幡目さんの日記 「DX3rd『学園街の守護者たち』感想(GM)」

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幡目
幡目日記
2025/03/21 22:30[web全体で公開]
😶 DX3rd『学園街の守護者たち』感想(GM)
こんばんは、幡目と申します。

先週の金曜日3/14に、幡目がGMを行ったダブルクロス the 3rd editionのオリジナルシナリオセッション『学園街の守護者たち』がエンディングを迎えました。
PLの方に指摘され気付いたのですが、バレンタインデーに始まりホワイトデーに終わる、ロマンティックな(?)卓でした。

シナリオは、あるFHエージェントを取り逃し、学園街に破壊の限りを許してしまったUGNエージェントの主人公と、彼がFHを追って転校した先の高校に拠点を置くUGNの面々との物語。
キャッチーなNPCが登場する楽しいシナリオである一方、本筋のシナリオは、中盤以降かなりハードな真実が明かされていく本格派(になっていたでしょうか)のエージェントものシナリオであったと思います。
また、敵味方含めGMが好みで会話させやすいNPCを多く登場させたため、NPCの感情や表情を豊かに見せることができたセッションだったのではないかと思っています。
PLの方々もノリよくNPCと会話をしてくれて、GMとしても非常に楽しませていただきました。

判定などについては、DX3rdの歴が浅いPLが多めの卓でしたが全体として行動値や範囲攻撃、ガード役などバランスが取れていて、RPGという意味でも個性を十分に発揮できているセッションになったと感じています。
また、そのシーンの主になるPCのダイスロールが上振れることが多く、そういった面でも盛り上がりのあるセッションだったと感じています。

さて続いて参加いただいたPCたち、
PC①は元研究者のUGNエージェント、真っ直ぐで、しかし精神力の強いthe主人公で、データ的にもメインアタッカー。エンディングでは関わった皆に別れを告げ格好よく修行の旅に出る、本当に主人公でした。
PC②は好奇心のままに動くUGNイリーガル。気まぐれな高速アタッカーで掴みどころのない雰囲気が特徴的でしたが、時折達観したように、真理を突いたような発言や精神力の強さを見せるのが印象的でした。
PC③は支部長代理のシナリオロイスともどかしい関係性のUGNエージェント。気弱な雰囲気とは裏腹に、攻撃を全て防ぎきる鉄壁のガード役。日常シーンでの鈍感支部長代理とのやり取りは……幸せになってね!
PC④はほぼサイボーグのUGN日本支部エージェント。無機質な変人……かと思いきや、FHエージェントと友情を結ぶ正義感の強さを見せたときは痺れました。気を許した支部長との漫才のような掛け合いも楽しかったです。

PC①、②は強い意志で試練を乗り越え敵に挑む主人公として、PC③、④はそれを支える存在……そしてオーヴァード同士の友情(漫才だったかも……?)として、各PCが生き生きと動いていたことが印象的なセッションでした。
GMも、NPCを通してセッションの世界を本当に楽しませていただきました。

楽しい卓に同卓していただいたPLの皆様に、今一度感謝申し上げます。


===== ===== 以下余談 ===== ======


さて、少しばかりシナリオの振り返りを。

あまり原型は残っていませんが、このシナリオは、名作RPG『ペルソナ5』にインスパイアされて作成したシナリオとなっています。
と言っても、展開が同じわけではなく、罪人(囚人)の主人公の逆転の物語である点、そして学園生活と学生の絆という要素をリスペクトしたという形です。(ので、P5プレイヤーでもネタバレはありません!)

今回のセッションでは、PC①、PC②が逆境を乗り越える者として強く戦い、そしてPC③、PC④はかなりNPCとたくさん会話をしてくれました。
この点で、GMがやりたかった主人公の逆転劇とPC・NPCたちの会話劇を、どちらも(GMが最も!)楽しむことができたセッションだと感じております。

しかしこのシナリオはまだまだ改良の余地がありそうであり、今回のセッションも素晴らしかったですが、まだまだ他の輝きを見ることもできそうです。
この原石を磨き上げ、またどこかでセッションする機会があるかもしれません。
それがもしオンセンでの募集であったなら、是非覗いて行っていただけると幸いです。

……児童文学を延々読んでいないで、そろそろ執筆を再開しないとですね。
ではまた、赤い夢……ではなく、できればセッションで、お会いしましょう。
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