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😶 PLにハラハラ感は出しつつ、必ずボス戦で勝ってもらう手法(AFF2e編) (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)Twitterで「TRPGはプロレスに似ている部分がある」とあったので、 そう言えばプロレス的な筋書きをよくやるなぁ、と思い、 先日やったAFF2eのセッション「山賊の塔」を題材に、 ハラハラ感は出しつつ、必ずボス戦で勝ってもらう手法について、 マスタリングのネタばれ解説をしたいと思います。 手法としては大きく分けると「設計」「演出」「調整」があって、 「設計」は、敵の配置とバランス調整を指します。 「演出」は、雰囲気やイメージ作りを指します。 「調整」は、PC側に勝ってもらうためのテコ入れを指します。 まずは「設計」から。 「山賊の塔」では、4回の戦闘を用意しました。 1:ウルフドッグ1匹(弱い) 2:山賊ザコ3人(弱い) 3:山賊ボス1人、山賊ザコ1人(少しだけ善戦する程度) 4:ホーンド・デーモン1体、ヘルハウンド1匹 1~3はだんだん強くなっていく程度で、 PC側はそれほど苦戦しないバランスです。 ホーンド・デーモンを採用したのは、以下の理由によります。 ・いきなり恐怖で体力を奪うため、登場時のプレッシャーがある事。 ・技術点12でとても強そうに見える事。 ・その割に武器は小型、防具は無し、攻撃体数1で、体力も低い事。 技術点の差さえ解決すれば、実は大したことがないのが、 こいつのいい所と言っていいでしょう。 さすがに体力が低いため、魔法使いに衝撃を2発も食らえば イチコロなのが予想されます。 そこで、攻撃体数2で炎による自動ダメージを持つヘルハウンドを、 演出を兼ねてお共に付ける事にしました。 対するPC側は3人で、 ・技術点7+剣2+テラクの神術2=11の聖騎士 チェインメイル・ホバークとラージシールド装備 ・技術点7+剣2=9の盗賊 ・作成中で未定 の状況でした。 補助魔法、攻撃魔法、または同レベルの戦士がいれば、 ボス戦のバランスをPC側勝利に持っていきやすくなります。 「設計」段階では、ヘルハウンドからダメージを食らいつつも、 こいつを倒し、ホーンド・デーモンに攻撃が集中する事で 戦力バランスが崩れてデーモンが負ける、と言う筋書きです。 そこまで定まったら、後はセッション前か途中での 「調整」にかかってきます。 ここでさらにバランスをPC側に向けるため、 第一の「調整」を行う事にしました。 「情報のリーク」です。 今回のシナリオは、戦闘が中心である事を伝えました。 これでどこかのタイミングで聖騎士が戦力を高めたならば、 防具が優秀なので、ダメージを受ける可能性は、 ホーンド・デーモンが勝利した場合でも30%行きません。 戦闘力が互角であれば、聖騎士とタイマンであっても、 継戦能力に劣るホーンド・デーモンは、10ラウンド持たないのは、 ほぼ確実でしょう。 そこでダメ押しとばかりにセッション中に 経験値を使って戦闘力を高める方が良い事を伝えました。 この時点で3人目の戦士として、技術点8+剣3=11の戦士が 加わっていたので、PC側の勝利はほぼ確実となりました。 さて、後は弱すぎて拍子抜けしないための対応を行います。 これが「演出」です。 山賊以外の何者かが塔の周りにいる事を、 焼け焦げた跡や物音などで強調します。 ホーンド・デーモン君は見ただけでダメージを与えるので、 これも演出効果抜群です。 ただ、今回はヘルハウンドが強打を出す等、 意外と善戦したので、頃合い十分とみて、 更にダイス目が振るわなかった場合の事も考え、 以下の「調整」でさらなるダメ押しをしました。 ・ヘルハウンドを先に潰すようにアドバイス ・ダメージロールした後でも運だめしを許可 ・SUNによってホーンド・デーモンが弱まる事にした これにより、実際の戦闘ではホーンド・デーモンは ダメージを与える事は全くできなかったのに、強敵然とする事ができた訳です。 (多分攻撃魔法をもった魔術師がいる場合は、1発だけ弾いて、デーモンを少し持たせる策を取ったと思います)
> 日記:PLにハラハラ感は出しつつ、必ずボス戦で勝ってもらう手法(AFF2e編) さすがぶーすけさん、読んでいて、よく考えられて効果的な手法だと思いました。 参考になりました。 今度一緒に卓を囲む機会があればよろしくです~
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