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😶 その② では、本を作るど!! ということで、 ①本の内容の作り方 シナリオ集なんて作ったことが無いので、本の作り方を何となく知らなきゃいけなかった。何が最低限必要なのかなって、取り合えず、クトゥルフのサプリを読んだり、秋葉原のイエローサブマリンで同人シナリオ集を買ってみてどんなもんじゃいってみたら、大体こんな感じだった。 本自体: 表紙 ⇒前書き&目次&簡単なシナリオ紹介 ⇒後書き&奥付(サークル名とか) ⇒裏表紙 シナリオ: シナリオ表紙 ⇒あらすじ&概要(推奨技能、PL数、セッション時間) ⇒KP情報向け情報 (シナリオで出来ること、大まかな筋書き、NPCの詳細設定、アーティファクトやキーアイテムの詳細設定) ⇒導入&シナリオ本編(本文とKP情報は分けて書くと親切) ⇒クリア報酬 上をWordで打ち込みして、ちょいちょいフリー写真素材やパブリックドメイン素材をぶち込めば、少し見栄えがよくなる。自分がやったのはそんな感じ。 勿論、大手さんはもっとカッコよく作るんだけど(聞いたら、illustratorなどを使っているようだよ。ガチだよガチ)……。 ②本の作り方(コピー本) 本の作り方には二種類あって、今回は自作コピー本と印刷会社に頼む方法の両方したんだ。 コピー本は、ワードで「表紙・裏表紙」のPDFデータと、「本文:③の内容」のPDFデータを作ってUSBに入れて、コンビニでコピー機にぶち込んで印刷した。 自分が使ったのはセブンイレブンで、なんと中綴じ本にしやすいように両面印刷してくれた。詳しくはhttp://www.doujinshi-print.com/とかみてください。 両面印刷だから、4ページでモノクロだと20円かかる。40ページで200円の原価だよ。 印刷物は、くるんと回る中綴じ用のホッチキスがあって、それでパチパチとめた。 ③印刷会社に頼む これはお金がかかるけど、自分でそんなにする作業がないよ。今は大体、PDFでの入稿が可能なので、データを送って振り込むだけと思う。印刷所によってちょっと違うけど。 データ送って振り込むと、何日かして「ぎゃあああああ本だああああ!!!」と思うような本がちゃんと送られてくる。いやぁ、印刷所ってすごい。ちゃんと本になるよすごい。 どの印刷所がいいのか分からない場合は、同人シナリオ集の奥付を見てみよう。大体、印刷所が書いてあります。そこから印刷所をピックアップしてHPなどを見て回って、印刷所を決めよう! 印刷所の依頼枠は、イベント前にはすぐに埋まってしまう。大体一か月前には入稿しないと、良い印刷所はすぐに埋まってしまうので、注意が必要です。 ともあれ、これで本は出来た……! あとは、宣伝だ! ゲムマ参加にあたり「とにかく目立たなきゃ一冊も売れないぞ」と思った。だから、宣伝をすることに決めた。 具体的にしたことは、シナリオを紹介する動画を作った。ゲムマの公式ブログに紹介文をどんどん載せた。BOOTHにサンプル載せた。の、みっつかな……。 ①動画を作った 動画の作り方は、まず動画ソフトを準備することからだった。無料動画ソフトもあるのだけれど、ちょっと準備が面倒くさかったので(一回PCに入れた時に面倒で、しかも間違って消しちゃったからやる気も消えた)、有料ソフトを買うことにした。電気屋さんに行って、動画ソフトを見て回って、ご相談して、初心者にも使いやすいよってことで、「PowerDirector」というソフトを買った。2万ちょいくらいした。Amazonの方が安かった。 動画ソフトを入れたら、フリーBGMのサイト(魔王魂、DOVA-SYNDROME)でBGMをダウンロードした。あと、写真や動画のフリーサイトというものもあって(ぱくたそ、ニコニコモンズなど)、それもダウンロード。それらをソフトにぶち込んで、動画を作った。 作った動画をツイッターやyoutubeにあげて……。取り合えず、やり方はこんな感じ……。 ②ブログを書いた ゲムマの公式サイトでは、ブログを書くことが出来る。ゲムマが近づくと「書いていいよ」という告知が出るから、なるべくたくさん書くようにした。シナリオ集だったから、1日1シナリオを紹介する感じ。それをゲムマの前3日まで一週間ほど毎日続けた。 3日前以降は投稿数に流されて、COCシナリオ集の記事を読む人なんて、ほとんどいなかったよ。だからこれは、早めに書いたのは正解だったかなって、今は思う。 ブログはTwitterでもツイートした。 ③BOOTHにサンプル載せた これは大手さんじゃないと効果がないかも……と思ったけど、一応、BOOTHにサンプルとして、シナリオ集内のシナリオを1本、丸ごと、BOOTHに期間限定で載せた。BOOTHではイベントタグが付けられるので、ゲムマにCOCシナリオ集買う為に参加する人はちょっとは見てくれるかも? さて、ゲムマの参加日が近づいてきた。 ここからは自分の大反省というか、これをしないでゲムマに突撃したために友達に大迷惑をかけたことを。多すぎるほど多いので、語りつくせない。なので、ひとつだけ。 「ブースのサイズを測って事前に設置を考える&本は完成しておく」 実をいうと測定をせずに脳内イメージでブースの設置を考えて、誰にも相談しなかった。イベントなんて参加したことがないのに、しなかった。そして、ゲムマ3日前に「もう一冊本作ろう。コピーで」と思い至った。それが初参加サークルのすべき発想じゃないことに気付かなかった。 無知すぎて、相談すべきことや、やっちゃいけないことに思い至らなかったんだ。 その結果、当日。「これしてこうしてこうしたい!」という自分の願いを叶える為に、手伝いに来たメル氏さんが頭を抱える羽目になった。 クイックルワイパーでポスター立てを作ってほしい、前日に2冊目の本をコンビニコピーしてきてホチキスで今から止める、などと自分が開場1時間半前に話した時、メル氏さんは「殴りたいのを耐えた」そうだ。そりゃあそうだ。ふつう殴るよ。なんて無知で鈍感で無頓着なんだろう! そんなこんなで間に合うはずもなく、コピー本の製作は助けに来てくれたツイツイさんにも手伝ってもらいました……。 そんなわけで、とにかく計画を立てて、相談すること。すごく大事です。うん、自分みたいな人はいないとは思うけど、念のため。 ゲムマが始まってから、実際特に大事なことは、目立つことだと思った。だって、本当に沢山の本があるんだ。情報量が平均的で過多なんだよ。同じ花が並んだ花畑なんだ。 だから、正直、お客さんの目に留まるには、奇麗な花か、変な花になるしかないという感じ。さて、奇麗な花、つまり奇麗な絵や装飾のある本ではない自分の本は、とにかく、変な花だよ! とアピールした。 ロストというテーマだけだとちょっと弱いから、動画を常にパソコンで流した。サンプルも3冊置いた。 そしてこれは、その場の雰囲気で生まれた効果なんだけど。自分は4日間6時間しか寝てなかった。メル氏さんに至っては、完徹だった。だからテンションがおかしくて、甲子園みたいな呼び込みをしたんだ。 メル氏さんが先にテーマと本に何本シナリオが入っているか叫んだ。自分がそれよりおっきな声で叫んで、あとからきたなずたさんも叫んだ。会場の外まで聞こえたと、後から笑われたよ。 とっても変な花だったけど、値札を忘れたこと以外は、功を奏した。だって、お客さんが止まって、笑ってくれたんだ。それは、オンラインにはない楽しさだった。 色々書いてはみたけれど、あまり参考にならないと思う。だって、色んな人に手伝ってもらったんだ。本は個人誌じゃなく合同誌だったし、動画制作に零時さんの声も貰ったし、一部の動画はまおーさんが作ったし、ゲムマ当日はメル氏さんとなずたさんがいなかったら一冊も売れなかったかもしれない。 だからなんだろうな、これは、反面教師の文章なんだ。そう捉えてもらえると、正しいと思う。 ゲムマの件はこんな感じかな……、うん。こんな風に作って、支えてもらって、なんとか売り切ることが出来ました。有難いこと、この上ない話なんだ、これは。 では、おしまい。 追伸:お金の話 なんだかんだで自分は赤字はなくなったか、五千円くらいに収まったと思います(本づくりもサークル参加も初めてでものっそいお金かかった。だから完売しても大赤字の予定だった)。 メル氏さんが値段調整してくれたおかげです。本当に申し訳ない。 値段を決めるときは「赤字でもいっか!」じゃなくて、ちゃんと色々考えて、赤字にならないようにしないと、最終的にみんなをすごく傷つける。自分だけの問題じゃないんだ。
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