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🤔 日本仏教と徳川家康(TRPG関係無いので閉じてます) (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)※点と点が繋がると面白いよ、って言う話題 あなたは神様を信じますか? 宗教ってどう思いますか? 「信じません。」「いても良いとは思う。」「お葬式とかクリスマスはやるけど宗教とかそういうのじゃないです。」「うちは一応仏教徒なので…」 なんかゆるいぞ、どうしてこうなった? それは日本の国民性が関係している訳ではなく、 日本が先進国だからでもありません。 全て徳川家康のとある制度に原因があります。 幕府と言うものは宗教組織がおこす一揆に手を焼いていました(詳細は割愛) そこで徳川家康が打ち出した政策、 1つ、国の宗教を仏教に統一すること。 1つ、寺は国民の戸籍を管理すること(過去帳と呼ぶ) 1つ、管理されている国民の葬儀はその寺で葬儀を行うこと(檀家制度) さて、これを行ったことによってどうなったか… の前に、そもそも何故このような政策をとったのか? 宗教組織が反乱を起こす理由はいくつかあるのでしょうが、 国から保護されることによりそれが抑えられます。 次に、寺に戸籍を管理させることにより幕府の負担を減らすことができる、 これだけだと仏教側としては仕事を押し付けられただけとなってしまいますが、 檀家制度により仏教組織の収入を安定させる。 これにより幕府と仏教はズブズ…win-winの関係となります。 さて、徳川家は素晴らしい政治力を発揮し 数百年の間幕府を安定させました、めでたしめでたし。 一方の仏教ですが、 知っての通り、今なお檀家制度と言うのは残っていて こちらも安定して日本に根付いてきました。 さてと、組織が安定するとどうなるか? 個人差はあるでしょうが、 多くの場合は野心と言うものが無くなります。 ここで言う野心とは布教活動のことです。 そもそも仏教は、自分を見つめ直す、 いわば哲学に近いこともありますから、 お寺が積極的に「仏の教えを信じなさい!」と言うことはやらないようになってきました。 (昔もやってなかったのかもしれませんが) 日本人にとって宗教とは「そこに有るもの」となり、 布教活動と宗教が結び付かなくなります。 そしていつのまにか日本人の大半が 「一応仏教徒です」となるのですね。 なので、信じてはいないけど葬式はやる、 布教活動をする宗教全てが「カルト教団」に見えてしまう、等々 他国とは変わった宗教観が出来上がってしまったのです。 歴史って意外なことが身近なことに繋がっていて面白いです。 注:徳川家康を非難する意図は全くありません 注:記憶を頼りに書いています、嘘があったら指摘お願いいたします
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