猫型対人魚雷さんの日記 「メリア、他種族への社会寄生性植物説」

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猫型対人魚雷
猫型対人魚雷日記
2020/12/02 05:21[web全体で公開]
😶 メリア、他種族への社会寄生性植物説
・寿命の特異性
 短命種のメリアの寿命はあまりに短い。ここまで寿命が短いと、当然ながら大量の子孫を残さないと種族が絶滅してしまうことが考えられる。さらに、「死の数日前に急に衰弱する」という特性はかなり不利で、死の準備をすることができない。
 そこで、「より寿命の長い他種族に自分や自分の子孫を保護させる」「保護を受ける対象とは別に大量の繁殖相手を用いて子孫を残す」という戦略が考えられる。それを前提にすると、他の特性も合理性があるものとなってくる。

・容姿端麗、かつ本来不要な器官の存在
 もちろん容姿に優れている方が魅力的で保護されやすい。乳房や、感情を示す花といったものは本来メリアには不要な器官だが、他種族へのディスプレー用の器官として存在しているのなら有用なものとなる。
 また外見について、メリアと同じような環境に生息している他種族はエルフであることを考えると、余計に美しく&若い期間が長くなるのは自然。
 さらに言うならば、エルフの寿命は長命種よりさらに長い。故に、先にエルフに社会寄生する長命種が誕生した後、その長命種の同族意識も利用してエルフと長命種に社会寄生する短命種が誕生した、とも考えられる。

・性格や能力の特性
 睡眠が不要で打たれ強く病気に強いのは、雑事(有体に言うなら育児)を行うには極めて向いている特性。この特性を使い、他種族に自分を保護させてかわりにその他種族の子供を保護していたというのは十分考えられる。
 また「子育てをあまりせず、放置しがち」な一方「面倒見がよく、仲間に尽くす」のも、自分たちの子供を他種族に保護させる一方自分は他種族に取り入って保護を受けるという生活様式には合致している。

・種子による繁殖
 人間を基準とした妊娠より遥かに手軽に行えることが示唆される繁殖方法である。「子育てはあまりせず放置しがち」「同族意識はあり、困っている子供の世話程度はする」という特性と照らし合わせて考えると、「相手を選ばず大量の種を作り、ばらまく」「生き残って人型まで育った子供はその時点である程度自分で活動でき、他の存在に庇護を求めることで安全を確保する」という繁殖戦略をとっている可能性はそれなりに高いのではないだろうか? これは人間基準で考えれば非道徳にも思えるが、植物基準であればごく当たり前どころか至れり尽くせりである。
 植物から進化したというからには、祖先は今でいう「分類:植物」かつ「反応:友好的」な魔物だったのだろう。そういった存在であれば、エルフに自然の一部としての庇護を受けるのは自然である。その性質が、今でも基本的には変わっていないとしたら?
 ちなみに、わざわざ種子を「生む」と表現されていることや、元が植物であることを考えると、実は動物基準ではなく植物基準の繁殖を行っている可能性すら存在する。その場合、余計に対象は無差別となることだろう。腹の中で種子まで育てることすらしないかもしれない。
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レスポンス

夏風
夏風猫型対人魚雷
2020/12/02 10:55[web全体で公開]
> 日記:メリア、他種族への社会寄生性植物説
子孫へのある程度の記憶の伝播もあるかもしれません。
本能だけで社会に溶け込むよりも
生まれつき知識を持っていた方がスムーズかなと。

場合によっては植物ネットワークとでも言うべき
知識の共有能力があったり。

どちらもルールブックに根拠となるような記述はありませんが。

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