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😆 アルフレイム大陸への航海 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)※この日記は「GMM Vol.4」掲載のシナリオ「アルフレイム大陸への航海」のネタバレが多分に含まれます。PLをやりたい方は注意してください。 7月12日夜に「GMM Vol.4」掲載のシナリオ「アルフレイム大陸への航海」のGMをさせていただきました。 開始予定時刻は21時としたものの、実際にはキャラ作成のために早めに来れる方には20時ごろから集まっていただき、 21時半ころからシナリオを開始し、終了予定時刻の1時を1時間も過ぎて2時にセッション終了となりました。 元シナリオの流れは、船に乗り込んだ怪しい乗客について探るADVパート、発見した難破船を探索するダンジョンパート、新大陸への到着間際に海賊と戦うクライマックスパートという3つの流れになっているのですが、ここに自分の世界観重視の嗜好が入り、ラクシア世界の帆船事情と現実世界の帆船の歴史についての違いを考えたり、初めて訪れる異郷の地、セフィリア神聖王国の首都アーレや、モーロック地方の港町スピドラス、そして先輩冒険者パーティにして男リーダーが4人の若い女性を率いるというハーレムパーティのゲスい噂を語る世界観紹介パートを入れたら、ダンジョンに突入するのが23時ということになってました。 凝るのも良いですが、時間管理はしっかりしないといけないですね。 とはいえ、せっかく考えた考察ですので、紹介はしていきたいと思います。 ・技術レベルと文化レベルの前提について ラクシア世界は、魔動機文明時代にはインターネットや大量破壊兵器なども存在し、諸々の設定を読んでみるとどんなに少なく見積もっても現実世界の現代か近未来とまで考えていいほどの技術を持っていたと考えられます。そして文化の方も同様に現代に近いものになっていたようです。 ですが、それらは大破局の影響でほとんどが失われてしまいました。地球でもWWⅣが起きればそれは原始的な武器を使った戦いになると言われた通り、ラクシアでも戦いは銃砲と兵器によるものから剣と人によるものになったのです。 とはいえ、それらは遺跡の発掘というかたちで復元作業が進み、職人レベルで作れるものならわりかし作れてもよさそうですし、文化の方は技術と比べると人々の意識だけでどうにもできてしまうので取り戻しやすいのでしょう。実際に都市クラスではあまり文化は衰退しなかったと考えていいと思います。 ベーテ氏のリプレイでもおっしゃられているように、ラクシアは技術レベルに比して文化レベルが高いのが特徴なのです。 ・帆船の構造 これはほとんどベーテ氏のドラゴンレイドリプレイを参考にしました。 ベーテ氏のリプレイで登場したのは「3本マスト、積載量500トン、乗員50名の中型キャラック船」でした。これはラクシア世界では「砲(キャノン)」がロストテクノロジーであり新造することができないため、砲を大量運用することを考えて作られた軍船としての特徴をもつガレオン船より、商船として積載量と安定性に優れたキャラック船の方が主流となっていることだろうという事でした。 さて、ではこの「アルフレイム大陸への航海」でPC達が乗ることとなる船「アルフレイムの希望号」はどういった船なのでしょうか。 シナリオには「アルフレイム大陸製、全長90m、貨物積載量600トン、4本マスト、船員30名、乗客60名、航海日数1~2ヶ月」とあります。 そして「GMM Vol.4」には「アルフレイム大陸の水運で栄えた国ハーヴェスが、外洋航海可能な魔航船(魔動機関動力船)を建造し、テラスティア大陸への航路を確立」とありました。 では希望号は動力機関を持っているの?とは思いましたが、数の少ない魔航船だけでは細々とした連絡しか行え無さそうだと思ったので、ここは動力期間を持たない完全な帆船と判断しました。 というわけで、希望号がどのような帆船に当たりそうなのかをネットで調べてみると、どうやら「クリッパー」という種別に当たるのではないかと判断しました。 理由はキャラックに比べると全長がかなり長く、また全長に比して積載量が少ないうえに、航海期間が距離に比してかなり短いからかなりの高速性を持つという理由です。 実はセッション当日はまだクリッパーに行き当たらず、シップ?バーク?それともそれらとキャラックの相の子のラクシア独自規格?と整理がついていなかったのは秘密です。帆船の構造について調べるのはこれが初めてだから許してね! そして、シナリオにはさらにもう2隻の船が登場します。それは航海途中で発見する難破船と、蛮族の操る海賊船です。 難破船の方には一応設定があり、「船尾楼のある3本マストの大型帆船。アルフレイムからテラスティアへ向かう途中だった。船名が〈星神への祈り号〉なので恐らくアルフレイム大陸製」ということだけわかります。これも船種はクリッパーでいいのかな。 海賊船については詳細は不明です。帆船かどうかも記述がありません。ですが、後ハーヴェスまで1週間というところで現れたということ、接舷戦闘を行うので高さがあった方が良い、乗っているのは蛮族と考えると、種別は帆船。船種は高速性重視の近海航海船で、キャラベルかガレー辺りが順当な気がします。それに、ほら、帆船じゃないと海賊旗ジョリーロジャーが映えないですしね。 ちなみにどうでもいい豆知識ですが、テラスティアの魔動機文明時代の魔航船はどう少なく見積もってもWWⅡレベルにはあったようです。ディルフラムにはアイヤール帝国がかつて建造した超電磁推進戦艦ガルス・トゥギアが、ユーレリアのエーファー王国には航空母艦(ただし搭載機が現存するかは不明)の現存が確認されているようです。 ・船のトイレ 帆船のトイレは基本、最も風下にある船首が適していたそうです。地球の帆船時代は女性の乗り込みなんて考えていませんでしたから、当然視線を遮る構造物とかはありません。 そして創世の剣によって地球の人間より強力な戦闘生物として作られたラクシア人は男女の能力差もほとんどないようなので、船員も男女がまじりあっていても何ら不自然ではない可能性が高そうです。 ですが、ラクシア現代は文化レベルは高いので、羞恥心や倫理が発達しています。ベーテ氏のリプレイでも女性が船の男部屋に入り浸るのはともかく暮らすのは倫理的に勘弁してくれと言われていました。 ということで、ラクシアの帆船には、トイレとして使うために船首楼が使われるんじゃないかなぁと考え、そう描写しました。 書いててちょっと疲れたので、書きたいことはまだまだあるのですが、いったんここで筆をおきます。 このシナリオはラクシア世界の世界観描写がいろいろできて、登場させる敵や漂流からの脱出に必要な条件を変えるだけで容易に高レベルや蛮族サイドシナリオに書き換えれそうなので、またGMとしてセッション募集をしたいですね。
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