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😶 江戸川乱歩の作品に心を奪われた話 最近、江戸川乱歩の作品にどっぷりハマっているんだけど、特に「孤島の鬼」と「心理試験」が個人的に大好き。 「孤島の鬼」は、緻密な構成と圧倒的なスケール感が魅力で、乱歩の最高傑作と言われる理由がすごくよく分かる。物語に引き込まれ、一気にページをめくる手が止まらなくなる。 「心理試験」も倒叙ミステリーの面白さをしっかり感じられる作品。最初から犯人が分かっている状態で物語が進むんだけど、どう事件が展開していくのか、そして最後に待ち受ける予想外の展開が本当に面白い。「屋根裏の散歩者」や「赤い部屋」も、乱歩の倒叙ミステリーの傑作かな。 乱歩が描く犯人って、ただ賢いだけの人物ではなく、どこか人間臭い弱さを抱えているところが魅力的。例えば「心理試験」や「屋根裏の散歩者」の犯人たちも、知性を駆使して計画を立てながら、その裏に隠された感情や過信が絡み合い、最終的に自らの破滅を招いてしまう。そこが皮肉で非常に惹きつけられる。 それに、乱歩の超短編も最高!「指」や「白昼夢」のように、ほんの数ページの作品でも強烈な余韻を残してくれる。短いのにあれだけ深い印象を与えるって、乱歩ならではだと思う。 もし乱歩作品を初めて読むなら、まず「人間椅子」を絶対におすすめしたい!不気味でゾワゾワする世界観に引き込まれること間違いなし。本当に気持ち悪くて最高に面白い。乱歩の作品は青空文庫で無料で読めるから、気軽に読んでみてほしい。おすすめがあればぜひ教えてね。 クトゥルフ神話TRPGのシナリオにも、いろんな文豪の作品をモチーフにしてみるのが面白いんじゃないかな。文学とTRPGを融合させることで、きっと深みのあるシナリオが生まれそう。