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😶 V:tM第1回プレイを終えて ヴァンパイア・ザ・マスカレード(revised版)邦訳出版時に買ったものの、実はちゃんとプレイする機会はいままでありませんでした。 実際にプレイしてみて、このゲームなりの問題点はわかってきたのですが。少々これからプレイする方(たぶんいない)にはキャラ作成手順外でプレイ前にここは決めておいたほうがいいんじゃないかという点があります。 決めておいたほうがよい点というのは、キャラクター毎の狂乱/紅の恐怖時の行動についてです。 ルール上極めて曖昧な狂乱/紅の恐怖ですが、次の3つの項目を決めておくと実プレイ時に楽だと思われます。 〈起動トリガー〉 共通の起動トリガーとして狂乱は激昂させられたときまたは血に飢えている時、紅の恐怖は光や炎に晒されたときとなります。 紅の恐怖については全PC共通でよいのですが、狂乱はキャラクター毎に特別なトリガーとなる条件も別に決めておいたほうがよいと思います。 ルールブックを読むとどうやら“獣”はキャラクターの【本性】と密接につながっているようです。 【本性】の満たされる条件を阻害された場合、または反故にされた場合などを狂乱条件として細かく決めておくとそれらしくなると思います。 え?なんで自分が不利になるような条件を自分で作らなきゃいけないんだって?そういう方は多分このルールと世界観自体向かないんじゃないかな・・・。 〈獣が現出した際の行動〉 ルールブックを読むと事細かに書いてあるようで、具体的な描写がいまいちぴんと来ません。 「ほら・・・インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアのあれっぽくだよ!あれっぽく!」と言うと身も蓋も無いのですが、実プレイ時にどうするかきめておくといざそうなったときにスムーズに話が進むと思います。 ルールブックにはSTがキャラクターを取り上げて描写するか、自分でRPするようにとあります。前者だとST的にはコントロールしやすいですがやっぱり味気ないです、ぜひRPしてみましょう。 以下に考えつくパターンを挙げておきます、これはかなり独自解釈も含みます。 “完全獣現出型” 牙をむき出し、唸り声を上げ、猿や四足獣のように醜く振る舞います。おそらく最もバニラな解釈でしょう。 STが演出する場合もこれでよいでしょう、逃げるか障害を排除するかしかないので行動も単純。人間性が低いPCにもお薦めです。 問題は淡々とその様を描写する分にはいいのですが、台詞を喋らせるとオンセでもオフセでも途端に安っぽくなってしまうことでしょうか。試しに唸り声や叫び声(混じり)の台詞なんてものを吐いてみればどうなるかわかると思います。 “半制御型” 制御が効かないのは同じですが、(ある程度)会話が可能です。 性格や言葉使いが普段より荒くなるなど、激昂した程度のRPをすれば済むでしょう。キャラクターの【本性】に沿ったRPだとさらにそれらしくなってよし!。 〈意志力〉を使って狂乱/紅の恐怖を抑えこむタイミングも生まれると思われます。一番お勧め。 “鎮静型” ぱっと見た目にはまったく冷静に見えますが、完全に制御を失っている型。 狂乱の場合、淡々としゃべりますが目は座っている、そんな感じです・・・ヤンデレ?。 紅の恐怖の場合は、恐怖のあまりどうすればよいかわからず身動きが取れなくなってしまうかもしれません。 【本性】が受動的でおとなしかったり、人間性が高い場合などにどうでしょうか。 “別人格現出型” 血のアミニズムの人格障害を持っている場合などに、狂乱/紅の恐怖に襲われるとまったく本来とは違った人格が現れることにしてもよいかもしれません。 人格はおとなしいか好戦的かはわかりませんが、おそらく過去にPCが吸血した相手の人格でしょう。 〈終了トリガー〉 本来はその怒りや恐怖の対象が取り除かれたり影響が及ばないところまで距離をとったりすれば、狂乱や紅の恐怖は解除されるはずです。 ですが、それでは獣状態の解除のタイミングがうまく掴めないままずずるずると狂乱状態が続く場合が予想されます。 ですので、キャラクター毎に特別な獣状態を解除する条件あがあるとよいかもしれません。 特定の物品を見る、家族になだめられる・・・などなど。 使い過ぎると陳腐になっちゃいますのでだめです。また、プレイヤーに簡単に獣状態を回避するための手段と誤解されないように注意が必要でしょう。 これらを全部きっちり決めておかなければならない!というわけではないですが、簡単にでも決めておけば大分キャラクターに深みがでてくるのではないでしょうか。 ではでは
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