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😶 『霧と桜のマルジナリア』所感その4 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼) 相当長かったけどこれでワールドセッティング編もラスト。マルジナリアは読み物としてもいい感じです。 【ワールドセッティング3:リコレクト・ドール】 ――思い出、感情、恋。 そういうものを、集めるのが私たちの役割。 でもいつか、私たちも、そんな感情を―― 『霧と桜のマルジナリア』196ページより アーセルトレイ第216層。そこは人類が滅び、廃墟と化した街が並ぶ「サイレントリウム」と呼ばれる世界だった。サイレントリウムに唯一残された住人「リコレクト・ドール」は偽りの命を与えられた人形である。彼女たちは「人類の記憶」を収集し、保管するために今日も静寂に包まれた世界を旅し続ける。いつの日か人類が復活することを信じて。 しかし、リコレクト・ドールが心を持ち、魂の輝きを持つ存在である以上ロアテラの魔の手からは逃れられないのも事実。リコレクト・ドールたちが「自分は人間である」と思い込むことで暴走するように、ロアテラは人類の記憶へと干渉する。 「モールド」と「レジン」。ふたりでひとりの「リコレクト・ドール」。旅の行く末に、彼女たちは何を見つめるのだろう。 ニーアシリーズ好きとしては「いやー、素晴らしい」としか言いようのないセッティングですね。ネクロニカが好きな人も割と向いているんじゃないでしょうか。 【ワールドセッティング4:シトラ女学院・学校案内】 ――鳥籠は、大切なものをしまう場所 そして大切なものを守る場所 ようこそ、シトラ女学院へ―― 『霧と桜のマルジナリア』 224ページより アーセルトレイ最高峰のお嬢様学校。少女たちが勉学と教養を身につけ、淑女としてのたしなみを学ぶそこは、「淑女の鳥籠」とも呼ばれる場所である。両家の娘が入学する学校であり、同時に「世間に出せない娘」が幽閉される場所。それがシトラ女学院。 基幹世界の地球がまだ存在したころからある由緒正しきシトラ女学院では、「姉(スカリア)」が「妹(ロイカ)」を導くことにより相互の健全な成長を促す「姉妹(トゥリープ)制度」が今も残っている。生徒たちの推薦によってえらばれた「青の淑女(フィラ・ラ・イブラウ)」が統治し、争いを良しとせず、「決闘裁判」と呼ばれるチェスやフェンシングで紛争は解決される。 だが、華やかな淑女の鳥籠の中にも悪は潜んでいる。「現代フォークロア研究会」と名乗るその組織はロアテラの信奉者によって構築され、姉妹たちへとささやくのだ。「貴方の悩みを解決して差し上げましょう」と。 シトラ女学院の奥に隠されたもう一つの願いの決闘場である「裁きの決闘場」。其処にてステラナイツによるもう一つの決闘裁判が始まる。 マリみてですよマリみて!あとcitrusとか青い花とか……とにかく百合です。祭日や寮、日々の生活などについて事細かに書いてあるので妄想がとっても膨らむこと間違いなしです。リヴラドールのプレイヤーだった方にもおすすめ。 【総評】 銀剣のステラナイツの世界がぐっと広がる、ぜひ全プレイヤーに手に取ってほしい作品。手に取ってもらえればあとは私がGMしますんで、ハイ! 長い文章でしたが読んでいただきありがとうございました。
> 日記:『霧と桜のマルジナリア』所感その4 シトラ女学院やりたーい
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