蘆屋現（マージナルヒーローズ）（マージナルヒーローズ用キャラクターシート）

・蘆屋　現（あしや　うつつ）
シノビの力を使って依頼を解決するダークヒーローの青年。
性格は陰気でニヒル。過去に公的機関とトラブルを起こしており、そのためそういった組織やHAを嫌っている。あと暑苦しいやつも苦手。
かつては双子の妹にしか心を開くことのできないところがあったが、ヒーローとして戦い始めてからは多くのヒーローや協力者を触れ合うことが増え、しだいに周りへと心を開けるようになってきた。

・隠忍の現
現が変身した姿。
見た目はまさにシノビヒーローといった感じ。忍者特有の身体能力と蘆屋家に伝わる忍法で戦う。
必殺技は相手に闇の力を送り内側から爆発させる蘆屋家秘伝奥義『彼岸花』。
現自体は正体を隠していないので分類上は公開型に含まれるのだろうが、現の存在自体が裏社会の人間しか知らない部分秘匿型のようなものなので、隠忍の現というヒーローの存在を知る一般人は少ない。

設定
『蘆屋家』　元は忍びの力を代々受け継いできた名家であったが、１９９９年の恐怖の大王事件により双子の幼子を残し一族徒党全滅してしまう。
残された男女の双子「蘆屋現（あしやうつつ）」と「蘆屋冥（あしやめい）」。幼いながらも忍びの超能力を持つ彼らは周りのものから忌み嫌われ、物心が着く頃には現と冥は誰からも愛されない裏社会の住人となっていた。
そんな彼らが悪事に手を染めるのは必然だったのかもしれない。
二人は生きていくために、多額の報酬と引き換えに暗殺を行うようになった。
躊躇なく人を殺める双子の子供の噂はしだいに裏社会へと広まっていき、いつしか二人は『隠忍の双子』と呼ばれるようになっていった。
時は経ち、双子が子供から青年と呼ばれるほどの年齢となった時、現の人生を大きく変える出来事が起こる。
冥が何者かの手により殺されたのだ。
現にとって半身とも言える存在を失ったショックは大きく、彼の心がほぼ壊れてしまうほどであった。
壊れかけている精神の中、彼は冥を生き返らせる方法を探し始める。
その調査の中、冥の死はかつて蘆屋家の忍に敗れ、復讐のために蘆屋家の血を狙った剣士の犯行であり、冥の転生体が記憶を失った状態でその者のそばにいることを発見する。
冥が転生した少女とその剣士に師事していた僧兵と共に、冥を殺した剣士と冥を利用しようと近づいてきたとある公的機関の諜報員を倒した現であったが、既に冥だった少女はこれまで自分たちが生きてきた薄暗い世界とは無縁の、人間らしい新たな人生を歩んでいる事を知る。
冥を蘇らせるという願いを叶えることはできなかった現であったが、しかしその心に悔いの念はなかった。
彼はともに戦った僧兵に冥であった少女を託すと、一人裏の世界へと帰っていった。
一人となり暗殺業から足を洗った現は、少女に胸を張って会いに行ける姿になりたいとヒーローとして一から再出発を始めた。

ヒーロー「隠忍の現」がここに誕生したのだ。

ヒーローとなった現に新たな出会いが待っていた。
とある任務にて潜入した学校にて、大きな瞳が印象的な一人の少女と出会う。
現と同じく忍びであったその少女と触れ合う内に、現の心はこれまで感じたことのない暖かさを感じ始め、そして任務が終わるころには、現と少女は愛し合う関係となっていた。
抜け忍である少女を守りつつ、現は今日も戦い続ける。

かつて、寂しさを心を殺すことで耐えていた少年はもういない。
いるのは確かに暖かな心を持った、ヒーローの青年である。

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