識積(しきせき) 貴知己(きしき)〈継続不可〉(クトゥルフ神話TRPG用キャラクターシート) 夜凪が作成したTRPG「クトゥルフ神話TRPG」用のキャラクターシートです。
識積(しきせき) 貴知己(きしき)〈継続不可〉の詳細
キャラクター情報 NPCでの使用は不可
TRPGの種別:
クトゥルフ神話TRPG
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キャラクター名:
識積(しきせき) 貴知己(きしき)〈継続不可〉
♥ :
13 / 13
♥ :
11 / 11
外部URL:
メモ:
【特徴】
*天才
生まれつき頭の回転が速い。〈INT〉+1
*鋭い洞察力
優れた感覚の持ち主。〈目星〉+30%
詳細A:
《プロフィール》
【職業】 研究員(メンタルセラピスト) 【性別】 男性 【年齢】 32歳
【出身】 日本 【学校・学位】
【精神的な障害】
【SAN値】 現在 / 最大
51 / 99
【STR】 8 【APP】 8 【SAN】 55
【CON】 9 【SIZ】 16 【幸運】 55
【POW】 11 【INT】 17 【アイデア】 85
【DEX】 7 【EDU】 17 【知識】 85
【H P】 13 【M P】 11 【ダメージボーナス】 ±0
【職業技能ポイント】 340
【個人的な興味による技能ポイント】 170
《戦闘技能》
☐回避 14% ☐マーシャルアーツ 1%
☐こぶし 50% ☐キック 25%
☐頭突き 10% ☐組み付き 25%
☐拳銃 20% ☐投擲 25%
☐マシンガン 15% ☐サブマシンガン 15%
☐ライフル 25% ☐ショットガン 30%
《探索技能》
☑目星 70% ☑聞き耳 51%
☐応急手当 30% ☐追跡 10%
☐隠れる 10% ☐忍び歩き 10%
☐隠す 15% ☐写真術 10%
☑図書館 70% ☐登攀 40%
☐鍵開け 1% ☑精神分析 80%
《行動技能》
☐水泳 25% ☐運転: 20%
☐電気修理 10% ☐操縦: 1%
☐跳躍 25% ☐ナビゲート 10%
☐機械修理 20% ☐製作: 5%
☐乗馬 5% ☐重機械操作 1%
☐変装 1%
《交渉技能》
☐母国語 85% ☑信用 70%
☑説得 70% ☑言いくるめ 30%
☐値切り 5%
《知識技能》
☐歴史 20% ☐クトゥルフ神話 0%
☐オカルト 5% ☐コンピューター 1%
☐経理 10% ☐電子工学 1%
☐天文学 1% ☐物理学 1%
☐化学 1% ☐考古学 1%
☑心理学 80% ☑法律 21%
☑人類学 85% ☐生物学 1%
☐薬学 1% ☐地質学 1%
☐博物学 10% ☑芸術:手話 10%
☐医学 5% ☑ドイツ語 31%
詳細B:
{武器}
キック 1D6+DB タッチ 1回 -
組み付き 特殊 タッチ 1回 -
こぶし 1D3+DB タッチ 1回 -
頭突き 1D4+DB タッチ 1回 -
{所持品}
【現金】 【預金/借金】
{パーソナルデータ}
【経歴】
天才に一歩及ばない、とある機関の研究員。
大多数の人間と比べ、頭の回転も速く知識量も多い。
〈特徴表:天才〉〈図書館〉
自分は特別だと思いながら長年過ごしてきたが、現在はまた違う考えを持っている。
人を見る目は確かで、物事を見極める感覚も優れている。
〈特徴表:鋭い洞察力〉〈目星〉
大学院に進んでから人間の心理や人類の行動原理等について興味を持ち、勉強を始める。
〈心理学〉〈人類学〉〈法律〉
その経験を糧に、人々の心を理解し言葉で癒す職業に就きたいと考え、メンタルセラピストになる道を選んだ。
〈聞き耳〉〈精神分析〉〈信用〉〈説得〉〈言いくるめ〉〈ドイツ語〉
1ヶ月前、とある機関から勧誘を受け、興味がある内容だったので引き受けて現在に至る。
その際、機関の目的と行為を踏まえ悩んだ末、自らも研究対象と共に新しい技術を学ぶ事を決めた。
〈芸術:手話〉
*機関の目的と行為に対して
興味深い研究内容だと思っている。基本的に肯定的。研究対象には淡々とした態度で、友好的でも否定的でもなく接している。人間として扱っている訳ではない。
*施設の人間に対して
新しい生命を創り上げた成果は素直に認めている。職員に対しても研究対象に向けるものと同様に淡々とした態度で接しており、職員の誰かと友人関係のような付き合いをしているようなことはない。一応友好的な感情は持っている。
*芸術技能:手話
人類の為という目標において、必ず障害になるであろう言語の壁。まずはそれを緩和する為の技術を学ばせる事にした。
自身にその知識も経験もない為、これから研究対象と共に学んでいく予定。
*誕生日
1992年 9月15日 乙女座
【人間関係】
・教授
【狂気の症状】
【負傷】
【傷跡など】
【読んだクトゥルフ神話の魔導書】
【アーティファクト】
【学んだ呪術】
【遭遇した超自然の存在】
【探索者の履歴】
詳細C:
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【詳細】
自分は他とは違う。そう思いながら学生時代を過ごしてきた。
自分以外の人間を見下した態度を隠しもしない彼の姿を見て、周囲の人々もまた、彼と関わる事を避け、時に虐めの対象にしていた。
それらを受けて、やはり彼等は感情のままに動く出来損ないだ。関わるだけ無駄だろう。という考えを強く持つようになる。同時に、優秀な自分が虐げられるのは間違っている。しかし、彼等と同じ行為をやり返せば同レベルの存在となってしまう。という考えから、相手の行動をよく観察し、思考を先回りして虐めを回避する術を身につけていく。
結果、幼少期から大学に至るまで親友と呼べるような関係の人間は彼の人生において一人も居らず、勉強と読書だけが学生生活を占めていた。
風向きが変わり始めたのは、大学4年に上がり就活が始まった頃だ。
同学年の者達が次々と希望の会社の内定を貰い浮き足立つ中、自分には不採用の通知しか届かない。それが、彼には理解できなかった。
成績は常に上位。ズル休みなどした事もなく、先生からの内申点も良かった筈だった。
書類上では落とされる理由が一切無い。考えられるのは、面接時の態度くらいだ。
彼は幼少期からずっと、人を見下して生きてきた。それが当たり前であり、無意識に、面接官相手にも同じような態度で接していた。
人を見ることに長けた面接官がそれを見落とす訳がない。彼が面接を受けた会社は有名企業ばかりであり、募集しなくとも受けたいという人間が大勢集まってくる為、人手に困ることはない。そして、いくら他より秀でた人材でも、輪を乱すような人間は要らないというのが企業の下した判断だった。
結局、彼は1年間、理由を考えることなく手当たり次第面接を受け、その全てから不採用の通知を貰うことになる。
悔しさと、焦り、プライドを傷つけられた憎しみで苛ついた隠しもせず、気を紛らわせる為に図書館で本を読んでいた時、突然、知らない人間に声を掛けられる。
「君、感情が分かりやすくて良いね!ちょっと教材になってくれない?」
「はい?」
意味が分からず聞き返した疑問の言葉は、了承の返事と捉えられたらしい。
そのまま腕を引っ張られ、今まで訪れたことがない、入り組んだ校舎の奥、人気の少ない場所にある講義室に通された。
そこで、自分を連行してきた人間が心理人類学科の教授である事、今から自分はそこの生徒達の教材になる事を知らされる。
それは、長年培われてきた彼の意識を根本から打ち砕く出会いとなった。
連れてこられたその場で始まった初回の授業は散々なものだった。
常に相手を観察して思考を先回りしていた自分が、逆に考えを読まれ、しかもそれを大勢の前で解説付きで発表される。
ストレスを感じた。なんて言葉じゃ生温い程の不快感。その場から立ち去らなかったのは、プライドが許さなかったからか。それとも、感情を理解されるという初めての経験に戸惑ったからか。
生徒達の発表が終わり、答え合わせは次回。では解散。となった時には、彼の感情は全てを混ぜ込んだ怒り一色で染まっていた。
生徒達が全員講義室から出て行くまでの間、怒りを露わにしながら無言で立っていた彼は、最後の一人が出て行くのを確認した後、持っていた鞄を思いっ切り足元に投げ付けた。
「どういうつもりだ!何を考えて……!」
「お疲れ様〜。教材君ありがとう。助かったよ〜。これ、お礼の飲み物。受け取ってね〜」
怒りに任せて怒鳴りつけた相手は穏やかな口調で感謝の言葉を述べつつ、割と結構な勢いで缶コーヒーをぶん投げてきた。野球が上手い人の投げ方に似ている。と、思った直後に頭部から鈍い音がして、痛みと共に視界が暗転した。
目を覚ますと、見知らぬ部屋のベッドに寝かされていた。
視線を横にずらすと、いつからその姿勢のままでいたのか、自分に頭を向け土下座をしたまま微動だにしない相手の姿が目に入る。
起き上がってみれば、額から湿ったタオルが落ちてくる。そのタオルには『ごめんなさい』とマーカーで文字が書かれていた。
子供か。と、幼稚な行動に怒りを通り越して呆れてしまい、自然と溜息が漏れる。
かなり長い間寝てしまっていたのか、講義が終わったのは夕方になり始めた時間帯の筈だが、部屋にある窓からは月明かりが差し込んでいる。思えば、部屋も薄暗い。
ーー電気も点けず、自分が起きるまでずっと土下座のまま待っていたのか。
全面的に相手が悪いとはいえ、怒りの感情が萎んでしまった事で不採用の通知が頭をチラつき始めて気持ちが落ち込み、眠りこけていた事への多少の罪悪感すら感じている。
今度は自分の意思で溜息を吐くと、未だに姿勢を変えず、綺麗な土下座をしている相手に向かって声を掛ける。
が、返事が返ってこない。
ーー寝ている。
そう認識した瞬間、急速に怒りが戻ってきた。ベッドから降りてそいつの頭の真横目掛けてタオルを打つ。
床が、バシッと大きな音を立てた。
「ウヒェェーー!?」
と、そいつは奇妙な叫び声を上げながら飛び起き、焦ったように首をブンブンと振り回すように辺りを見渡す。
その様子があまりにもおかしくて、思わず、自分の口から笑い声が漏れて。
その声で、目の前に立つ自分に気が付いたのだろう。そいつは申し訳なさそうに頭を掻きながら謝ると、冷め切った、少し歪んだ缶コーヒーを渡してきた。
ーー普通、新しいのを買わないか?
なんて頭をよぎれば、どうしてか、それがまたおかしくなってしまって。
不採用の通知も、周りの人間の自分を見る目も、自分の感情を解説された事ですら、全てどうでも良いことのように思えてきて、しばらくの間、お腹を抑えるくらい笑ってしまった。
「次回からの講義なのですが、今回は分かりやす過ぎて生徒達から不評だったのて、次はもう少し難易度を上げてもらいたいんですよねー。教材君、出来そうです?」
「はい」
明かりの点いた部屋で新しく買わせた缶コーヒーを飲んでいると、不意に話しかけられる。
当然のように次回以降の話をしてくる上に、条件まで出して来た。
なんて図太い神経をしてるんだ。と、また笑ってしまいそうになるが、素知らぬ顔して言葉を返す。今度は、肯定の意味を込めて。
今思えば、いくら興味が無いにしてもだ。他人の行動に注意を払っていた自分が一切、感情も言動も読み取れなかったのはおかしいと、そう気が付いても良かった筈だった。
意味が分からない問い掛けと無理矢理引っ張って行かれたのは、こちらが理解し思考する時間を与えない為。
講義の教材にされたのは、怒りで思考を鈍らせる事と、他人から見た自分というのを教える為。
そして、他人は自分を理解できる事を伝える為。
缶コーヒー。睡眠不足なのがバレてた。眠る事でストレスを軽減させ、感情を一度リセットさせる為。
・・・気絶しなかったらどうするつもりだったのか気になって訊ねたら、柔道を習った経験があると言われた。どうやら首を絞められて落とされていた可能性もあったらしい。
缶コーヒーとどちらがマシだったか、答えはまだ出ていない。
土下座。実は寝ていなかったんじゃないかと、思い出す度に考える。あんなタイミング良く、自分が一番不意を突かれて、笑ってしまうような言動を起き抜けで出来るものだろうか。全て計算されていたように思えて仕方がない。
こちらは聞いても「いや〜あの時はビビりましたねぇ〜」なんてはぐらかされてしまう。
数年経った今でも、あの教授の感情をハッキリと読み取ることは出来る気がしない。
結局、あの出来事があって大学に残る事を決め、大学院生として、教授の助手として卒業までの数年を過ごした。
それまでの人生において他人との関わりを避けていた自分にとって、今更人付き合いを学ぶのは苦痛でしかない。
そう思っていたのだが、そこは心理人類学科に所属している者達。それも、あの教授の教え子達だ。
他人の心を読む事は基礎の初歩。
自分は他人の思考を読む事に慣れているのだと自負していたが、彼等からすれば、相手の思考を読み取れるだけで自分の感情を隠せないのは素人以下らしい。
初回の次に出た講義で、最初と同じようにはいかせない。易々と読み取らせてやるものか。と意気込んで行ったものの、次々と図星を突かれ、夢で魘される程悔しい思いをした時のことは忘れたくても忘れられない。
その時に、自分はこれまで感情を隠すという事をしてこなかった。感情を隠すのが壊滅的に下手なのだと思い知らされた。
そこで人生で初めて、彼等に対して純粋な劣等感を抱いた。
今まで、周りの人間は劣っている。自分に悪意を持って接しているのが良い証拠だから。不採用なのは企業側に責任がある。選ばなかった事を後悔する筈だ。なんて、自分の行いを鑑みずに都合の良いように考えていた為、怒りや恨みはあれど、最終的に可哀想な奴等だ。という考えに行き着いていた。
だが、心理人類学科の彼等には、それが一切通じない。
感情を正確に解説され、自分より劣っている癖にと思う心すら詳細に読み取られ、それすら理解した上で、彼等は自分に、滅多にいない良い教材。という評価を下した。
呆れて、反論を口にするのも面倒になった。
自分は天才だと思うのが馬 鹿げてきて、ただ、それを読み取られるのはどうしても嫌だったので、卒業まで態度を変える事はしなかった。
きっと彼等も、彼等に対する考え方の変化までは読み取れなかったのではないだろうか。そうであって欲しいと願う。
自分への認識を改め始めた頃、やけにニヤニヤとこちらを見つめてくるようになった教授の事は考えないようにする。
彼等が自分を教材としている中、自分もまた、彼等から人間の心理について学んでいった。
彼等と同じ立場で、講義を受ける側として出席した事もある。
教授の気紛れに付き合わされて迷惑だ。なんて言ってみたが、その時の彼等の表情を見るに、本心は読まれていたのだろう。
後で思い返して、自分でも分かりやす過ぎたかと思うくらい、たった数ヶ月の間で心理人類学科に馴染んでしまった。
自分のような奇異な人間に対しての接し方を学ぶのは良い勉強になると、積極的に関わりに来られたのは鬱陶しい事極まりなかったが。
教授やその講義を受ける彼等と共に人間の心理を理解し、精神医学について学ぶうちに、やりたいことができた。
人間の行動原理を詳しく知りたい。
様々な人間の思考を読み取り理解したい。
自分の言葉で人の心を動かしたい。
教授は、人の心を読めるからこそ、言葉を何よりも重要視していた。
言葉一つで心を傷付ける事も治す事も出来る。
それをよく分かっていた。だからあの日、教授は自分に声を掛けたのだろう。
教授のように、人の心を動かせる人間になりたい。
自分がされたように。相手の人生を変えるような、そんな言動ができるだろうか。
今の自分にならできる筈だ。彼等と共に数年間、この場所で学んできたのだから。
進路は決まった。資格も取得した。
面接を受けた病院は一つ。教授から勧められた場所だ。
初めて、企業からの合格通知を受け取った。
その病院では1ヶ月前までの数年間、お世話になった。
後で知ったが、教授のコネもあったらしい。余計な事をとは思ったが、お陰で働きやすく多少の融通もきく、良い環境だった。
今の職場も、環境としては良いのだろう。
多少倫理観が問われる研究をしている自覚はある。
だからこそ、自分の目で確かめたいとも考える。
目の前にいるのがなんなのか。
本当に人類の為になるのなら歓迎したい。
人としてなのか、道具としてなのかは、まだ、自分自身も決めかねている途中だが。
「初めまして。F」
「これから毎日2時間、自分と共に、人間について学んでいきましょう」
「手始めに、相手とコミュニケーションを取る為に必要不可欠な言葉についてと、それを超える動作。手話について」
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本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
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