はがねさんの日記 「探偵?と記者?とUGNと(DX3rd『TRESORへようこそ!・ep. 1』GM所感)」

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2022/12/28 12:05[web全体で公開]
😊 探偵?と記者?とUGNと(DX3rd『TRESORへようこそ!・ep. 1』GM所感)
今回は日記が早いぞ。

というわけで、2022年がもうあと数日となった一昨日12/26、はがね GMのダブルクロス the 3rd editionセッション『TRESORへようこそ!・ep. 1(メアリミードにて)』がエンディングを迎えました。

イギリスはロンドン郊外、メアリミードという町で繰り広げられる姿の見えない通り魔を追うオーヴァードたちのお話。
物語の構成としてはシンプルながら、上手い事透けない塩梅で黒幕の正体を追うまさに推理小説らしい仕上がりになったのではないでしょうか?
また、今回はガッツリオリジナルのアイテムをシナリオに絡め、ギミック面でも新鮮なシナリオを見せられたかと思います。
ちょっと惜しいと感じたのは、サスペンスにシナリオを寄せたためはがね シナリオらしいエンディングのわちゃわちゃが少なかったところでしょうか。次回シナリオを回すときは、色々な平和なイベントの引き出しを用意したいところです。

さて、そんな当シナリオに参加してくれたPCたちは…
PC1は明るさと冷徹さを併せ持つUGNエージェント。
印象的だったのは、オープニングからかなり、ヒロインとのやりとりにのめり込んでくれたことでしょうか。
UGNとして綺麗事では割り切れない現実を知りながら、それでも守りたい日常への一貫した想いの強さが印象的。ボスと主人公である彼の意志が交錯するクライマックスは見ごたえ充分でした!
戦闘面では、ヴィーグルを用いての範囲アタッカー。火力役であると同時に、情報収集能力の高さでもPTを引っ張っていました。

PC2は某名探偵に憧れる自称名探偵のイリーガル少女。
破天荒なまでの明るさと名探偵リスペクトマシマシなキャラ設定でPTの明るさ担当
…と思いきや、終盤では彼女の純粋な正義感がボスとの対話で遺憾なく発揮され、第二の主人公となっていました。彼女の明るさは、きっと誰かを救っていくことでしょう。
もちろん、明るく可愛らしいRP(と強烈なキャラ設定)も印象的!
そして戦闘面では、バフ判定補助攻撃なんでもござれなサブアタッカーでした。

PC3は飄々とした雰囲気の新聞記者だけどその実体は…な姐さん。
事件を追う過程でもそれ以外でも、相方であるNPCの刑事とのやりとりが抜群に上手く、GMも終始ノリノリでイチャ…舌戦させていただきました。
基本は飄々として緊張感を感じさせない彼女ですが、随所で年長者らしい気配りの効いた言動が見られるのが、HO3にハマっておりました。
また、言及はしないけれど自身のバックグラウンドを感じさせるような台詞回し立ち回りが秀逸で、キャラクターの質感が抜群でしたね!
戦闘面では従者を操ってのアタッカー兼盾役。侵蝕率がヒヤヒヤでしたが攻防で活躍していました。

PC4は食えない表情と不思議な言い回しが印象的なUGNレネゲイドビーイング。
英国メアリミードと日本大倉の橋渡しをするHOにおいて、両支部長の理解者として、そしてレネゲイドビーイングらしい観測者的立ち回りが印象的でした。
彼女には秘めた目的があり、まだまだキャラクター的にも謎めいた部分がありますが……いつか明かされる日が来るのでしょうか。
戦闘面では、PTの火力を引き上げる補助役を努めていました。

そして今回、全体的に良い話が多いはがね シナリオにしては珍しく、シナリオボスは自分なりの大義/信念を持ったキャラクターとなっていました。
この手のキャラクターはセリフに重みが出る一方で、ただ倒すことが正解ではないという大団円の実現を難しくする要素を孕んでおり、セッションに際して少しばかりの不安がありました。

そんな不安を他所に、今回はNPCのRPをかなり魅力的に出来た回だったかと思います。
PC1はヒロインをかなり気に入ってくれたため、ボスの意見を真っ向から否定するRPで自分の信じるエンディングへと邁進してくれましたし、一方でPC2が学生のイリーガルらしく、全員ハッピーなエンディングを信じてボスに言葉をかける。
主人公二人が上手くお互い、そしてボスとの対比構造になってくれてGMも迷いなく演出を行えました。

…でも、一番記憶に残ったのは飄々姐さんとやさぐれ刑事の漫才だったような……。違うんだ!PL3とのRPが楽し過ぎるのがいけないんだ!(?)
もっとも、ボスも印象的で好きだったと感想をいただいております。全員良いキャラでした!ということでひとつ。

さてそんな魅力的なキャラクターによって織りなされた当シナリオ、好評をいただいた一方課題も大小さまざま明らかになりました。より練度を高めて、またいつかこの魅力的なキャラクターたちのシナリオを開催したいですね!
そして、同様に魅力的なPCを演じてくれたPLの皆様に改めて最大級の感謝を!

では、またどこかの卓でお会いしましょう。
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