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😶 GMログ「魔女と呪い、海より遠く」【オリジナルシナリオネタバレにつき畳み】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)初☆GM! 初☆マギカロギア!! 文庫版(事実上の旧版)だけどGM完遂しました!! 敬称略でメンバー紹介! GM:Chrono@ vs PC/PL:咎環巡(田中) はい!卓を立てた時、全然来ない…!!需要無いのか…!?と泣きそうになってましたが、 なんと田中さんが参加して下さいました!感謝感激雨霰とはこのこと! なのでテンション爆上がりですよー!!(落ち着け 今回のシナリオは常若街に現れた禁書『魔女夜会』を巡る一騒動。 大法典支部で登場させたNPCはイメージとしてうみねこのなく頃にの「あの」二人を当てました。 幾分かマイルド…どころじゃねぇ、めっちゃ干渉してるじゃん。(GMのサービス精神) 割と早い段階でファンブル!魔法災厄!魔法災厄!とネタ出目が連発するまさかの事態。 出やすい7はやっぱり魔の領域… 今回のシナリオ難易度なんですが、PCが一人、出目が安定して少し苦戦する程度の難易度で構築してしまったが故、 あまりのPLの出目の酷さにGMが真っ青。 GMのバランスの緩さと出目の恐ろしさを未だ舐めてたことを反省し、結構な回数サービスをしました。 本来、GMとしては「まったりゆったり楽しむ」のを前提としていたので、 普段PLとして参加してる時の精神が削れるような状況は初回しであることも含めて避けたいと思ってました。 その為、出目の酷さ、鬱展開、キャラロストするくらいが丁度いい!という人にとっては、 「何してんだテメー舐めてんのか?」って言われても仕方ない緊急措置を大量にしていたと思います。 ですけどね…マギカロギアは、RPをメインとしたゲームなので。 雰囲気を、神秘と妖しさとちょっとした滑稽さを孕んだ雰囲気を少しでも楽しんで頂けたらそれでいいのです。 俺はプロじゃねぇ。だからこそ、自分なりのシナリオテリングを模索するんだ!という意志表示と、 ぽんぽんキャラロストするような環境である周囲の空気に対する対抗心みたいなものがありました。 それに、田中さんの言葉が深く心に残っているのです。 「自分は咎環巡に愛着を持っているんです。だから失いたくない!」…と。 活き活きとRPをしてくれる田中さんの言葉。GMが応えないでどうするんだよぉ!! …ということで、滅茶苦茶ルールミスやルールド忘れをしつつも、あれこれ提示して、 PLの意志で(半ばGMの願いではありましたが)トゥルーエンドに辿り着いてくれた時には嬉しく思いました。 PLというかPCがGMやNPCを信じず我が道を行くことも想定してました。 だからこそ、嬉しいと感じてしまいます。 そして、次はもっといいものにしようと思えるわけです。 オリジナルシナリオ故にミスもありました。やっべぇ秘密に書いてある断章の名前なんで前のままだったんだ…!?とか。 それでも、二日間かけてお相手下さった田中さんには感謝でいっぱいです。 余談: 今回のシナリオについて。 タイトルの意味とキーアイテムである香水「海の涙」。 海の涙はローズマリーの異名「ロスマリン」から。ローズマリーは記憶機能に効能があるハーブ。 なので、おまじないを交えて「記憶を取り戻させる」ことでトゥルーエンドの道が開けるようにしました。 あと、「呪い」は「のろい」とも「まじない」とも読みます。 海のような香り。実はこれローズマリーの香りの表現でした。 海からそれなりに遠い街なのに何故?というPLの質問への解答はこちらでさせて頂きました。 それから、重要人物は日本ではなく異国の人物。 そして思い出の品は異国で出会った人が受け継いだものとして表現しました。 薔薇や茨については、ローズとローズマリーの洒落です!( でもなぜ〈炎〉持ちだったのかというと、 トゥルーエンドのボスが焚書官だったこと、魔女は火の扱いもすることから。 それと、本来は喫茶店マスターに憑依させる予定だったのを変更した名残です。 蝋燭の火が似合うナイスミドルというのと、寝不足気味、という設定を乗せてたので。 あと、本来魔法使いが消滅→禁書になる、 という流れの仮定で愚者の持つ魔法使いに関わる記憶は全部すぱっと消えるのですが、 個人的な解釈として、間に愚者との関わりがあると完全に記憶が消える訳ではないんじゃないかな、というもの。 魔法使いに教えて貰ったおまじないが、周囲の人間に広がって、気付けば日常に馴染んでいる。 無意識的な記憶と記憶消去の性質の不自然さもシナリオを作ってて楽しかった部分です。 なお、今回のラスボスはルートによって変わります。 編纂ルートはそのまま禁書『魔女夜会』。 アリスと大和を騙す形になった場合大和は敵対するしアリスの願いも疵になる。 断章の一つはラグナが持っているが、編纂を選ぶとあるキャラがクライマックスでラグナをしれっと捕まえてPCに手渡す。 デバフ山盛り、ぎりぎり魔力を残すと虚針が飛ぶ。開幕も書影で騎士がいるし大忙し。 長期戦をするとごりごり削られかねないので呪文対策や魔力回復手段があると難易度が変わる。魔法剥奪も超有効手段。 消滅ルートは焚書官のラグナ。焚書官のくせに〈炎〉を持たない代わりに〈雷〉持ち。 兎に角追加ダメージ山盛り。炎身、武勇、吸魔の3点セットに防御強化の真の姿。 分身召喚で乙女を呼び出して雷撃撃たせ、更に改造で乙女を強化するという鬼コンボ。 騎士が出た場合はそこまで酷くないという謎の逆転構造。 これはGMハウスルールでマイルドに。それでも本番で乙女が出た。 3R開始時に弱体化する。大和が協力関係な筈だし、防御ダイスを上から契約で押し潰して短期決戦を仕掛けるのが吉。 …なんて仕様。…これ、第四階梯シナリオか?(実際イベント仕込んでるけどデータがかなり酷い) 実際、巡の蔵書はラグナと相性が悪く、召喚より呪文と装備が多め故に浄化が機能不全。 お助けキャラでなんとか凌ぎ、二人分の契約で押し込んで勝利。 いやー…流石にやり過ぎた。 あと本来、大和との戦闘は想定していませんでしたが、データは一応用意してありました。 まぁ、かなりマイルドにした忍者をベースにしたデータなんですがね。 ラグナのハンドアウトにあまり手を付けなかったこともあり、二人共々あまり活躍しなかった。無念。 エリカとアリスは双子の姉妹。姉のアリスは先に母親から妹のエリカへの運命変転の煽りでまだ幼い頃に夭折。 肝心の母親アンジェリカも重なる疵に耐え切れず消滅。それでもエリカは30代まで生きた。 朧気に覚えているタロット占いは何故かよく当たり、ホームステイ先でお世話になった紗弥は母親の親友。 紗弥は母親から受け継いだおまじないと香水を大事にしていた。 …エリカは、何故か懐かしい止まりではあったが。それが今回の鍵。 大和は街の異変にいち早く気付いた一人。 調査の途中で幽霊のアリスに出会い、手掛かりを求めて街を探索。 そして、魔法災厄の拡大が激化した日に、ラグナが断章『古き灯の談』を持ち去っていく所を目撃。 その後、魔法使いの抗争のせいで潜伏せざるを得なくなり途方に暮れていた。 …とまぁ、情報量が、凄い。 これ12サイクルのボリュームじゃないです(爆 なので、エリカには読書効果の秘密を忍ばせたり、一部ハンドアウトは条件自動開示を設定してたり。 一番最初にこのシナリオを作成した理由は「禁書を救うシナリオをやってみたい」でした。 出来ればもう少しバランスを取って改めて再チャレンジしたいシナリオとして、残しておきたいと思います。 …思い出した時に、またこのゲーム盤を開けたらいいなぁ。秋の夜長に。
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