犬井 秋夜(クトゥルフ神話TRPG用キャラクターシート)
サンダーソードが作成したTRPG「クトゥルフ神話TRPG」用のキャラクターシートです。
犬井 秋夜の詳細
キャラクター情報 NPCでの使用は不可 | ||
TRPGの種別: | クトゥルフ神話TRPG |
いいね! 2 |
キャラクター名: | 犬井 秋夜 | |
♥: | 8 / 8 | |
♥: | 15 / 16 | |
外部URL: | ||
メモ: | 現代 特記・特徴2 加齢 |
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詳細A: |
《プロフィール》 【職業】 自宅警備員ベースの大学生→主夫 【性別】 男 【年齢】 25→33 【出身】 日本 【学校・学位】 私立大学在学中→私立大学卒業 【精神的な障害】 【SAN値】 現在 / 最大 77 / 81 【STR】 12 【APP】 11 【SAN】 80 【CON】 7 【SIZ】 9 【幸運】 80 【POW】 16 【INT】 14 【アイデア】 70 【DEX】 8 【EDU】 16 【知識】 80 【H P】 8 【M P】 16 【ダメージボーナス】 ±0 【職業技能ポイント】 320 【個人的な興味による技能ポイント】 140 《戦闘技能》 ☐回避 16% ☐キック 25% ☐マーシャルアーツ 1% ☐投擲 25% ☐こぶし 50% ☐マシンガン 15% ☑拳銃 73% ☐頭突き 10% ☐サブマシンガン 15% ☐組み付き 25% ☐ライフル 25% ☐ショットガン 30% 《探索技能》 ☐目星 46% ☑聞き耳 84% ☐応急手当 54% ☐追跡 35% ☑隠れる 72% ☑忍び歩き 35% ☐隠す 15% ☑写真術 15% ☑図書館 82% ☐登攀 40% ☐鍵開け 1% ☐精神分析 1% 《行動技能》 ☐水泳 25% ☐電気修理 10% ☐運転: 20% ☐跳躍 25% ☐機械修理 32% ☐操縦: 1% ☐乗馬 5% ☐ナビゲート 42% ☐製作: 5% ☐変装 1% ☐重機械操作 1% 《交渉技能》 ☐母国語:英語 88% ☑信用 80% ☐説得 19% ☐言いくるめ 5% ☐値切り 5% ☐他の言語:日本語 29% ☐他の言語:ゴート語 1% ☐他の言語:ルルイエ文字 8% 《知識技能》 ☐クトゥルフ神話 18% ☐歴史 20% ☐オカルト 6% ☐コンピューター 1% ☐経理 10% ☐電子工学 1% ☑天文学 35% ☐物理学 3% ☐化学 1% ☐考古学 1% ☐心理学 5% ☐法律 5% ☐人類学 1% ☑生物学 40% ☑薬学 46% ☐地質学 28% ☑博物学 95% ☑医学 84% ☐芸術: 5% |
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詳細B: |
{武器} キック 1D6+DB タッチ 1回 - 組み付き 特殊 タッチ 1回 - こぶし 1D3+DB タッチ 1回 - 頭突き 1D4+DB タッチ 1回 - グロッグ17 9mmオートマチック 1d10 20m 3回 装弾数17 耐久力8 故障98 22口径ショート・オートマチック 1d6 10m 3回 装弾数6 耐久力6 故障00 サバイバルナイフ 1d4+2+db タッチ 1回 耐久力15 {所持品} お財布:おとなもこどももおねーさんも。 薬:定期的に飲まなきゃならない。医学の進歩は年々彼を楽にする。 スマートフォン:フィーチャーフォンから買い替えました。これも時代の流れ。 カロリーメイト:塩分を用意せずのアウトドアは無謀と同義。 アルミ水筒・大:水がなければ人は三日で限界を迎える。 アルミ鍋:煮沸消毒は人類の友。 多目的ライター:これ一つで原始的な火起こしから解放される。 懐中電灯:夜間のお供。進行方向を照らすのには大体こっち。 ランタン:懐中電灯とは違うのだ。照明灯代わりに使うのは大体こっち。 ロープ:万能道具。持っていて損はない。 テント:安全な寝床の重要性。泊まるところがないと衰弱する。 サバイバルナイフ:ごっついの。山林で活動するのならナイフの有る無しは命に関わる。 虫除けスプレー:身体が弱いことに変わりはない。病原菌は可能な限り遠ざけるべし。 グロッグ17 9mmオートマチック:危険に巻き込まれて意識が変わった。護身具の威力は重要なのだ。 背負い袋:以上全てが入っている。 自宅 22口径ショート・オートマチック:さほど使わないままにお役御免となった。今は家に置いてある。 落とし子のオルゴール:ボロボロの人形が付けられた古いオルゴール。いつか返せたらいいと思う。 クタート・アクアディンゲン:湿度が下がると汗をかく。絶対子供の手の届かない所に置いている。 翻訳メモ:ゴート語とルルイエ文字の英訳メモ。既に失われた言語を一体誰が再現したのだろうか。 変装粘土:顔にかぶせてこねると任意の顔になれる。変装+30。 【現金】 300000 【預金/借金】 1500000 {パーソナルデータ} 【収入】なし 【個人資産】なし 【不動産】なし 【住所】アメリカ 【家族&友人】 両親:健在。父親が日本人で母親がアメリカ人。 妻:犬井・G(グレンジャー)・トレーシー 30歳。旧姓 トレーシー・プレストン(NPC:茨のゆりかご)。一人称は私。 STR9 CON9 POW10 DEX8 APP13 SIZ13 INT16 EDU17 バイリンガル 勉強家 医者をやっている非常に仲睦まじいお嫁さん。公私共に旦那さんの身体を診ている。30超えてなおトレちゃんシュウと呼び合って人目も憚らずいちゃつける。愛情たっぷり。 息子:犬井・I(イマニュエル)・柊 7歳。一人称は俺。 STR12 CON13 POW15 DEX15 APP10 SIZ5(+6) INT11 EDU1 親の七光り 天気予報士 お父さんが連れてきた宇宙飛行士のお姉さんに一目惚れして即告白、玉砕。それでも大人になったらお嫁さんにするんだと息巻くマセガキ。その人若くみえるけど君のママより年上だぞ大丈夫か。お姉さんの影響で空をよく見るようになって、なんとなく天気がわかるようになった。 ミドルネームの由来をママからよく聞かされて今は亡きお爺ちゃんを尊敬してたりパパママが大好きだったりおじさんとかとも仲良しで、よく家族自慢をしては鬱陶しがられたりもしている。 息子:犬井・G(ガブリエル)・春希 3歳。一人称は僕。 STR8 CON12 POW9 DEX9 APP12 SIZ2(+6) INT18 EDU0 戦士 鋼の筋力 3歳にしてアルファベットは勿論平仮名片仮名にごく簡単な漢字まで覚えて本も読めるようになった男の子。下手するとエレメンタリースクールに入る前にもうパパより日本語ができるようになりそうで、父親の威厳とかそういうのが諸々崩れそうな勢い。身体は両親よりも頑丈だが、まだ戦士としての資質や鋼の肉体の片鱗は見えていない。 【狂気の症状】 特に無し。 【負傷】 特に無し。 【傷跡など】 特に無し。 【読んだクトゥルフ神話の魔導書】 ○クタート・アクアディンゲン(ゴート語版) 初期に作られ、全て破壊されたと信じられている版。ゴート語版とルルイエ文字で書かれており(読むには両方の解読に成功しなければならない)、これとその類似の本が中性の北欧で流布していた。著者・翻訳者は不明。この本は表紙に人間の皮膚で装丁されていて、その表紙は湿度があるレベルまで落ちると「汗をかく」と言われている。最初にこれに気付いた時に失う正気度ポイントは0/1D3。今回は、これに英語でゴート語とルルイエ文字の解読メモ(英語技能成功でゴート語・ルルイエ文字技能に+25の補正)が付随している。通常のラテン語版(p106)に加え、アイデア成功で<旧き印>の習得が可能。 正気度喪失1D8/2D8、<クトゥルフ神話>に+14%、研究し理解するために平均52週間/斜め読みに104時間。 犬井 秋夜は解読に挑戦しゴート語の解読に失敗、ルルイエ文字の解読に成功の斜め読みをした。斜め読みによるSAN喪失-1、旧き印のアイデアには成功しているが習得までは出来なかった。 p151期間の修正値(EDU2、言語技能5、神話技能2、図書館なし(自宅で子守の合間の解読))より解読に52*0.91=47.32週間、斜め読みに104*0.91=94.64時間掛かる。 【アーティファクト】 変装粘土:顔にかぶせてこねると任意の顔になれる。変装+30。 【学んだ呪術】 ○狩を始める[イオドの招来/退散] イオドを任意の丘の上に呼びだす。まず呪文をかける前に、五芒星型を含む特別な防護の円を描かなければならない。使い手は10正気度ポイントをコストとして支払わねばならず、呪文を知っていて使い手を助けようとする者も10正気度ポイントを支払う。他の神格の招来呪文と同様、人々が一団となって、呪文に力を貸すことができる。使い手は力の焦点の役割を務める。使い手は好きなだけのMPを支払う。助ける者で呪文を知っている者は好きなだけMPを支払い、知らない者は1ポイント支払う。支払われたMPを合計したものが、呪文が成功する%になる。支払われたMP毎に、一団は1分間詠唱を続けなければならない。イオドが招来されたとき防護の円の外にいた者は即座に攻撃される。G.O.Oが存在している間に円を出ても同様である。 ○ザトゥクァよりの夢[神格との接触/ツァトゥグァ]p261 ○溺者の夢[神格との接触/イブ=スティトル] ○海の子らとの会話[深きものとの接触]p269 ○父なるダゴンとの会話 ○神の子との会話[クトゥルフの星の落とし子との接触]p267 【遭遇した超自然の存在】 イオド:夢で目をつけられて狙われるようになった。追い返せたのは、きっと奇跡だったと思う。 亜々人:とても残酷な化物だった。勝手だけど、あのときトレちゃんがいなくて良かったと思う。 空鬼:異空間から突然現れる恐ろしい化物だった。人を集めていた、ように僕には見えた。 イオドの落とし子:クルス、と呼んだ触手の子供。いつか手を取り合える日が来たら。 監視するもの:おっきなヒルみたいなの。銃で撃っても全然効いた感じはしなかった。 本人間:生きている本。意思の疎通もできる。人じゃなくても仲良くなれる証左だと思う。 狩り立てる恐怖:羽が生えてて飛べる巨大な蛇。本当、進化論を無視したような生き物ばっかりだ。 アブホース:ミ=ゴランドに飛ばされたキラービーに巣食っていた化物。音に反応して全てを喰う。 巨大ゴキブリ(アブホースの子供):30cmはあろう灰色のカビのようなゴキブリ。気持ち悪い。 人工ショゴス:無限に自己増殖する、合成食料の原材料。……美味しかったから困る。 【特記・特徴】 自宅警備員:CON-1。ネット上の噂に関する<図書館>に20%のボーナス。 アウトドア派:<ナビゲート><博物学><追跡>にそれぞれ+20%。全て適用済み。 好意を寄せられている:トレーシー・プレストン。d100→84。 【探索者の履歴】 犬井 秋夜(いぬい しゅうや)。一人称は僕。遅い少年時代を楽しむ病弱系リア充ハーフ。 生まれつき身体が弱く、外に出るのも難儀するような子供だった。学校にも調子のいいときにしか行けず、下級生が同級生になり、同級生が上級生になり、あまりいい思い出は作れなかった。病気で伏せていると本を読むか周囲に耳をそばだてるくらいしかやることがなく、彼の聴力はそうして自然と磨かれた。体調がいいときでも滅多に外で遊べるほどにはならなかったので、もっぱら館内でのかくれんぼが主流だった。選ぶ本も最初は色々とあったものの、自身の体のこともあって外の景色や動植物などに傾倒していくこととなった。どうしても手が届かない世界に憧れてしまうのだ。 小学生の半ば頃に療養のために家族でアメリカに引っ越し、そこでトレーシー・プレストンに出会う。環境が変わった事もあってそこそこの体調を保ち続けられた彼は、どうにかこれ以降は一度の留年だけで小学校中学校と卒業できた。高校はトレーシーに支えられて二人で志望校に合格することができた。そしてこの時期に彼の病気の特効薬が開発され、それに前後してトレーシーに思いの丈を告白されてそれを受諾。彼の人生の黄金時代が始まる。ベッドの中でずっと憧れ続けていた外の世界を直に見ることが楽しくて仕方なく、薬と手荷物を持って鉄砲玉のように飛び出していく毎日。そんな時間は飛ぶように過ぎ去り、今に至る。 彼の両親は資産家で篤実な人物であり、信用の高さは半ば親譲り半ば彼の単純さという資質にあるのだろう。画策とは縁遠い人間故に警戒されにくいのである。写真術は自分の見た綺麗な景色を彼女にも伝えたいと思うからこそ。とは言え、まだまだ素人に毛が生えたような腕前だけど。医者の診療は日常の風景であり、門前の小僧の如く習わぬままに簡単な医療技術や薬物に関する知識を得た。恋人の進路でもあることから、耳に入って来やすかったというのもあるのだろう。多分。 過保護に育てられてきた分自分で生活の雑務を頑張りたいということで、両親を説得して大学に入ってからは一人暮らしを始めた。のだが、距離も近いしなんだかんだで一週間に一回くらいは母親が様子を見に来てしまうようだ。子は三界の首枷である。 はじめての神話的事件、そしてそれが解決した日。付き合い続けてきた彼女に結婚を申し込まれて受諾した。そこから一秒で押し倒されたのは墓場まで持っていく秘密。お嫁さんがお医者さんとして働いているので家庭に入ることにした。今では二人の子供を育てるパパさんである。 探索からの生還回数:6回 ○茨のゆりかご(2018/04/03) 目が覚めたら、知らない天井で。側にはトレちゃんがいて、僕をじっと見つめていた。 おはよう、シュウ。 僕が声を掛けるより先に、トレちゃんからおはようが飛んでくる。おはようを返して窓を見ると、外はすっかり日が落ちていた。どうやら随分と眠っていたみたい。 気分は、どうですか? すっかり良くなったと思うけれど、庭園からの記憶が無い。どうして僕はベッドで寝てるんだろう。 ヴィック兄さんが運んでくれました。家族は大事に、が私たちの家訓だからと。 そっか、ヴィックさんが……。後でお礼言わないとな。……あれ、トレちゃん? なんか、様子がおかしい、ような。 …………心配、しました。 あ、えっと……。 心配、しました。 ……ごめんなさい、なんて口では言うけれど。トレちゃんがあんな危険な所にいなくて良かったって思っちゃう。何人も死んでしまったし、光の玉にも沢山の人が食べられてしまって、それは本当に酷いことなのに。僕は自分のことばっかりで少し自己嫌悪に陥る。 心配、したんです。 物思いに耽ってると、トレちゃんがとっても拗ねてますって合図を出してた。少し慌てる。 電話であんなこと言って体弱いのに無茶しようとするし! 庭園ではシュウ死んだみたいに力尽きるし! 寝てるだけって気付くまでほんとに心臓止まるかと思ったんだからね! シュウ私がどれだけシュウが大事なのか分かってないよ! トレちゃんがベッドに飛び込んできて、更に詰め寄ってくる。しかも涙目で。どうしようこれ。 心配、したんですから。 どうすることも出来なくて、またごめんなさいって謝る。 ……もう、いいです。無事だったんですから。 でも、トレちゃんはまだ拗ねている。ぷいっと横向いたトレちゃんの頭を撫でる。あ、少し機嫌が治ったかな。 …………シュウが寝てる間に、話、聞きました。みんなシュウは頑張ってたって言ってました。とってもとっても頑張ってたって。ロビン兄さんは忘れちゃってたみたいだけど……。軍人さんも、学者さんも、お医者さんも、皆言ってました。 ……そっか。僕、ちゃんと……。それなら、よかった、かな。……なんか、また少し眠くなってきちゃったかもしれない。そう思ってトレちゃんの顔を見ると、トレちゃんはいつの間にかすぐ目の前で潤んだ瞳で僕を見てた。 ……いっこだけわがまま聞いてもらいます。 うん。心配掛けちゃったし、なんでも聞くよ。なんて、軽い気持ちで言ったら、トレちゃんが身を乗り出してきて、キス、された。 …………結婚、しましょう。 え、あの、えっと、トレちゃん? 大好きです。結婚しましょう、シュウ。私の家族で反対する人は誰もいません。プロポーズです。受けてくれますか? は、はい……。 じゃあ私たちは今から夫婦です。だからもういいですよね。そういうことは結婚してからだってシュウが言うからずっと我慢してたんですから。もう無理です。シュウってばほんと変なところばっかり子供っぽいから……。シュウのかっこよかったところ、皆に聞かされて、私も見たかったって思いましたし、もう抑え切れないくらい好きが溢れてきてるんです。私の……私たちの家族のために、そんなに頑張ってくれて、好きになるなっていうほうが無理です。だから……。 え、あの、ちょ、トレちゃん? 愛してます。 えっ、待っ――――――――。 この日、僕は大人になりました。それと、結婚しました。 ○882弁のキュクロス(2018/05/03) 寝かしつけた子どもたちの隣で、あのオルゴールを手に取る。ひーくんもはるくんも、このオルゴールは好きらしい。最初は壊さないかとハラハラしたけど、最近は大丈夫かなって結構安心して見てたりする。僕がクルスと呼んだこのオルゴールの持ち主は、今はどうしているのだろうか。……人間の片親との繋がりをなくして、泣いてはいないだろうか。 彼にまつわる僕の話を真剣に聞いてくれたトレちゃんは、怒ってくれて、抱きしめてくれて、分かってくれた。それが何より嬉しかった。これは絶対に誰にも内緒だけど、トレちゃんに抱きしめられたとき泣いてしまった。理由は自分でもよく分かってない。ただ、張り詰めてたものが緩んだんだと思ってる。でもその時、本当にこの人と結婚してよかったって思った。……今でも思っている。僕を誇りに思ってくれた彼女を、僕は誇りに思っている。 オルゴールを開く。優しい旋律が流れる。彼が人間の敵にならないでいてくれたらいいと思う。魚人のように、荒々しく食い合う相手とは無理でも。彼のような子となら、人は手を取り合うことはできないだろうか。常識は時代によって塗り替わってきた。だからいつか、そんな日が。 ○星幽トゥリゴノを望む庭の顛末(2018/07/27) あの後、クルスは僕たちの家で暮らすことになった。なんだかんだ言って、連れて帰るまではどうなるか不安もあったけど。トレちゃんは僕のちっぽけな心配なんて軽く吹き飛ばしてくれた。クルスを見ても少しも揺らぐことなく、僕たちを笑って迎え入れてくれた。後で聞いたら、あの子はあなたが頑張った結果だもの、私が否定するはずないじゃない、って。そう言ってくれて、思わず抱きしめてお礼やら普段の感謝や思いをぶつけてたら押し倒された。……もしかするとクルスにも弟か妹ができる日が来ることもあるかもしれない。 ひーくんもはるくんも、クルスにはよく懐いていた。クルスも嬉しそうに、おっかなびっくり子どもたちと触れ合っている。クルスが来た翌日、新しいかっぱを買ってあげようと皆で買い物に出かけた。人前ではクルスには裏に潜ってもらって。流石にテディベア柄でクルスに合うサイズはなかったから、オーダーメイドになった。後日、また皆でお店に受け取りに行ったら、きゅいきゅい鳴きながらはしゃぎまわっていた。新しいオルゴールは、買うことはなかった。 三人で並んでオルゴールを子守唄にお昼寝してるのを見るのが、ここ最近の一番の楽しみだ。人と人じゃないものは手を繋ぎあえる。僕は愛する家族のおかげでそれを確信することが出来た。とてもとても小さいけれど、僕の家が立派なモデルケース。この輪がどこまでも広がっていけばいいと、そう思った。 ○世界が壊れた日に(2021/06/13) 岬ちゃんは凄い。僕一人じゃ耐えきれない現実にも揺らがずにいてくれたお陰で、僕は今も生きている。あと、なんていうか実践にすごく強い。医学修めてる僕がまごついてる間に手早く手当するの、素人とは思えなかった。……岬ちゃんが呼ばれたのは、必然なんじゃないかと思う。 ○朽ちた島で待つ者(2021/06/13) ほぼ全部岬ちゃんの活躍により、幸いにも墜落を免れて不時着できた。偶然会えた昔の知り合いと交渉して、空賊を撃破して。ううん。凄い大冒険だ。……僕を追ってきたトレちゃんがすぐに死んでしまったのは悲しい結末だったけど、覚悟していたことでもある。必ず取り戻そう。 ○シード(2021/06/15) 世界が改竄されて救われたことは、歴史の下に埋もれた。僕を追ってきたトレちゃんには一部始終を白状させられたけど、当たり前のように信じて褒めてくれたことはとても嬉しかった。……あとで話を聞いてみれば、岬ちゃんってこういうこと何度も何度も解決してるらしいね? それってもう英雄なのでは……。あ、米軍からコールサインまでもらってる……そうなんだ……。 |
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詳細C: | ||
マクロ: |
マクロはありません。 |
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タグ: | ※ 公開されていません。 | |
転送: | オンセンルームに転送する | |
キャラクターID: 152176974093himeyuri35
データを出力する
本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。 Call of Cthulhu is copyright (C)1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc. Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc. PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION