が この手で、君を殺める日が 来ないのならば、世界が滅ぶのも悪くない――― 『紫弾のオルトリヴート』28ページより 【ワールドセッティングとは】 『銀剣のステラナイツ』本体では、学園都市が存在する1~7階層が舞台となっていましたが『紫弾のオルトリヴート』を導入することで 「ロアテラが世界を脅かし、女神とステラナイツが食い止めている」 という根幹的な設定をもとに、一度崩壊したにも関わらず謎の力で滅びを免れた第753階層〈シティ・アンサング〉を舞台に冒険を繰り広げることができるようになります。 【第753層に何が起きたのか】 我々が住んでいる現代社会とほぼ同じ―――高層ビルが立ち並び、騒音とネオンが街にあふれ、見知らぬ人々がすれ違う―――世界でありながら、人々が異形の怪物〈荒廃者(ブライト)〉に変化するリスクと常に隣り合わせにあり、〈荒廃者〉になる疑いのある市民を法規的な手段を超えて〈略式執行(バーンアウト)〉する権限を持った〈都市捜査機構(アンサング・ヤード)〉が支配する陽の光が差さぬ都市。それが第753層、通称〈シティ・アンサング〉。 『銀剣のステラナイツ』で使われる〈願いの決闘場〉はもはや存在せず、俳優たちは〈都市捜査官(ブリンガー)〉〈人造シース(フォージ)〉として〈荒廃者〉を追跡し、〈略式執行〉する暗闘に手を染めることとなる。 【ブリンガー、フォージ、ブライト】 本編のブリンガーは「星の騎士としてアーセルトレイを守る存在」であったが、『紫弾のオルトリヴート』では龍に似た理性なき怪物〈荒廃者〉を狩るべく市民を監視し、〈荒廃者〉への変貌の疑いありとみなした時点で〈略式執行〉により処分する恐怖の代名詞〈都市捜査官(ブリンガー)〉として扱われる。 7年前のロアテラ戦での敗北によりシースを生み出せなくなった第753層では、研究の末都市を救った未知のエネルギー「うた」にブリンガーから採取した血液を結合させることにより、シースの代用となる〈人造シース(フォージ)〉を作ることに成功した。 フォージたちは「例外なく1年しか寿命を持たない」ということが市民たちには知られており、ブリンガーとは対照的に英雄やアイドルとして扱われる反面、法律上は〈都市捜査機構〉の備品とみなされ、人格は認められない。 第1章~幕間まではいわゆる刑事ドラマ、バディものを意識して「いつも通り仲良く過ごしていいよ!」と書いてあるのでそんなにギスギスする必要はない模様。 【バーンアウトとその結末】 本編のステラバトルの代わりに行われるのが〈略式執行(バーンアウト)〉。大きな変更点は 1.歪みが増加する局面では、フォージの大切な思い出である『フラグメント』を記憶から消去して代用する 2.〈荒廃者〉の耐久力を0にしたペアは『フラグメント』を消費して、止めを刺すための『フラグメント・バレット』を生成し〈荒廃者〉の露出したコアに撃ち込む必要がある あたりとなる。フラグメントは実質3回まで消費できるのでいっぱい「異形化」できる。 上で「フォージの寿命は1年」と書いたが、正確には 「1年経つと本人の意思を問わず〈荒廃者〉の上位種である〈堕ちた龍(ロストブライト)〉となり第753層を滅ぼす」 というのが事実である。〈都市捜査官〉はこれを止めるべく、期限を迎える前にフォージを自らの手で処分する必要がある・・・つまり、〈荒廃者〉とフォージであった灰の山の上に平和を築くのが彼らの宿命となるのだ。 【総評】 良くも悪くも重い。マジで。『黒絢のアヴァンドナー』のころの鋭さと暗さが帰ってきた良設定である反面 「重すぎて本編には載せることができなかった」というコメントも納得の代物ですね。 『仮面ライダーアマゾンズ』『PSYCHO-PASS』あたりを合わせてぐつぐつ煮込んだ感じ。 長い感想になりましたが、読んでいただきありがとうございました!
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