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😶 5/26_たかはるGM卓「忌子が生きていくという事」感想_1/2 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)というわけで、5/26(日)にGMたかはるさんにて開催された 「忌子が生きていくという事」の感想をば… ■シナリオ 忌子、それはラクシア世界において魂に穢れを抱えて生まれ落ちる者。 穢れを禁忌とするこの世界において、忌み嫌われ、疎まれる者。 ナイトメア───まさに“悪夢”と呼ばれるその者たちは 白い肌に、大きな角、そして異貌化と呼ばれる能力により 角はさらに大きくなり、肌を青白く変色させることのできる彼ら。 そんな彼らがどのようにこの世界で生き、死んでいくか そして彼らを取り巻く世界とはいったい何なのか? 深淵で、かつファンタジー世界における倫理に触れていくハイファンタジーシナリオ。 ドエモ…卓が始まる前から心高まるトレーラー、PCごとに用意されたHO、 各PCごとに始まるオープニング…! 最初の段階から、すでにテンションマックスでしたが その後も間断となく続くエモの嵐! 今回のシナリオは非常に難しい内容でしたが、それだけ深くまでキャラクターに入り込めるものだったと思います。 そしてそれ以上に、公募でこのシナリオを回すたかはるGMの力量は素晴らしいものでしたね…! 各キャラクターの過去をシナリオに落とし込み、単発セッションでもうまくまとめた点が まねできないすごい所だなぁ…と思いました! 今回は、キャラクターごとにナイトメアに対してのスタンスを決める必要がありましたが それぞれにそれぞれの考え方が見えて、私は好きだったなぁ… シナリオ内容は…触れすぎるとネタバレになるので控えますが 登場するキャラクター達、錯綜するそれぞれの想い、ぶつかり合うそれぞれの考えと SWという世界観に深く足を踏み込むようなストーリーでした… あとは是非、シナリオを体験してその目でいろいろ感じ取ってほしいですね…! ■キャラクター達 PC達 ウィング・ナイト ⇒ナイトメア自身。渦中の人物その人。 イリーナ ⇒ナイトメアに対しては中立思想。世界の物差しではなく、彼女の物差しで彼らを計る。 螺旋 ⇒ナイトメア擁護派。自身の正義感、そして絶対的な公平性を保つ天秤の量り手。 レイラ・アリアータ(自) ⇒ナイトメア否定派。穢れを否定し、拒絶するが・・・調和と融和を旨とするライフォス神官。 ◆イリーナ/PLはやみさん エルフのグラップラー。 狩りを糧とし、森と共に生きるエルフの集落で生活をしていた彼女は 神託によって友を助けるために森を飛び出た─── という導入で、彼女がルキスラ帝国の街で友達と会うシーンから入ったのですが めっちゃ自由人! 友達と会うも、キミ話聞いてるかい…? 天然なキャラクターなのかな?と思っていたら 戦闘や探索では、狩人としての抜群の嗅覚で得物を見つけ 刈り取るために追い詰めていくという 天然じゃなくて野生味たっぷりなエルフちゃんでした! 個人的にはボクっ子なのがとてもいいですね…イイ… とっても元気でカワイイのですが、狩人としての感覚なのか 大変シビアな死生観が印象的でした。 極限までシンプルに考えるその感覚は、今回のシナリオの中で ある意味最も真理にたどり着いているPCだったのかも… 序盤はどちらかというとナイトメア擁護派かな?と思いましたが 中盤以降は我が道を行く、信念の通ったRPが魅力的でした! 非情に芯の通った彼女は、ぶれずにその道を突き進んでいたので 無邪気さと強さを兼ねそろえた、なんというか猫みたいな子だったなぁと思いました! ●自キャラ⇒イリーナへの感情 最初の印象は「なんだぁこいつぁ…?」って感じでしたね 怪訝を通り越して、不機嫌一歩手前ぐらいの感情でした 私の注文してたサンダバゆで卵食べ始めるし! 突然ユアンとかいう人物を紹介し始めるし!! しかもそいつナイトメアだし!! てか全然話聞いてないよね!? って感じで、終始レイラは振り回されてましたw 「あんた話全然聞いてないでしょ…ていうか、私の卵食べるなぁ!」 って感じで、わちゃわちゃできて楽しかったです! ただ、一度PTを組んで実際に戦闘や探索に出てみると 人が変わったかのように動き始めたあたり 切り替えのすごさにレイラはびくついてたり・・・ 彼女の死生観に触れていくうちに、自身の考え方に関して見つめなおすきっかけをくれたので そういう部分では「お姉さん」みたいな感覚に陥ってました。 ……一応、イリーナよりもレイラの方が年は少しだけ上なのですが レイラの感情は子どもっぽさを残しているので、考え方に関してはお姉さん?先生?みたいな感覚でした。 また、レイラをフォローするようなセリフをかけてくれたので レイラもイリーナに対して、徐々に心開く描写ができてよかったです…ほんとエモい(語彙の死) 最終的には名前で呼び合い、勝手に食べられた卵を口から奪い返すべく抵抗したりするぐらいに 仲良く(?)なれたので、とても楽しいキャラクターでした! 最初のころの印象を端的にいうと「なれなれしい酷薄エルフ」だったのが 最後らへんは彼女のメンタリティを掴み始めたおかげで「野性味爆発エルフ猫」って感じに落ち着き(?)ました! ◆螺旋/PL山田田中さん シャドウのフェンサー。 最初の導入を見ていた時は おぉ…熱い信念と正義感の持ち主っぽい、冒険者然とした人物か…? と思っていましたが、話が進むにつれ、自身の正義感を盲目的に信じ 絶対的な公平性と、それを可能にする力を持った人物に移り変わって 一気に印象が変わったのがすごかったですね…その発想はなかった。 個人的に、自身の信念を盲目的に信じ その果てに妄執に囚われて堕ちていくのも好きですし 途中でそのことに気が付き、新しい道を模索していくのも好きなので 螺旋のスタンス、その在り方は大変刺さるもので素敵でした… 擁護派の彼が、どのように動いていくのか 否定派の自分が、どうやって絡んでいくか滅茶苦茶悩みました。 序盤はお互いに嫌味を投げ合いつつも距離感をとっていましたが 中盤以降の洞窟内での彼の発言から 無条件な嫌悪が嫌だった、というところが彼の始まりと考えると 色々とエモい…言葉に表せない良さがありますね… 最後には、しっかりと自信を見つめなおして ナイトメアという人々を、考え直してるのすごく心に来ました… ●自キャラ⇒螺旋への感情 最初の印象は、比較的普通・・・というかあのメンツの中では 好印象ぐらいだったのですが、話せば話すほどに相いれないという事に気が付き 「あんたとは仲良くできないわっ!!」って感じに 酒場を出るあたりからはかなり敵対的な感情になってました。 レイラを動かしながら、これ本当に冒険できるか…? 喧嘩とかおっぱじめそうなぐらいに仲悪かったですが レイラが子どもっぽい嫌悪感と差別意識を持つのに対して 螺旋君は超然的な公平性と、信念を持っており 辛辣ながらも大人な対応をしてくれて大変救われました… 非情につんけんしながらも、螺旋という一人の人物を見て レイラなりになぜその考えに至ったのか、貴方の考え方は何が原動力なの? と問いかけたりと、いろいろ絡めて楽しかったですね! 徐々にナイトメアへの考え方が変わっていくたびに 螺旋がリアクションをしてくれたので、楽しくてついついRPを挟んでしまいました 結局のところ、レイラ自身螺旋の考え方を理解できなかったものの そのもととなる部分である「無条件な嫌悪」というワードが PC/PLともに非常に突き刺さりました… 非情に紳士的な態度で、でも自身の立ち位置を崩すことなく 貫き通した点も、ぐっとくるいいポイントでした…! 最終的にはレイラも、「やっぱり螺旋の考え方、わかんないわ」と言いつつも 否定することなく、むしろ見習うべき良い点であると思い始めるように つなげることができたので、実にエモエモでした! 最初のころの印象を端的にいうと「頑固変哲博愛ヤロー」って感じだったのが 最後らへんは螺旋の考え方をレイラなりに受け入れ「両天秤の量り手」って感じに変わっていきました! ◆ウィング・ナイト/PLじゃっくさん ナイトメアのマギシュー。 最初の導入がレイラ⇒イリーナ⇒螺旋⇒ウィングと 温度差が激しすぎててずっと笑ってましたね! あのシリアスな螺旋君の導入おわったーと思ってたら めっちゃふわっとしたナイトメアが、ご主人様の手の甲にキスをするという 劇的な展開。5月なのに気温が36度くらいあるみたいな急変温度で 風邪ひきそうでした!でもめちゃエモ!! 非情にさわやかな印象のイケメン、すらっとした身長、美しい長髪と 書き立てると滅茶苦茶なイケメンなのに、なぜだろうこのどことなく漂う残念な感じは… しかも自分がイケメンであるという事をわかっているがために、妙に腹が立つな…! ただ、やるときはキリっと切り替え完全なイケメンへと変貌するので やめてくれよ…惚れちまうだろ…!と思いながらRPを楽しませていただきました。 中立イリーナ、擁護派螺旋、否定派レイラと続き 渦中のウィング、ここに参上!といった具合で 中立と擁護派はともかく、否定派にはどう接するつもりだ…と思っていたら 容赦なくめっちゃ絡んできて笑いました!ありがてぇ! とはいえ、擁護派に取り込まれるわけでもなく、取り込むこともなく 反対に、否定派を拒絶したり、敵対的感情を抱くわけでもなく 中立派以上に中立なイメージを与えてきたのは印象的でした。 彼自身の過去を匂わせつつ、どこかミステリアスでつかみどころのない魅力的な人物でした! 彼自身ナイトメアなので、最初から最後まで徹頭徹尾変わることはなさそうでしたが 彼が周りに与えた影響は、非常に大きかったですね…! ●自キャラ⇒ウィングへの感情 最初の印象・・・地雷原が笑顔で駆け寄ってくる感じですね…! 当初はレイラも、ナイトメアと気が付いてませんでしたが 案の定すぐにばれ「ナイトメアっ…!? 近寄らないで頂戴っ!!」と 反ナイトメア抵抗を行いましたが…こいつ、滅茶苦茶絡んでくるぞ…? 否定しても拒絶しても、何度でも絡んでくるので 流石のレイラもこれにはたじたじでしたね…! これまで、ナイトメアに関わらないように生きてきて 関わったとしても「貴方のことなんて嫌いよっ!」と一喝すれば 大抵は引き下がっていくため、このタイプには脆さが露呈してましたね。 レイラは押しに弱いという分析は、見事に的を得ていた分析でしたw ただ、レイラ自身も簡単に退きさがりはせず 最後まで名前をちゃんと呼んでなかったり(最終決戦で初めて名前呼びしてた) 差し伸べられた手を打ち払ったりと、やりたい放題してました…すいません! 終始ふわついてるやつだな…と思っていましたが ジーナと出会った時、アナちゃんを救出した時、洞窟でそれぞれの想いを話し合った時 と、会話を交わすごとにナイトメアへの感情が変わっていったので 一番大きな影響を与えていった人物でした… 最終決戦、ノワールに対して手を差し伸べない、という選択を選んだ点も 非情に印象的でしたね…その時のセリフがエモすぎて狂おしいほどに好きです! 言葉のチョイスがいつもよくて、ただふわっとしているだけじゃない ところどころに言葉が光る、かっこいいキャラでした… 最終的には、レイラはナイトメアは嫌いなままで、そのことに関して自身の罪であると認めつつ ウィングに対しては「まぁ…嫌いじゃないわ。ちょ、勘違いしないでよね、好きじゃないわっ!!」 と、思うほどに印象が変わった感じでした! 最初のころの印象を端的にいえば、「笑顔で駆け寄る地雷原」だったのが 最後らへんはレイラがウィングに対しての感情が変わって「笑顔で駆け寄る不発弾」ぐらいに距離が縮ま・・・りましたね!(無理やり)
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