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😍 蟷螂窺蝉 前回の日記をとある友人に見せて 「これ、なんだっけ?」 と尋ねると、 わりと即答で 「【トーローキセン】だな。 窺うのあとにレ点打って 【かまきり、蝉をうかがう】 たぶん荘子」 と返ってきた。 友人に天才が多いと 調べものが楽で助かる。 故事成語、四字熟語の世界だが、 落語の世界のようでもある。 ……… とある男が、ある日、空に珍しい鳥をみつけ 弓矢をとって追いかけた。 鳥は枝にとまり、何を見ているものか まばたきひとつしない。 その視線を追うと、かまきりがいた。 どうやらこれを仕留めようというらしい。 かまきりのほうはどうだ、とみれば、 己の運命を知らず、蝉を獲物にしようと構えている。 ふと我に返り、男は「自分は鳥を狙っているが 果たして自分は誰かに狙われているか?」と あたりを見回すと、 「これっ! おらの畠さ、 なーしてズケズケ入ってるだぁ!」 と、怒られてしまった。 ……… 前回の日記は、 これらの登場人物(鳥獣)を 全部「私」にすげ替えたものらしく なんとはなしに「胡蝶の夢」にも通じそうだ。 ふと思い出したが、 ハンター試験のナンバープレート争奪戦(だいぶ古い)、 ヒソカとゴンの一幕も、この四字熟語だろう。 ニュアンスはだいぶ変わるが 「好奇心は猫をころす」 にも通じる部分があるし、 ミクロコスモスはマクロコスモス 好事、魔多し 己に利することを期待するとき 己に害のあることはかなり身近かもしれない。 針の穴に糸を通そうと集中するときに アイロンかけっぱなしなのをわすれるようなもの。 さて、これをテーマかモチーフにして いざシナリオを。
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