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😶 DX3rd『双青のプロジェクトバベル・第一話』感想(PL) (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)こんばんは、幡目と申します。 今回、興奮の余り非常に長文・散文ですのでご注意ください。 3週間前、2/22(土)に、PLとして参加しているDX3rdキャンペーン『双青のプロジェクトバベル』の第一話『約束のプラネットラダー』がエンディングを迎えました。(感想を書くのが遅い!) DX3rdプレイヤーなら名前くらいは聞いたことのある高名なシナリオプロジェクトバベル。 一言で言えば、その高名の通りの名作。緻密にして大胆。壮大にして精巧な一作でした。 どれくらいすごい作品かと言えば、シナリオを書く人間の呪いとして『うわあ、悔しいなぁ』という感想を2桁以上覚えるほどに名作でした。 これがまだ2話中の1話めだというのだから恐ろしいものです。 さて、まずはシナリオについて……。(販売しているものなのでネタバレに気を付けて) まずは、圧倒的な世界観、舞台装置の壮大さ、深さが印象的です。 タイトルともなっているバベルの塔……もといプラネットラダーと、それを取り巻く団体、人々。 そして、プラネットラダーを襲うテロリスト集団と、その首謀者。PCたちを含む、彼らに人生を狂わされた人々。 その他PCの周辺人物を含む様々な設定、人物が、PCたちとプラネットラダーを中心に複雑に絡み合い無駄なく明確な一本の線となっていく。 その構成力には、シナリオを書く端くれとしてただただ感嘆の一言でした。 また、その物語を織りなす登場人物(NPC)も一人一人が魅力的です。 しかし、ただ属性としての魅力だけでなく、これもまたシナリオが進むとともに明かされる彼らの秘めた思い、隠された過去、思わぬつながり。 感情がテーマの一つであるダブルクロスだからこそ作り出せる群像劇に近いキャラクターたちの物語もまた、このシナリオの魅力であると思います。 惜しむらくは、人数の多さと非常事態なシナリオ展開上、自PCと一部のNPCとの会話があまりできなかったことでしょうか。 そう思ってしまうほど、魅力的な登場人物の数々でした。 そして最後に、緻密に練られた設定、真実、トリック。 特に物語の終盤にかけ、全ての描写に意味があると言えるほどに、示されてきた情報たちが繋がり合い、壮大な物語が姿を見せていきます。 前述の通り、このシナリオは事前情報も含め舞台やキャラクターに関する情報が非常に多いです。 しかし、中盤から終盤にかけ、それらの全てに……NPCやPCの存在、経験を含め全てに意味があると感じられるほど、巧みな仕掛けが施されていました。 情報は広げるより仕舞う方が二乗に難しい、そうシナリオを書いていて思うだけに、この無駄のなさは筆舌に尽くし難いものがありましたを感じますね。 さて、続いてPCを……と思ったら、もう文字数が4桁に乗ってしまっているので、ここは簡単に。 恐らく、次回のCP完結の感想ではシナリオのネタバレができず、たくさんPCのことを書くでしょう。 さて幡目は今回PC①としての参加。 実はTRPGのCPというものが初めてだったので、しかもPC①ということでものすごく緊張して(今でも割と)いました。 幡目のPCは、ある神格の使い魔を基にした真っ白なカラスのレネゲイドビーイング。 穢れを知らない純真な少年で、ヒロインに出会いまっすぐ育った美男子、という設定です。 彼には、CP中どんな辛いことがあっても明るいPC①であって欲しいと思い、そんな人物設定をしました。 実際、シナリオ中で起こる様々な出来事に、真っ直ぐ感情をぶつける役回りをしてくれていると思っています。 戦闘では(やや火力不足ですが)射撃アタッカー。その他は【感覚】【精神】【社会】の判定がそれなりにできる構成。 支援エフェクトを持たない代わり、色々と器用なキャラクターにしてみました。 そして同卓している他PCは……詳細や彼らに掛けたい言葉は次回に回しますが……、 PC②は英雄と呼ばれたUGNエージェント。無感情気味で、常に責務に追われているようなキャラクター。それでいて弱みは全く見せない強い青年です。【社会】に秀で、更に白兵超火力とデータ的にも大黒柱です。 PC③はヒトを憎むことになってしまったヒトのゼノスエージェント。レネゲイドビーイングに恩があり、PC①のことを守ってくれるお姉さん。一方で復讐に生きる様は少し危なげに見えます。戦闘面では、【肉体】に秀でながらも絡め手を得意とするトリックスター。 PC④は亡き親友の真実を追い、親友が残した汎用AIと共に旅する記者。強い正義感を持っていながら、自らの感情を殺してしまう節のある女性。できればPC①が照らしてあげたかったのですが、やや関わるシーンが少なかったところが心残り。データ的には、《無業の影》でミドルに強く更に範囲攻撃もできるサブアタッカーです。 四者四様、抱える過去があり、しかもそれぞれが初対面という難しいハンドアウトでしたが、だからこそ少しずつ紡がれていく絆が見えるようで、PCたちの動きもとても印象的なシナリオでした。 というわけで、このような楽しい卓に同卓していただいたPLの皆様と、動かすNPCも多く情報量も複雑なシナリオに誘い、マスタリングをしていただいたGMに今一度感謝申し上げます。 現時点でセッションは二話の佳境!(感想を書くのが遅い!!!)もうしばらく、よろしくお願いいたします。 ===== ===== 以下雑記 ===== ===== さて幡目執筆の作品はと言いますと、現在初回しのDX3rd『学園街の守護者たち』が次回エンディングというところです。 かなりシナリオの粗が見つかってはいますが、何しろ動かすNPCが楽しいシナリオですので、幡目としては楽しくマスタリングしております。 PLの方も……楽しんでくれていると嬉しいですね。 他執筆作品は……、 『願い』をテーマにしたDX3rdシナリオの方は、実はテキストを書く方が止まってしまっています。 アイデアはかなり固まっているので、完成自体はすると思うのですが。 一方で久々に降りてきたようなプロットが頭に浮かび、DX3rdの『未覚醒主人公』をテーマにしたシナリオのプロットを書き始めました。 こちらは、来年度の春か夏ごろに完成させたい……というところですが、これまた企画段階で複雑怪奇なシナリオになってしまいました。 幡目卓は、基本的に初心者PLに優しくないシナリオですね。本当に申し訳ない。 ばーーーーーっと一時間書きなぐったこの日記、うわお3000文字。 ===== ===== 以下雑雑雑記 ===== ===== そんな執筆の手が止まってしまった幡目が何をしているかと言うと……本を読んだり3時間ぐらい散歩をしたり(!?)して余暇をすごしています。 実は前述の『未覚醒主人公』のシナリオも、この散歩の最中にひらめいたシナリオ。 表社会しか知らない高校生が、都市伝説を追って商店街を駆け回り、神秘的な神社でキミと出会う。 みたいなことを、自宅から1時間半ほど歩いたところにある商店街を歩いていて閃きました。 執筆が止まるのも、悪いことばかりではないですね。 ちなみに余暇に読んでいる本は、昨年だかに映像化もした、児童文学の『怪盗クイーン』シリーズ。 最近家族と話していて話題が出て懐かしくなり、再び手に取りました。 はやみねかおるさんの文章は、大人になってから読んでも引き込まれますね。 ではまた、赤い夢でお会いしましょう。
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