ぱむださんの日記 「旅をしよう、この広い宇宙で。「For small creatures such as we」」

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ぱむだ
ぱむだ日記
2024/12/26 02:26[web全体で公開]
😶 旅をしよう、この広い宇宙で。「For small creatures such as we」
“For small creatures such as we, the vastness [of the universe] is made bearable only through love”
私たちのような小さな存在にとって、宇宙の限りない広さは愛によってのみ耐えうるものなのだ。 - カール・セーガン

「For small creatures such as we」は、宇宙をさまよう宇宙船の船長になって愛すべき乗組員と共にバラエティ豊かな冒険を繰り広げるソロ・協力型TRPGです。
プレイヤーは様々な過去を持つ船長を作り、個性豊かすぎる乗組員を作り、カスタマイズ自由な宇宙船に乗り込んで、12個の惑星を股にかけた旅に出ます。燃料・食料・宇宙船の強度・乗組員の不満・宇宙の広さ・わがままな依頼人、さまざまな障害が宇宙船の前に立ちはだかります。めげずに冒険を続けていけば、いつかあなたの名は宇宙に響き渡るでしょう。

この説明では絶対伝わってないと思うんですが……
このゲームは、果てしないほど何でもできてしまいます。
人や荷物を守って旅をする護衛業、速さに全てを掛ける宇宙の走り屋、賞金首を駆り集める賞金稼ぎ、享楽に染まったカジノ惑星のギャンブラー、惑星間の外交業務に助力するネゴシエーター、ドック街の技術者としてこつこつ金を稼ぐのも、船を改造しまくるのも、名声を稼ぐのも、犯罪をするのも……
強く言っておきたいのが、最低限のルールとデータを置いて「これを使って何でもしていいですよ」というタイプではないんです。上に書いたことがすべてルールとデータ上でサポートされています。やりたいことを決めれば、それが唯一無二の冒険になります。300ページ超のルールブックには見事な見開きレイアウトで様々なルールがカッチリと嵌め込まれ、こんなに膨大なのに悪魔的に探しやすくて読みやすいです。多分読みやすく作って必要なものもすぐ探せる作りにしたからからここまでやってもいいだろ!って思ってるところがある気がします。

私はソロプレイをするためにこのゲームを買ったんですが、途中まで進めたところで「あれっ……このページ数、全部ゲームで使うルールとデータだぞ……?(GMセクションとか付属アドベンチャーとかサンプルプレイとかではなく)」と気づいて果てしなさに愕然とし、一度プレイをやめてしまいました。
知人にお願いしてプレイヤーをやってもらい、私がルールを見たり調べたりしながら進行してみたことでようやくプレイにこぎつけました。
そうして一度通して遊んで分かったのは、「全部使うけど全部知ってる必要はない」ということでした。最初の方のキャラメイクと進行方法さえ読んで理解しておけば(そして私はソロプレイの段階でそこまではちゃんと読んでたんです!)、あとは必要な時に必要なページを見るだけでいいように作られているし、必要なページがすぐわかるようにもなっています。そこに確信が持てなくてパニックになってた節がありました。

宇宙の広さと豊かさを感じて、この世界にあるものをもっと知りたくなる、そんな楽しいゲームでした。
もっと遊びたい、いやもちろん一人でも遊べるんですが……人と遊んで宇宙船を見守りたい!
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