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😶 武勲詩とは むかしむかし、大学生だった頃。 とあるエターナル・チャンピオンの影響で、「ロランの歌」(La chanson de Roland)を読んでみたのです。 『ローランの歌』((ローランのうた)または『ロランの歌』、仏: La Chanson de Roland)は、11世紀成立の古フランス語叙事詩(武勲詩)である。(Wikipediaより) ロランは騎士で、フランス王の軍のしんがりに命じられて、ロランを慕う有力な騎士たちも彼に従った。 敵の圧倒的な大群がやってきて、彼の親友は本隊に知らせるよう助言するも、「大軍を相手に臆病風に吹かれたと思われたくない」などど供述して、手勢で応戦。 序盤は、騎士たちが敵将を一騎打ちで討ち取るなど成果を挙げるが、衆寡敵せず、当然のように押し込まれる。 ここに来て、ロランは「やっぱり本隊に連絡をとろうか」と言い出し、親友は「いまさら遅いわ!」とツッコミをいれる。 それでも、異常を知らせる角笛を鳴らし、本隊は駆けつけ敵を撃退するも、既にしんがりの軍は全滅していた、と。 始めて読んだ時は、「・・・・・・大丈夫かこいつ、というかなんでこれが武勲詩なのか」と思ったものでしたw 後ろから敵軍迫ってきてるんだから、救援来るか来ないかは別にして、ちゃんと報告しなさいよ!w いきなり背面から敵が来たら危ないでしょうが! この話を聞いた騎士たちが、「よーし、オレも真似して、本隊に連絡入れずに黙って大軍に立ち向かうぜー!」となったら、たいへんなことになってしまいます。 さて、このロランはイタリアでも人気があったようで、「恋するオルランド」とか「狂えるオルランド」というお話があるようです。 オルランド(ロラン)は一目惚れした相手を探して、国の危機を放り出してその相手を追いかけた挙げ句、ふられて失恋のショックで発狂w イタリアやフランスの騎士は、恋愛沙汰でほいほい発狂するから困りますw(ランスロットとか) このあたり、騎士道ものRPGであるPendragonでは、「感情ロールでD20振って、出目20が出たらファンブルで発狂!」とルールで再現されており、仲間内では「クトゥルフよりも発狂率の高いゲーム」と評されていました。 (Pendragon も、その当時はChaosium から出版されていたこともあって) 今では、「現場仕事ができるヤツに迂闊に役職を与えてしまうと、本人はさておき、周囲の人に不幸や破滅をもたらすことがあるので、要注意! 頭のいい補佐をつけても、お話を聞かないヤツだったら意味なし!」という教訓話として、受け取っていますw
> 日記:武勲詩とは 日本と言おうか、日本語の東洋的には、 「武勇伝」 つまり、 「三国志演技とか宮本武蔵とか源平合戦記とか」 なので(草) 似非西洋だと、 「キリスト教前のローマ共和国/帝国もの以外は、 その辺の変な宗教的エセ人道主義的慈悲=愛」 とかが鼻についてアレですが・・・
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