😶 【V:tR】についてつれづれ14
「ヴァンパイア:ザ・レクイエム」には、全ての吸血鬼が守るべきものとされている出所不明の3つの掟があります。
吸血鬼は全世界的・全年代的に存在し、統一的な政権や宗教などは存在しないのに、この3つの掟だけは大昔から存在し、現代に伝わっていているのです。
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【*その1:仮面舞踏会の掟】
「人間に自分が吸血鬼であることを明かしてはいけません。そうした場合、お前はすべての権利を失う。」
基本となる掟で、わかりやすいのですが、どこまで厳密に適用するかで解釈が分かれるやつです。
舞台となる都市や、支配者の気分や都合によって変わったりもします。
家族や友人、恋人などに不自然な嘘をつき続けなければならないわけです。
もしバレたらその収拾に追われることになります、が・・・。
ここで重要なのは「人間に自分が吸血鬼であることがバレても、バレたことが他吸血鬼にバレなければ問題ない」ということです。
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【*その2:継嗣の掟】
「新しく吸血鬼を作る場合、お前とその嫡子の総てを賭して行わなければならない。子がやらかしたら親の責任」
Sire another at the peril of both yourself and your progeny.
If you create a childe, the weight is your own to bear.
よくわかりません。1e日本語版、2e英語版どちら読んでもさっぱりわかりません。
「勝手に吸血鬼を増やしてはいけません、有力者から許可をもらってください」という意味のようです。
都市によっては無許可の吸血鬼化は私生児などと言われて排除される場合もあります。
「子がやらかしたら親の責任」というのはわかりやすいですが「いつまで? 不老不死だよ?」という問題もあります。
子がやらかすまでじっと待って処刑の口実にしようとする領主なんかも存在するわけですね。
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【*その3:アマランスの掟】
「他の吸血鬼の血を吸い尽くしてパワーアップするのはやめましょう」
他の吸血鬼の血を吸い尽くして滅ぼすと、その吸血鬼の血の濃さや特殊能力を奪うことができます。
これにより、最下層の吸血鬼も人生一発逆転ができるわけです。
逆に年長の吸血鬼は若い吸血鬼の下克上を恐れています。そんなことをした吸血鬼は即刻処刑です。
やはりここで重要なことは「バレなければ何も問題がない」というところです。
実際、VtMでもVtRでも「プレイするからには同族喰らいしたい」というPLは結構いるようです。
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ヴァンパイア:ザ・マスカレードにはこの3つに加えて、さらに3つの掟があるようです。
レクイエムは思想の異なる盟約が5つも存在するので、3つに絞ったのでしょう。
これらの掟もそうですが、吸血鬼には「xxにはバレてはいけない秘密」がどんどん増えていくことになります。
これを面白いと思うか、しんどいと思うかどうかはPL次第ですね・・・。