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😆 【備忘録】11/26ボイセ『片鱗』 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)シナリオ:片鱗 作者:夕季 蝉様 【シナリオ概要】 舞台:現代/散歩程度のシティ プレイ人数:2人固定 プレイ時間:3時間程度 推奨技能:目星 神が結んだ紲は解かぬがよい。 わたしたちはやはりあのヒースと風の子でありたい。 KP:シキさん PL: HO1高校生:ゆき/五福谷 波璃子(ごふくや はりこ) HO2殺人鬼:ぷもももさん/幸徳寺 次穏(こうとくじ つおん)さん めちゃくちゃ覚悟して回ってきた結果、両生還できました…!!!!! ベストオブベストでしかない。予想外のエンディングでした。 次穏さん、波璃子のことを本人以上に気にかけてくれて、特に「これから」のことを念頭に行動してくれているのが伝わるのが、穏やかな大人って感じでとても素敵でした。波璃子が一番助けてほしかった存在なのだろうなと勝手に思っています。 散歩の話だったり、認識の話だったり、色々とたくさん会話をしてくださって、とても素敵な時間を過ごせました。 料理の話のときは、思わぬ合致にびっくりでした。 波璃子が、だんだん笑顔が増えていくんですけど、自然にそうできたので、本当にやりとりが楽しかっただけですね。 以下、いつも以上にすごくネタバレを含む話なので、お気を付けください。 トレーラーにある「ヒュースと風の子」って文言が、個人的にジキルとハイドにはつながっていたので、回る前からどちらかは二重人格の人格であると思っていたんですよね。 EDにはどちらかが主人格になり、別人格は消えるのを想像していました。 だから、途中までの話の展開で、次穏さんが別人格であるとは思ったんですが、HO1には兄姉がいることが指定されていることから、ワンチャン兄姉の二重人格の可能性を捨てきれなかったので、色々と考えながら進んでいました。 匿うことから始まる物語、本当にその通りでした。 次穏さんとの家までの会話で「散歩」ってすごくいいなと思いました。 ゆっくり、寄り道してもいい、っていう優しい言葉。 ただ、あの時の波璃子にとっては、この時間の終わりのなさに対しての絶望。 はやくどこかに行きたい。 はやくどうにかしたい。 押し黙って耐えるこの状況から、出たい、逃げたい、でもまだ出来ない。先のことなんて考えられない。先が明るいと思えない。 そんな波璃子にとっては、寄り道なんてしていられないから、窒息しそうなこの現状での「散歩」は、したくない。 たくさん話をしながら二人で、波璃子の家へ帰宅。 二階に直接梯子をかけてあって、波璃子は普段はそこから出入りしているので、人を匿うのには何の問題もない。 部屋に入ってから、失くなっているものに気づくんですよ。 封筒はさ~、本当に駄目だよ、本当に。 めちゃくちゃ動揺した。一番ドンピシャで動揺した。 たぶん、波璃子さん、めちゃくちゃ執着心がお強いかと思います。自分のものは、自分のもの。 動揺を抱えながら、夕食に呼ばれての地獄の時間。父も帰宅してからの地獄の加速。 喧嘩を始めた両親、割れる皿。その皿を片付けるために箒をとってこようと思って席を立ち、部屋を出ようとしたときのお母さんの「どこいくのよ」は、背筋が凍り付くほど怖かった。泣いちゃう…。 気づいたら、父を包丁で刺している次穏さんがいて、母が固まっている。 ぐちゃぐちゃの部屋を逃げ出そうとして、頭痛がして、その場に留まるしかできない…からの、ふらふらと部屋に戻ってくるしかない波璃子。 ここでPLは、やはり離れられないのですね、と察しました。 優しいジキルと冷徹ハイド博士の誕生です。 家にいた家族全員を刺し、逃げる。行先もない逃避行の始まり。 寂れたゲームセンターへ向かい、プリクラをとって二人で落書きしたり、UFOキャッチャーでキーホルダーとポーチをとったり、格闘の対戦ゲームしたり、次穏さんの「く、くやしい、もう一回」で対戦ゲーム2回戦目、すごく面白かった。 あとから、出目が100ファンと失敗だったと聞いて爆笑です。 波璃子は二回目がどっちも成功で完全勝利!嬉しい! 途中、中学時代の教師に出会うものの、謎のアイテムを渡されただけでさよなら。 この辺りで、はっきりと次穏さんは、波璃子以外と話せないことが描写されて、PLはゾクゾクしていました。 それから閉まっている町の手芸屋へ。 町を離れれば、ここに来ることができるのは最後かもしれないなと思ったから。 波の字は、なんとなく玻璃よりいいかなと思ってつけたんですが、まさか最終目的地が海だとは思わなかったので、ある意味、とても良かったなと思いました。 海岸を歩きながら、太陽の話=認識の話を次穏さんとするのは、印象的でした。 なら、この声が誰にも聞こえていなくても存在していたとして、でも、誰かが聞いてくれていないと、それは悲しい。 これが伝えられただけで満足しました。ありがとうございます。 んで、海で次穏さんとはお別れでEDかと思ったのに、留置所にも二人でいるの笑 思わず、くすってなりました。 PLは海からエンディングへ一直線かと思っていたんです、すっかりシナリオの掌の上でした。 これからどうしたらいいのかなぁっておしゃべりしているのもちょっと楽しかった。 あと、忘れる忘れないの話。ゲームセンターで教師からもらったアイテムです。記憶を忘れれば、別人格は消えるので、記憶を消せるアイテムってことです。 ここでの会話で、気持ちは完全に、記憶を忘れないに定まりました。 そして兄からの手助け。実際には兄本人ではなく、兄からの借りを返しに現れたフードの謎の人物なんですが。 元々は留置所で、罪を償い静かにEDを迎えようかと思っていたけれど、フードの人が言うには、留置所からは一生出られないというものですから、せっかく自由になりたくて無理を通したのに、ここで自由がないまま終わるのは嫌だって強く感じた。 次穏さんにも、背中を押された気がしたので、フードの人へ「ここから出して」になりました。 ここでフードの人に「君の狂気を狙っている」と忠告されなかったら、この後に現れる神格がゴグ=フールとは閃かなかったかもしれない。こっちの覚悟ももうガンギマリですよ!こい! フードの人が作ってくれた門をくぐると、夜の海~! ゴグ=フール様のご登場だ~! ここで二人とも、ギリギリでもSAN値チェックに成功したの、本当に本当に良かった。 後にKPのシキさんに「本当にギリギリで、特に波璃子さんぴったりだったからドキドキでした」って言われて、PLは初めてどひゃー!ってなりました。遅い。 波璃子はここで気絶したので、そのあとのことは何もわからないまま。 次に目を覚ますと、少女に『あなたたち』と言われて驚愕しました。 一度も、本当に一度も自分からは次穏さんに触れたりしなかったのですが、ここではゆすり起こすのです。 「体温がわかるでしょう」って描写に、泣きそうになりました。 次穏さんが、真っ二つになった鍵を海へ蹴りとばすその光景を、まぶしい気持ちで波璃子が見ている光景が目に浮かびます。 思わぬ、明るい未来を感じられる終わり方でした。 この後も困難はあるでしょうが、「二人なら大丈夫」だと、次穏さんの言う通りに思っています。 散歩のように、あっちこっちを自分たちで見ながら、ゆっくり、彼女たちの好きに歩んでいってほしいなと思いました。 KPのシキさん、PLのぷもももさん、改めて、一緒に遊んでくださってありがとうございました!
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