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🤔 描写力と説明力 文学的文章と説明的文章の 創作するときの違い というのは、 なかなか国語の授業に盛り込めないものであるか。 ごく端的に、私が教師をしていたころは 文学的~は、言葉で絵を書くんだ。 説明的~は、言葉で数式を書くんだ。 と、授業をしていたものであるが、 なかなか大人になっても、これだけでは身に付かない。 (と、かつての教え子と話していて思った) TRPGのテキセでは、 描写力がけっこうモノをいう。 万感の おもい抱きて つむぎだす そのキャラクターの 燃ゆる心根 万感のおもいを抱いて言葉を紡ぐのはPLである。 燃ゆる心根を発揮するのはPCである。 PCがいかなる感情であるか。 それを、短いストロークで すなわち、 (ほぼ)セリフだけによって表現、描写するのが PLの役割である。 練習というか、 イメージしやすいのは 「PCの劇的な感情変化」の場合。 普段、丁寧語しか使わないが 怒りに耐えかねて乱暴な口調になる、とか。 もう、いざとなったら、 記号やらなんやらすら 心情描写のためだと割りきって使う。 たとえば 唐突に不思議なことがおきたとする。 次に私のもつ何人かのPCの反応をしめす。 「……っ!」 「……??」 「え……?」 「はわわ!」 「ほほう?」 「わお♪」 「くっ……」 「おいおい」 いま4文字くらいで、 それぞれ表現してみたが、 なかなかそれぞれのPCの個性がでているように 自画自賛する← 他にも なにかややこしい事態にまきこまれたとき 「やれやれ……」 「うーん、これは」 「ちょ、むり、むりぃ」 「ほほほ、出番かの?」 「だっりぃ、、」 「しゃらくせえっ」 「なるほど、な?」 短かろうが、 他のPLやGMに、そのPCらしく見える反応を示している ということのほうが要点で、 こういう場合短くストロークを切ったぶん、 推理や他のPLの状況などにも頭が回せるようになる。 最後に、 勝利したとき 「終わった、か」 「へへーんだ!」 「口ほどにもない」 「よっし、撤収!」 「こ、これで、終わり?」 「くうぅぅっ! 勝った!」 こういう、 ネタのストックというか、 反応のストックを増やし続けると、 どんなキャラクターでも演れる。 描写というのは絵を書くことだと先に述べたのだが その実は、きちんと「公式」らしいものがあって それに当てはめていくだけであったりする。 (公式から大きく外れる場合は 自力で先に式を作っておく必要があるが、 それでもある程度の定型句は貯まる) また、逆もしかり 説明の場合も、ただ漫然と式を組み立てているのではなく 筆者の描写の小技がちょいちょい使われているほうが 説得力があったりするものだ。
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