ポール・ブリッツさんの日記 「日本のTRPGを世界にというけど」

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ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツ日記
2025/03/31 19:17[web全体で公開]
😶 日本のTRPGを世界にというけど
英米圏にとって日本という国が日本にとっての「フランス」くらいの距離感覚だと楽観的に見積もっても、
日本のTRPGファンがフランスで主流のフランス製TRPGをどのくらい知っているか、プレイしているか、を考えると、
英米人が日本のTRPGを受容する領域がどれだけあるかだよなあ……。
と考えてしまう悲観主義者。
ちなみに自分はひとつも知らないし、フランス語もまったく読めない。
日本人の目に外国のある文化が入ってこないということは、そこに文化が存在しないということではまったくない。
例えばフランスのゲーム雑誌を紹介した昔の雑誌の記事で、D&Dのフランスでのコアなファンたちが書いているのを見たし、
雑学としては「ジェームズボンド007TRPG」がフランスで人気だったことも知っている。
SLGにおいてはナポレオン戦争もののゲームを載せた雑誌の紹介がその筋から流れてくる。
そのような土台があって、国民全員が日本人的感覚から言えば狂信的愛国者ばかりのようなフランス人がフランスのTRPGを作らないわけがない、というのは合理的な推論といえるのではないか。
単に目に入ってこないだけなのだ。そして売り込まれても日本のユーザーがスルーするというだけのことである。
英米にとっての日本のTRPGもそうだろう。
売り込まれてもスルーされるだけ。これを変えるには10年や20年ではきかないのではないか、自分はそう思う。
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レスポンス

Kei
Keiポール・ブリッツ
2025/03/31 20:31[web全体で公開]
> 日記:日本のTRPGを世界にというけど
少なくとも日本の TRPG は JRPG やアニメ・コミックの文脈から興味を持つ層があるとは考えられているようです。
例えば Entropic Dreams というところが日本の TRPG の紹介や翻訳を行っていまして、オフィシャルに英語版が存在する TRPG をまとめています。
https://entropicdreams.com/games-with-translations/
このリストにはありませんが、ソードワールド2.5、トーキョーN◎VA、アルシャードff は有志による訳があるとか(ソードワールドは有志による Wiki もあります)。
また、迷宮キングダム、マギカロギア、インセインは CMON が翻訳のアナウンスを出しています(まだ出版はされていないようです)。
天羅万象の因縁ルールもそれなりの影響力があったと思われますし……。
わたくしが知る限りでは、少なくともインディーズ系 TRPG のコミュニティでは、りゅうたま や ゆうこや は話題になることがありますし、卓募集もあります。
北米では D&D がものすごく強いので、日本における CoC や SW 界隈のようにそればっかり遊んでいる人に他のゲームは掠りもしないというのは、仰る通りあるかもしれませんけれど。

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