月宮 簓(つきみや ささら)(クトゥルフ神話TRPG用キャラクターシート)

りちゃが作成したTRPG「クトゥルフ神話TRPG」用のキャラクターシートです。

月宮 簓(つきみや ささら)の詳細

キャラクター情報  NPCでの使用は不可
TRPGの種別: クトゥルフ神話TRPG
月宮 簓(つきみや ささら)

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キャラクター名: 月宮 簓(つきみや ささら)
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メモ:
詳細A:
《プロフィール》
【職業】 美大生 【性別】 男 【年齢】 22 
【出身】  【学校・学位】  
【精神的な障害】  

【SAN値】 現在 / 最大
80 / 99

【STR】 14 【APP】 8 【SAN】 80
【CON】 14 【SIZ】 15 【幸運】 80
【POW】 16 【INT】 15 【アイデア】 75
【DEX】 8 【EDU】 14 【知識】 70
【H P】 15 【M P】 16 【ダメージボーナス】 +1D4

【職業技能ポイント】 280
【個人的な興味による技能ポイント】 150

《戦闘技能》
☐回避     16% ☐マーシャルアーツ  1%
☐こぶし    50% ☐キック    25%
☐頭突き    10% ☐組み付き   25%
☐拳銃     20% ☐投擲     25%
☐マシンガン  15% ☐サブマシンガン 15%
☐ライフル   25% ☐ショットガン 30%

《探索技能》
☑目星     75% ☑聞き耳    70%
☐応急手当   30% ☐追跡     10%
☐隠れる    10% ☐忍び歩き   10%
☐隠す     15% ☑写真術    20%
☑図書館    70% ☐登攀     40%
☐鍵開け     1% ☑精神分析   56%

《行動技能》
☑水泳     65% ☐運転:    20%
☐電気修理   10% ☐操縦:     1%
☐跳躍     25% ☐ナビゲート  10%
☐機械修理   20% ☑製作:彫刻  45%
☐乗馬      5% ☐重機械操作   1%
☐変装      1% 

《交渉技能》
☐母国語    70% ☐信用     15%
☐説得     15% ☑言いくるめ  65%
☐値切り     5% 

《知識技能》
☑歴史     30% ☐クトゥルフ神話  0%
☐オカルト    5% ☐コンピューター  1%
☐経理     10% ☐電子工学    1%
☐天文学     1% ☐物理学     1%
☐化学      1% ☐考古学     1%
☑心理学    35% ☐法律      5%
☐人類学     1% ☐生物学     1%
☐薬学      1% ☐地質学     1%
☐博物学    10% ☑芸術:彫刻  75%
☐医学      5% ☑芸術:フルート 10%

詳細B:
{武器}
キック 1D6+DB タッチ 1回 -
組み付き 特殊 タッチ 1回 -
こぶし 1D3+DB タッチ 1回 -
頭突き 1D4+DB タッチ 1回 -


{所持品}



【現金】  【預金/借金】 

{パーソナルデータ}
【収入】  【個人資産】

【不動産】  【住所】

【家族&友人】

【狂気の症状】

【負傷】

【傷跡など】

【読んだクトゥルフ神話の魔導書】

【アーティファクト】

【学んだ呪術】

【遭遇した超自然の存在】

【探索者の履歴】
詳細C:
自分は母親似なのだそうだ。

美大に通う傍らで、ダイビングインストラクターのバイトしている。
海沿いの町で育ったので、水泳や素潜りは小さい頃から馴染んだ遊びだった。
夜の海から観る月は、手に掬えそうなほど近く感じる。

そしてそれは幼い頃の記憶に結びついている。


まだ母が元気だった頃、禁止されていた夜の海に姉とふたりで潜ったことがあった。
慣れ親しんだはずの海が、どこかよそよそしく、その奥から何かが覗き込んでいるように思えて、ずっと姉の手にしがみついていた。
そんな中でも水の中から見上げる月は、地上で観るよりもずっととても美しく思えて、それが特別な状況のせいなのか、言いつけを破っているという後ろめたさの裏返しなのか、それともすぐ隣で手を繋いでいる女のせいなのか、そのどれもが理由である気もしたし、どれでもないような気もした。

姉の病室を見舞うと、いつも決まってその時の情景を思い出す。
きれいな満月のせいかもしれない。


彫刻の話もしておく。

昔々、粘土細工を誰かに褒められてからずっとそういったものが好きだった。
いわゆる立体造形物。
言葉にするとなんとも陳腐だ。
とにかくそれ。そういった類。
新しい絵の具を買ってもらわなくても、特別な道具がなくても、いつでも何にでもなれるその可能性の塊とは幾度となく語り合ったものだった。
誇張でも何でもなく、姉がどこかへ連れ出してくれる時を除けば、青春を捧げた相手は油粘土だった。

もちろんハタチを超えてまでそんな純粋培養ではいられない。
友達と呼べる相手もタイムラインを昼夜賑わす程度にいるし、バイト先でも人受けは良い方だ。あまり長くは続いた事はないけれど何人かとお付き合いもした。
その誰とも家族の話をしたことはない。

少し逸れた話を戻す。

最初の動機はどうあれ、ブロンズ彫刻は今の自分を語るのに避けられないファクターになっているのは確かだ。
鋳込んだ作品のできあがりを確かめる瞬間は贈り物の蓋をあけるようでいつも心が高鳴ったし、中が空っぽなのも気に入っている。
その空洞という状態のあり方にメッセージ性を求める人もいたけれど、自分にとってそれはただの何も無い空間以上の意味はなかった。
意味があるとしたら、今何もないのだから今後そこに何かを入れる余地があるということくらいだった。
言うなれば自分が作っているのは、頑丈な、百年其処にあり続ける「器」なのだ。

だからこそ、今回の特別授業は気が乗らなかった。企業とのコラボレーションだなんて、必ずそこに相手企業の思惑が差し込まれるのだろうし、ただそれだけであることなど許されないだろう。
ここだけのことだと割り切ってしまえば楽なのだろうけれど、これだけはうまく折り合いをつけることができなかった。


家族の話。

父は郷土史研究家で、母は元フルート奏者。
雅楽の研究会で知り合ったのだそうだ。
自分と姉が育った街はふたりが結婚してから移り住んだらしかったし、ふたりの実家の話は聞いたことがない。
駆け落ちしたという風でもないのにと不思議に思ったこともあったが、ダムの底に沈んだのだと言われても、怪物にひと飲みにされたと言われても、そうかと腑に落ちたと思う。
そんな雰囲気が二人の間にはあったように思う。

母は長く肺を患っていたが、簓が中3、簞が高3のとき糸が切れたように亡くなった。
満月のきれいな夜だった。
父は仕事にかかりきりで、病院に通って日々の世話をするのは姉と自分の役割だった。
あとになってから、父に父が好きな仕事を普段通り続けてほしいというのが母の望みだったと知ったが、その時からの確執は今もくすぶっている。

そして父を遠ざけるほど、自然と姉と過ごす時間が増えた。
買い物をして家に帰って一番に目に入るのは、いつも突き当たりの台所に立つ割烹着を着た姉の後ろ姿だった。
一言二言交わしてそれぞれの役目をこなす。
3人分の皿を2人で囲む形ばかりの家族の食卓。
このままではいけないとも、このままでいたいとも思った。

姉に恋人ができたと聞いたときは、動揺もあったし、寂しさもあったけれど、どこか安堵している自分も居た。
付き合っている間も、事故の後も、その男に会ったこともなければ、名前も顔も知らない。

今となっては、実は全て姉の狂言だったのではないかとも思う。
そして、そんな事を考える自分に嫌気が差して仕方ない。




簓(ささら)  :22歳:   +11画 楽器の一種。
金髪ツーブロックで見た目は物静かなヤンキー。授業と見舞い以外は学費のためのバイトに費やしている。好きな食べ物はがめ煮。185cm。

父:簫(しょう):51歳:   +13画 和楽器の一種。縦笛。
寡黙な職人タイプ。言い訳しないのが誠実と思っているタイプ。

母:篠(しの) :享年38歳: +11画 竹の一種。篠笛。横笛。
穏やかで明るい人だった。しなやかな物腰の人好き。怒ると怖いらしいが怒ったところを見たことがなかった。

姉:簞(ひさご) :25歳:   +12画 わりご。食べ物を入れる竹で作られた丸い容器。
包容力の人。親しい相手にはいたずらっぽい一面ものぞかせていた。
マクロ:

マクロ名|実行コマンド

SANチェック|1d100<=#SAN SANチェック

応急手当|1d100<=#応急手当 応急手当

医学|1d100<=#医学 医学

回復量|1d3 回復量

精神分析|1d100<=#精神分析 精神分析

聞き耳|1d100<=#聞き耳 聞き耳

鍵開け|1d100<=#鍵開け 鍵開け

図書館|1d100<=#図書館 図書館

目星|1d100<=#目星 目星

言いくるめ|1d100<=#言いくるめ 言いくるめ

オカルト|1d100<=#オカルト オカルト

クトゥルフ神話|1d100<=#クトゥルフ神話 クトゥルフ神話

回避|1d100<=#回避 回避

マーシャルアーツ|1d100<=#マーシャルアーツ マーシャルアーツ

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キャラクターID: 173445054607richad5

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本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

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