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😶 『霧と桜のマルジナリア』所感その3 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼) 「ワールドセッティングの解説をすると強めの幻覚が見えているオタクみたいになるのではないか」 という懸念が出てきたのであっさりとやっていきます。ちなみにワールドセッティングというのは、1巻目に収録されていたアーセルトレイとはまた別の背景で遊ぶための追加設定のようなものです。 【ワールドセッティング1:霧と桜のマルジナリア】 ――此方、桜花咲き誇る帝都 彼方、霧立ち込める帝都 ここは永遠にして、終わりを迎えつつあるふたつの都―― 『霧と桜のマルジナリア』114ページより 「大正時代の日本」を思わせる「桜の帝都」。「ヴィクトリア朝時代のイギリス」を思わせる「霧の帝都」。表裏一体の都市世界はある日急速に接近し、激突寸前というところで謎の力である「次元の柱」により支えられた。空の向こうにもう一つの帝都が見えるという不思議な世界は「マルジナリア」と呼称され、人々が平穏な生活を送る裏でロアテラの脅威がそこに迫りつつあった。 アーセルトレイではふたつの都市世界が滅亡の危機に陥ったことを察した「誓約生徒会」総帥の令により、複数の構成員がマルジナリア世界へ送り込まれた。その目的はただ一つ。「ロアテラによって滅ぼされる直前まで、マルジナリア世界を守り続ける」こと。 世界を滅びへと導く「桜機関(ブロッサムエンジン)」、霧の帝都を統べる「霧の女王」の番犬である「霧のステラナイツ(ミストナイツ)」そして「誓約生徒会」。三者の思惑が桜と霧に覆われた世界で交錯する。 大正ロマンとイギリス最盛期のロマンを融合させたバリューセットのような世界、それがマルジナリア。しかしその世界は桜機関による自死か、ロアテラによる滅びかを選択しなければならないほどシビアな世界です。誓約生徒会として冒険したいステラナイツには絶好の舞台だと思います。 【ワールドセッティング2:手紙よ、この想いを届けてくれ】 ――ここは誰もいない場所 ここは言葉だけが残された場所 あなたの存在を、手紙だけが教えてくれる世界―― 『霧と桜のマルジナリア』176ページより アーセルトレイ第4096層。その世界は一年前、紛争、隕石、そしてありとあらゆる要因によって消滅を迎え、ロアテラに捕食され、文字だけがのこる「手紙世界」となった。 物質がすべて消えてしまった「手紙世界」では「自分が登場人物である物語」を書き続けることで、あるいは誰かが自分の物語を書いてくれることによってのみ自己を存在させることができる。自伝、ポエム、小説、日記、そして手紙。様々な文章による創作表現は、3日間だけ架空の世界を作り、かつての日常を再現する。 ステラナイツたちは手紙をやり取りし、想いを伝えあいながら待ち続ける。この世界にも残された「願いの決闘場」にて、最愛の人と会えるその日を。 オンラインでのテキストセッションに特化して作られた文字をやり取りするための世界。Discordやオンセンの掲示板で第2章まで進める→幕間とステラバトルだけみんなで集まってやる、ができるので忙しい人でも楽しみやすいセッティングになっています。 やっぱりオタクの強火の妄想になったじゃないか!と思いつつその4へ続く。次回は「リコレクト・ドール」「シトラ女学院学校案内」。
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