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💀 語彙力やべえ あるシニフィアン(記)を受信した際に、シニフィエ(義)を適切に脳裏に描ける能力を、読解力という。 と、昔、教師をしていたころ、これをこのまま(当時、インターネットすらコンニチのように普及しているとはいえない状態の)中学2年生に向けて授業をしていたのであるからして、私は語彙力がない人間だということがよく分かる事例といえる。 そもそも、日本語は語彙が多すぎる。 上下の身分状況を明確にするための敬語、落語などを発端に「その人物らしい発言」をデフォルメした役割語(キャラクター語)、華族言葉、女房言葉、武家言葉、警察用語、ギャル語、ネットスラング、各地方言、などなどなどなど。 対話者の関係性によって、ありとあらゆる使い分けが必要となる。 教師と生徒の関係性の場合、生徒を主体に語彙構成を作り直さないと伝わらない。「伝わらない語彙を選択する」というのが語彙力のなさである。 ゆえに、私は次の年、読解力を教えるときに 「きみら『こんにちは』と言ったときに『クァンガルゥーウッ』って言われたらどうするよ?」 というところからはじめることとなった。 あれから、かれこれ。 私の語彙力は、一向に成長しない。 と、今朝書いた日記をたまたま読み直して、あまりに長文なことに目眩を覚えたというだけの話であった。
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