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😶 第五回ゆるく水曜AFF2e回 テキストセッション #AFF2e「ゆるく水曜AFF2e会」第5夜。 三人の冒険者、駆け出し盗賊ロルン(ぱむださん)、氷原エルフの魔術師リンドール(椅子間 樽さん)、ドワーフの司祭ジャスティ(アンデンさん)は、行方不明の少女を探しチャリスの豪商ベルウッドの館へと潜入。華やかな夜会の裏では、水姫さまと呼ばれる怪異が蠢いていた。 当主の大おば、ウィステアに正式な代理人に任命された三人は、初代ベルウッド家の当主が水姫さまと結んだ契約を終わらせるべく、立ち入り禁止の赤いカーテンを越えます。 カーテンの向こうはまるで場末の酒場。 奥に通じる赤い扉の前で、人相の悪いならず者が四人が待ち受けていました。しかし所詮は街のチンピラ、真面目に見張りをするはずもなく飲んだくれてふらふら。 そこに言葉巧みに強い酒を勧めるジャスティ。チンピラにお子ちゃま扱いされても愛想笑いをするロルン、ぎこちない笑顔のリンドール、エルフ美女にほほ笑まれてご機嫌のチンピラ×4。 「中々手に入らない上物の酒ですぞ。ささっ、どうぞどうぞ。」 あっさりジャスティに言いくるめられて危険な青い酒をがぶ飲み。そう、見張りに飲ませる酒として選ばれたのは『ホールガットのスペシャルブルー』でした! ヒル・ジャイアントも2杯で気絶! ばたばたと酔いつぶれる四人のチンピラにさらに追い討ちの〈酩酊〉(容赦ない) これはもう何があっても目を覚まさない。翌日の昼まで起きられない。 つぶれた見張りをその辺に積み上げ、3人の冒険者は赤い扉の解錠を試みます。 出入りする客を気にしつつ、ロルンが鍵開けにチャレンジするも惜しくも1差で失敗。リンドールの呪文で扉を開ける。 「悪い、開けられなかった」 「なあに、あと少しだったさ」 「問題ありません、こういう時のために魔法がありますから。リンドール殿、頼みましたぞ。」 赤い扉の向こうから長い廊下が伸びている。 長い廊下の先から、耳ざわりないびきが聞こえてくる。人間よりも巨大な種族。そしてドワーフの仇敵。 「デカブツがいる」 「こんな奴まで雇ったのか!」 「手ごわい相手ですぞ」 丘トロールが壁によりかかって居眠り。トゲだらけの革鎧をつけてポールアームを構えて……いや、ポールアームに寄りかかかって高いびき。ベルウッド家の用心棒は一人として真面目に仕事をしない。 3人は忍び足でこっそりと通り抜けようと試みます。冒険者と丘トロールで対抗判定。 途中でジャスティが〈酩酊〉を使い、べろんべろんに泥酔の上に泥酔を重ねた丘トロールでしたが。 ダイス目が高かった。 気付いてしまいました。 「耳のいい酔っ払いめ!」 「なんだぁ、おめだちぃ」 「仕方ありませんな、物理的にもう一度眠ってもらいましょう。」とメイスを構えます ふらつきながら武器をかまえる丘トロール。3VS1の戦闘に突入。 「丘トロールは攻撃体数2なのでPCに多数攻撃ボーナスの+1がつきます」 「飛び道具は数に入らないのでは?」 「ハウスルールです!」(きりっ) 「なるほど、ハウスルールですね了解!」 これができるのがAFF2e。ありがとうハウスルールの見開き白紙。 ロルンはショートボウ、リンドールは剣、ジャスティのメイスで丘トロールと接近戦。 丘トロールは強敵。ゲームブックにもそう書かれている。 じりじりと体力を削られながらも鎧の厚さと技術点の高さでしぶとく食い下がる。 さらにジャスティが負傷。 次のターンでリンドールは〈火炎〉を発動、さらに魔法点を2点追加消費で丘トロールの対抗判定にペナルティをつける。結果、トロールは焼けた。 「おんやあ、どっかで焼き肉焼いてるか?」 「ここまで鈍いと怖くなってきたな 」 「お酒は怖い 」 この後ロルンも接近戦に加わり勝ちをもぎ取る。機を逃さずジャスティが運試しでダメージを増加、遂に丘トロールは倒れた。 「焼けてるのは……俺だった」(ばたっ) 「なるべく穏便にすますつもりだったが、こうも手強い番人では仕方ない」 「うとうとしてる間にカタつけられてよかったよ」 「死体はそのへんに突っ込んどこう」 きっと「また酔いつぶれてサボってる」と思われる。 「死ぬほど疲れてるってやつですな」 まさにそれ。 ジャスティの回復後、3人はウィステアから教わった通りに進み、ついに井戸に通じる『青い扉』にたどりつく。 扉の前にはワイヤーが仕掛けられていた。 「しまった!」 ロルンは罠の感知に失敗、仕掛けが作動する、が。 丘トロールのいたあたりでコロンコロンと空しく鐘が鳴る。 誰も来ない。 だって丘トロールは『死ぬほど疲れてる』し、赤い扉の前の見張り四人も酩酊してるから、誰も来ない。 「どうやらヤツを先に始末しておいたのは正解だったようですな。さて、仕切り直しといきましょう。」 来るはずの見張りを潰してからドアを開ける。実は最良の手段をとっていたのです。 この流れ、既に罠は無効化されていたのでぐいっと進めました。〈腕前〉の分の魔法点も温存してほしかったし…。 改めて仕切り直し。 リンドールの〈腕前〉の支援を受けて技術点に+1。ロルンは青い扉の解錠にチャレンジ。結果は…… ダイス目1、1、大成功! まるで正しい鍵をさし込んだように音もなくするりと鍵が開いた。 中は幅4m奥行き9m(もうm式で行くよ)の細長い部屋。 壁には少女の肖像画がかかっている。オイルランプでこうこうと照らされているがこの部屋には窓が無い。天井は高くアーチ状で、なんだか納骨堂か、礼拝堂のようだ。 そして中央に少女をかたどった石像、奥に暖炉。 「ここが井戸の入り口なんだろ?でも、まるで教会みたいだ」 「魔力感知します……成功」 十海GM : さてみなさん。ホラー映画で霊能者だけ謎のビジョンが見える場面があるでしょう>ALL ロルン : う、うん リンドール : あ、ありますね 十海GM : はた目から見るとすっごい危ない情景。あれが今からリンドールさんに起きます。害は加えません。一瞬の間に凝縮した情報が注入されるので、台詞でのリアクションはとれます。■ ジャスティ : 『視えてしまった』というやつか 十海GM : そう、まさにそれ…では… リンドールが見たもの。 薄暗い部屋の中、肖像画が変わる。 美しい少女の肖像画が、水に沈められた無惨な姿に! 「おお、なんと無残な…」 髪も肌もドレスも全てどろりと溶けて崩れ落ち、骨だけが残る。 「なにか見えたのか?」 ……いや、一枚だけ少女が残っている。ロージィだ。君に向かって手をのばす。もう少しで手が届く! 「ロージィ? 彼女はまだ間に合う」絵の一つに手を伸ばしています 十海GM : 何故かリンドールさんは、左側一番奥の小さな絵の前にいる!>リンドール 十海GM : これだけ風景画だ。そして額縁が異様に分厚い!>ALL リンドール : 「ここだ!ここにロージィが」などと意味不明な事を言っており・・・ ロルン : 「ロージィ?この絵がロージィだっていうのか?」リンドールに駆け寄ります ジャスティ : 「ふむ、何か掴んだのですな!」と駆け寄ります この場面、「リンドールさん魔力感知してくれるかな。しないと使わないまま終わっちゃうけど、せっかくだから書いておこう」とご用意したテキストでございました。 絶妙のタイミングで視ていただいてGM歓喜でございます。ありがとうございます。 分厚い絵は二重構造。注意深く外すと中から出てきたのは、木炭で塗りつぶした画面に文字が白く浮かんだ羊皮紙。 「直径30センチくらいの文字の刻まれた丸いものに羊皮紙を被せて木炭でこすったものです」 リンドール : 「これは、拓本だ… しかし何の?」←魔術に必須の物なので名前がわかる ロルン : 「何かこすった跡がある。文字が読めるぞ!」←どんなものかはわかったが名前は知らない ジャスティ : 「きっと重要なことが書かれているはずです。読んでみましょう。」 ←重要なのはそこ 共通語、エルフ語、ドワーフ語が入り交じって書かれた文章を、3人の知恵を合わせて読み解く。 それは、初代ベルウッド当主が水姫さまと交わした契約書の写しだった。 ベルウッドの娘は命と形を水姫に捧げる。 水姫はベルウッドの当主が求める情報を与え、指定された相手の命を奪う。 捧げられた命と形が使い尽くされたら、ベルウッドの当主は新しい生け贄を捧げる。 契約の内側にいる者だけが、契約の大皿を破壊できる。 ジャスティ : 「これがご婦人が言っていた『契約書』ですな。」 リンドール : 「こんなところに隠していたのか」 ロルン : 「命と形……こんな契約すぐ終わらせちまおう!」 ジャスティ : 「正式に【代理人】に任命された私達は『契約の内側にいる者』と考えて差し支えないようですな。」と2人に伝えます リンドール : 「私達三人の誰かが、契約の大皿を割らなくてはならないということですな」 ロルン : 「契約の終わらせ方が書いてあるのは助かったな。すごくわかりやすいし!」 リンドール : 「恐らく、井戸の中に『大皿』はある。しかし、ここにはそれらしき井戸は見当たらない」 リンドール : 「井戸の間なのに、何故だ」 ロルン : 「ここに井戸はあるはずなんだよな。あの石像がフタになってるとか?」 リンドール : 「この石像の台座、たしかに大きさは井戸くらいある…」 ジャスティ : 「あるのは【石像】、それに【暖炉】ですか…」 その石像にジャスティは見覚えがあった。 ジャスティ : 「この石像は…。私がパーティ会場で見た人ならざる少女と似ていますな。」 石像を調べたロルンは、台座の背面に隠されたボタンを発見します。 次回、怪しいボタンを押す所からスタート!
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