シナリオセット【ネクロニカ】Ｗｅｌｃｏｍ　ｐａｒｔｙ　ｆｒｏｍ　Ｂｅｔｈの内容

永い後日談のネクロニカ　～　Ｗｅｌｃｏｍ　ｐａｒｔｙ　ｆｒｏｍ　ＢＥＡＴＨ　～

タイトルコール

★アドベンチャーパート

●導入
荒野を当てどもなく彷徨っていた姉妹達は、ふと風にいつもと違う匂いを感じ・・・大きく、唸るような『ボオオーーッ』という音を聞いた。

霧笛のＳＥを鳴らす。
ＳＥは短いので、次の曲をすぐに再生出来る様に準備しておく事。

そちらへ向かえば、やがて波の音が聞こえ、海面が見えてくる。
しかし、たどり着けば、打ち寄せる波が洗うのは砂浜ではなく、様々な廃棄物やプラスチック片、ビニール。
海面には油膜が見える。
大量のゴミの間、ミュータント化したカニやゴカイが蠢く海岸・・・
初めて見た”海”の存在に、底知れぬ恐怖を感じた。【恐怖判定】＋１
奇怪な浜辺の生き物達は其々に動き回っているが、貴女達が近づくと三々五々と離れていく。
特に脅威となる様な存在は居ないようだ。
そして岩場の方をふと見れば・・・一隻の大きな船。
豪華客船と呼んでもいい船が打ち上げられている。
階層の絡みつく船底を見せるその船からは、まるで貴女達を誘う様に一本の縄梯子が垂れ下がり、風に揺れていた。

霧笛のＳＥを鳴らす。

ＳＥは短いので、次の曲をすぐに再生出来る様に準備しておく事。
そしてまた、あの『ボオオーーッ』と響く大きな音・・・霧笛が響く。
何かが居るのだろうか？
そして、貴女達は過去と未来への期待を込めてそれを登り・・・今、甲板の上に居る。

荒野を当てどもなく彷徨っていた姉妹達は、ふと風にいつもと違う匂いを感じ・・・大きく、唸るような『ボオオーーッ』という音を聞いた。

導入

霧笛のＳＥを鳴らす。
ＳＥは短いので、次の曲をすぐに再生出来る様に準備しておく事。

〇 南国：民族02

そちらへ向かえば、やがて波の音が聞こえ、海面が見えてくる。

導入

しかし、たどり着けば、打ち寄せる波が洗うのは砂浜ではなく、様々な廃棄物やプラスチック片、ビニール。

導入

海面には油膜が見える。

導入

大量のゴミの間、ミュータント化したカニやゴカイが蠢く海岸・・・

導入

初めて見た”海”の存在に、底知れぬ恐怖を感じた。【恐怖判定】＋１

導入

奇怪な浜辺の生き物達は其々に動き回っているが、貴女達が近づくと三々五々と離れていく。

導入

特に脅威となる様な存在は居ないようだ。

導入

そして岩場の方をふと見れば・・・一隻の大きな船。

導入

豪華客船と呼んでもいい船が打ち上げられている。

導入

階層の絡みつく船底を見せるその船からは、まるで貴女達を誘う様に一本の縄梯子が垂れ下がり、風に揺れていた。

導入

霧笛のＳＥを鳴らす。
ＳＥは短いので、次の曲をすぐに再生出来る様に準備しておく事。

そしてまた、あの『ボオオーーッ』と響く大きな音・・・霧笛が響く。

導入

何かが居るのだろうか？

導入

そして、貴女達は過去と未来への期待を込めてそれを登り・・・今、甲板の上に居る。

導入

●船の様子

雰囲気から、これといって危険な兆候は読み取れない・・・
船自体は、周辺の海の影響で汚れてはいるものの、船体に瑕や損傷は見受けられない。
縄梯子ではあるが、しっかりした化学繊維か何かで作られており、使用自体に問題はない様子だ。

雰囲気から、これといって危険な兆候は読み取れない・・・

船の様子

船自体は、周辺の海の影響で汚れてはいるものの、船体に瑕や損傷は見受けられない。

船の様子

縄梯子ではあるが、しっかりした化学繊維か何かで作られており、使用自体に問題はない様子だ。

船の様子＞縄梯子

●甲板の上

〇 海：ヒーリング09

甲板の上に動くものの気配は無い。

甲板の上

船の上から見る海面は、沖合側は比較的綺麗な海水で沿海の浅瀬が極端に汚れている事が判る。

甲板の上＞周囲の様子

おそらく、長い年月をかけて漂流物が海岸へと無数に打ち上げられていったのだろう。

甲板の上＞周囲の様子

水平線の向こうに見える空はここよりは青くて、遥か彼方に続く水平線は、貴女達に希望を与えてくれる・・・

甲板の上＞周囲の様子

□このシーンの追加ルール

この戦場の眺めを見ながらの対話判定は演出に関係なく＋１のボーナス。
また、判定に成功したドールは以下の記憶の欠片を得る。

青い空：　０
水　　：３７
海岸　：９０

この甲板から船内の各所へ移動できるようだ。

甲板の上＞移動する

行けそうな場所は、

甲板の上＞移動する

艦橋：操舵室　船長室

甲板の上＞移動する

艦体：客室

甲板の上＞移動する

甲板：船尾部

甲板の上＞移動する

●船尾部

周辺の様子を見ながら甲板をぐるりと歩いていると、船尾部へ到着する。

船尾部

そこには、吊られ、風で揺れる不気味な死体がある。

船尾部

◇ 探索：ファンタジー09

死体は首を吊った体勢でぶら下がり、干からびてミイラ化している。

船尾部

完全な死体であり、会話をしたり動いて襲い掛かってきたりはしないようだ。

船尾部

しかし、異常な点がいくつかある。

船尾部

死体の下には色紙や布で作られた稚拙な造花の花束が置かれている。

船尾部

死体のありとあらゆる場所に太い釘が打ちつけられている。

船尾部

何かの儀式だろうか？なんとも不気味さを感じさせる情景だ。

船尾部

【狂気判定】＋１

船尾部
船長室で航海日誌とノートを読んだドールは修正が－１となる。

動かない死体のはずだが、まるで助けを求める様に手を伸ばしてきた。

船尾部＞死体に近づく

周りのドール達は、そんな動きはしていないと言っている。

船尾部＞死体に近づく

おかしい。動きがあったはず。けれど、動くはずがない・・・これは？【狂気判定】

船尾部＞死体に近づく

吊られた死体を下すために触れたところ、死体がモコモコと一部蠢き、中から無数のフナムシが這い出して、逃げてく。

船尾部＞死体を調べる

さっき死体が動いたように見えたのは、このせい？

船尾部＞死体を調べる

船尾部＞死体を調べる＞行動判定　医学・死体に関する追加可能

死体は成人男性の物であり、元々はアンデッドだったようだ。

船尾部＞死体を調べる

姉妹達の記憶に触れる様な人物では無く、服装はボロボロで身元もよく判らない。

船尾部＞死体を調べる

●操舵室

◇ 研究所：サイバー04

甲板より上の構造物。艦橋へと向かった。

操舵室

昇って直ぐ、立派な大扉があり上の方に「操舵室」とプレートが付いている。

操舵室

扉を開けて中へ入ると・・・【行動判定】

操舵室

なにか、ついさっきまで誰かが居たような・・・そんな気配を感じる。

操舵室＞入る　判定成功

床には様々な髪の毛が、窓にはいくつもの手の跡が残されている。

操舵室＞入る　判定成功

まるで、少し前まで何人もの人々がひしめいていた様な痕跡がある。

操舵室＞入る　判定成功

操舵室は周辺を見渡す必要があるため、大きな窓が付いている。

操舵室

操舵の為の舵輪は無い物の、電子制御機器がずらりと並んでいるのだが・・・まるで酷い有様だ。

操舵室

電子機器の隙間にはコードがいくつも無理やりねじ込まれ、トースターやポットなど関係のない家電製品がめちゃくちゃに接続され結び付けられ、薬品を流し込んだり、基盤に油を流し込んだり、機械の隙間に体温計を差し込んだり、割れた計器の上に絆創膏が貼られたり、包帯が巻かれたり・・・

操舵室

船に詳しくなくとも、明らかにおかしい。【狂気判定】

操舵室

ほぼ全ての機器が破壊されており、このまま海に出たとしてもただ浮かんでいるだけの状態となるだろう。

操舵室＞調査　成功

かろうじて霧笛だけは鳴らす事が出来ると解った。

操舵室＞調査　成功

●船長室

甲板より上の構造物。艦橋へと向かった。

船長室

/set music play https://trpgsession.click/sounds/yh/bgm30.mp3

◇ spooky house

操舵室から少し行ったところに、立派な扉があり上の方に「船長室」とプレートが付いている。

船長室

部屋の中には絨毯が敷かれ、壁には海図がかけられ、執務机と本棚がある。

船長室

その内装はかつて、重厚で厳格な空気を漂わせていただろう。

船長室

しかし今、この部屋は荒れ果てて、めちゃくちゃになっている。

船長室

まるで大勢の子供が暴れまわった様に、床には絵の具やクレヨンが転がり、壁にも海図にも何重に落書きがある。

船長室

部屋中がかき回され、無数の手足の跡がベタベタとついてる。

船長室

執務机や本棚は壊れてこそいないものの、引き出しなどは全てひっくり返され、中身を床に散らばらせている。

船長室

本棚からも全ての本が床に広げられ、ページに落書きされたものが大半だ。

船長室

船長室＞調査　【行動判定】知覚、よぶんなうで、よぶんなあし　を使用可能

部屋に残されている手足の跡は複数の異なる手足である事が判る。

船長室＞調査　成功

それは、子供だけではなく老若男女の混じったもののようだ。

船長室＞調査　成功

この部屋の散らかされた物は大半がラクガキ等で埋まっており、情報を読み取る事ができないものの、いくつかは無事の様だ。

船長室＞調査

船長が記した航海日誌が数冊。そしてノートが数十冊。

船長室＞調査

●船長室＞航海日誌　【行動判定】学術、読書、読解力

この航海日誌を読み始めたならば【狂気判定】

船長室＞航海日誌

航海日誌の書き手は、船長にしてこの船のオーナーだった人物の様だ。

船長室＞航海日誌

全ての内容をじっくり読む程の時間は無いものの、ざっくりと以下の内容を掴む事ができた。

船長室＞航海日誌

・人類が滅ぶ間際、富豪にして技術者だった船長は親族や部下のみを載せて国を捨て、海に逃げ出した。

船長室＞航海日誌

・船の名前は「エリザベス号」、船長の最愛の娘の名前。

船長室＞航海日誌

・船長はネクロマンサーでもあり、アンデッド作成技術を身に着けていた。

船長室＞航海日誌

・全面核戦争を迎えつつある中、死を拒んだ船長は自身と娘を念入りに、さらに簡易のアンデッド化処理を乗客全員に施した。

船長室＞航海日誌

・しかし、処理は不完全な物だった。死後、父娘以外の乗客は全員が自我を持たないままゾンビ化、船長は衰弱し半身不随。そして娘は幼い心に強力なアンデッドの体で無邪気に暴れ始める。

船長室＞航海日誌

・父娘は互いを愛していたが、幼く無知な医療は虐待であった。

船長室＞航海日誌

・日記の最後の記述「針治療の事を昔、ベスに脅かし半分で聞かせた事が仇になった。体中に打ち込まれた釘が痛い。死ぬ事の出来ない体になった事が悔やまれる。早く死なせてくれ」

船長室＞航海日誌

その他に、放射能汚染や異常気象で苦しめられていた様子が克明に書かれている。

船長室＞航海日誌　読み始めの狂気判定に失敗していた場合、１Ｄ１０で６以上が出たならば、記憶の欠片【最終戦争：００】を得る

●船長室＞ノート

このノートは幼い少女が自由に書き綴っている様で、文字も色鉛筆・ボールペン・クレヨン等色々な物で書かれている。

船長室＞ノート

大半は少女の思い付きの妄想や詩を綴っただけの様だが、いくつか印象的な言葉があった。

船長室＞ノート

「パパ　びょうきみたい　からだくさってきてる　ベスがぜったい　なおしてあげる」

船長室＞ノート

「びょうきしたら　ちゅうしゃしたことあるの　からだにはり　さすって　きいたの　パパもちゅうしゃしたら　げんきになるの　いたいけど　がまんして」

船長室＞ノート

「パパ　なんかいってる　くるしそう　くちに　いっぱい　キャンディーいれてあげたら　しずかになったの　ゆっくりねて　げんきになってね」

船長室＞ノート

「おそとずっとあめ　ふってる　パパがおしえてくれたおまじない　おそとにパパをつるしたら　あめやんだの　さすがパパなの」

船長室＞ノート

「あそんでたら　きかいこわれちゃった　ベスがいっぱいほうたい　まいたけど　なおらないの」

船長室＞ノート

「おふねが　かいがんについたの　でも　かいがん　きたない　おふねおりるのこわい」

船長室＞ノート

「きょうわ　おそとみてたら　だれかきたの　しらない　おねえちゃんたち　いそいで　かんげいパーティーのじゅんびしないと！」

船長室＞ノート

最後の記述はつい先ほどの物の様だ。書かれたクレヨンが乾ききっておらず、指に移った。

船長室＞ノート

●客間／広間

◇ 研究所：サイバー04

広間の入り口はしっかりとした金属に分厚いペンキを塗られている、大型船の扉だ。

客間／広間＞船長室調査前

その扉には張り紙がされている。

客間／広間＞船長室調査前

「じゅんびちゅう！もうちょっとまって」

客間／広間＞船長室調査前

と、クレヨンで書かれている。文字は拙い。

客間／広間＞船長室調査前

扉はどうやら内側から鍵が掛かっている様で、ノブにあたるレバーが動かない。

客間／広間＞船長室調査前

客間／広間＞船長室調査前　無理に開ける

「もうちょっと、もうちょっとだから！船の中でも見ておいて欲しいのー！」

客間／広間＞船長室調査前　無理に開ける

と、慌てたような幼い少女の声が聞こえてくる。

客間／広間＞船長室調査前　無理に開ける

客間／広間＞船長室調査前　無理に開ける

「射撃」「砲撃」もしくは【怪力】等で開ける場合は、修正－１で判定。

客間／広間＞船長室調査前　無理に開ける

客間／広間＞調査後

姉妹達が既に船長室で「航海日誌」と「ノート」のどちらかを読んでいるなら、扉には「ようこそ！ベスのふねへ！」とリボンで不器用に飾り立てられた紙が貼り付けられています。扉には鍵もかかっていません。

広間の入り口はしっかりとした金属に分厚いペンキを塗られている、大型船の扉だ。

客間／広間＞調査後

その扉にはリボンで不器用に飾り立てられた張り紙がされている。

客間／広間＞調査後

「ようこそ！　ベスのふねへ！」

客間／広間＞調査後

扉には特に鍵など掛かっていないようだ。

客間／広間＞調査後

客間／広間＞調査後＞中に入る

扉を開いたそこは豪華なホテルのロビーを思わせる造りです。ここが「広間」だったのでしょう。もっともここが豪華だったのは「かつて」に過ぎません。
今やシャンデリアには電灯の代わりに無数の懐中電灯がぶら下げられ、さらに雑多な色紙や人形が飾りとして吊るされています。絨毯には埃。テーブルの上には多数の皿。皿の中に盛り付けられているのは料理ではなく、色とりどりのビー玉・アクセサリー・ビーズ・人形・・・雑多なガラクタばかり。

扉を開いたそこは豪華なホテルのロビーを思わせる造りです。ここが「広間」だったのでしょう。

客間／広間＞調査後＞中に入る

もっともここが豪華だったのは「かつて」に過ぎません。

客間／広間＞調査後＞中に入る

今やシャンデリアには電灯の代わりに無数の懐中電灯がぶら下げられ、さらに雑多な色紙や人形が飾りとして吊るされています。

客間／広間＞調査後＞中に入る

絨毯には埃。テーブルの上には多数の皿。

客間／広間＞調査後＞中に入る

皿の中に盛り付けられているのは料理ではなく、色とりどりのビー玉・アクセサリー・ビーズ・人形・・・雑多なガラクタばかり。

客間／広間＞調査後＞中に入る

●ベスとの邂逅

部屋に「パァン！」とクラッカーが鳴り響きます。音楽が鳴り始めます。音源はレコードでしょう。ブツブツと音の飛んだレコードの音楽が部屋に満ち溢れるのです。　
そして、
「ようこそ　いらっしゃいませー　ベスは　おきゃくさまをがいげい　するのー」

部屋に「パァン！」とクラッカーが鳴り響きます。音楽が鳴り始めます。

ベスとの邂逅

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△ うちのまじっく

音楽が鳴り始めます。音源はレコードでしょう。ブツブツと音の飛んだレコードの音楽が部屋に満ち溢れるのです。 そして、

ベスとの邂逅

「ようこそ いらっしゃいませー ベスは おきゃくさまをがんげい するのー」

ベスとの邂逅

ベスとの邂逅

扉を開いた姉妹達の前には、幼い少女が居ました。６歳くらいでしょうか。姉妹達の中で最も幼い子より、さらに幼い容姿に明るい笑みを浮かべています。
しかし、その下半身には無数の屍が出鱈目につながり、ひしめいています。それはおぞましく、吐き気すら催す様相です。【狂気判定－１】扉を破壊して入室しているのならば修正を－２とする。
「せんちょーのエリザベス、なの。このふねの　なまえもエリザベス。ベスってよんでー」

扉を開いた姉妹達の前には、幼い少女が居ました。

ベスとの邂逅

６歳くらいでしょうか。姉妹達の中で最も幼い子より、さらに幼い容姿に明るい笑みを浮かべています。

ベスとの邂逅

しかし、その下半身には無数の屍が出鱈目につながり、ひしめいています。それはおぞましく、吐き気すら催す様相です。【狂気判定】

ベスとの邂逅
扉を破壊して入室しているのならば修正を－２とする。

「せんちょーのエリザベス、なの。このふねの なまえもエリザベス。ベスってよんでー」

ベスとの邂逅

ベスとの邂逅

姉妹達の反応をよそにベスはニコニコと笑いながら自己紹介をします。これは、姉妹達が敵対的なとっても変わりません。武器を突き付けてもキョトンとしているだけです。
もし、姉妹達がそのままベスを攻撃しようとするなら次の項目へ進んでください。
会話するなら、彼女は次に挙げる例の様に発言します。ベスは質問にはハッキリと答えます。ベス自身は幼さゆえに無知ですが、狂気に侵され切っている訳ではありません。
そして彼女の中では、自身に後ろめたい所など無いのです。

「おねーちゃんたち　ひさしぶりの　おきゃくさま　なの」

ベスとの邂逅

「でも　ドアをこわしちゃダメー　こんどからきをつけるの」

ベスとの邂逅

扉を壊して侵入していた場合

「せんちょーは　パパみたいに　みんなの　おねがいきくの。いきるも　しぬも　おねがいどおりー」

ベスとの邂逅

「でも　しんでも　ちゃんと　ベスといっしょに　いきかえらせたげるー」

ベスとの邂逅

「しんでたら　うごいたりしないのー！！おねーちゃんたちも　ベスたちといっしょでしょ　ちゃんと　いきてるの！」

ベスとの邂逅　下半身を指摘された場合

「おかしかったら　わらうと　いいの。わらうと　しあわせになるって　パパ　いってたのー」

ベスとの邂逅　指摘に対してズレた答え

「おねーちゃんたちなら　おとなだから　ふねもなおせるよね？ふねがなおったら　また　うみにいけるのー」

ベスとの邂逅

「ふ、ふねってしぬの？どうすればいいの？」

ベスとの邂逅　船の修理を断った場合

●襲い掛かる亡者

ベスとの会話をある程度行って、一段落着くかＰＬが会話に飽き始めた様なら全員に行動判定をさせてください（修正０）
【めだま】のような視覚感覚器を使用する事ができます。
もし、この時に大失敗したドールがいれば、彼女は任意のパーツを１つ損傷します。
成功したならベスの下半身を構成する無数の死者がずるずると這いより、爪や歯を向けて姉妹達を襲おうとしている事に気づくでしょう。
「こらー　みんなおちついてー」
ベスは慌てて死者たちを抑えようとしますが、彼らが止まる事はありません。
航海日誌を読んだドールのみ、その記憶を使って判定させてください（修正０）
成功すれば、彼らが異分子の姉妹に拒否反応を示していると判ります。ベス自身はただ混乱してあたふたしています。
しかし、死者の群れは問答無用で部外者を攻撃してきます。バトルパートを開始してください。

行動判定（修正０）視覚系パーツ使用可能。

襲い掛かる亡者　行動判定

任意のパーツを１つ損傷。

襲い掛かる亡者　行動判定　大失敗

ベスの下半身を構成する無数の死者がずるずると這いより、爪や歯を向けて姉妹達を襲おうとしている事に気づく。

襲い掛かる亡者　行動判定　成功

「こらー みんなおちついてー」

襲い掛かる亡者

ベスは慌てて死者たちを抑えようとしますが、彼らが止まる事はありません。

襲い掛かる亡者

航海日誌を読んだドールのみ、その記憶を使って判定（修正０）

襲い掛かる亡者

彼らが異分子の姉妹に拒否反応を示していると判ります。

襲い掛かる亡者

ベス自身はただ混乱してあたふたしています。

襲い掛かる亡者

死者の群れは問答無用で部外者を攻撃してきます。

襲い掛かる亡者

バトルパート。

襲い掛かる亡者

★バトルパート

バトルパート

手駒の配置　２人　　　　　３人　　　　　４人
奈落　　　　なし　　　　　なし　　　　　なし
地獄　　　　ベス　　　　　ベス　　　　　ベス
　　　　　　ゾンビ２０　　ゾンビ３０　　ゾンビ３０
　　　　　　グール２　　　グール３　　　グール５
　　　　　　ラフレシア１　ラフレシア２　ラフレシア３
煉獄　　　　なし　　　　　なし　　　　　なし

悪意　　　二人　三人　四人
ベス　　　　４　　４　　４
ゾンビ　　　４　　６　　６
グール　　　４　　５　１０
ラフレシア　６　１２　１８
合計　　　１８　２７　３８
寵愛点　　　９　　９　　９ＲＤ２

ＮＣの戦術
この戦闘の手駒はかなり弱めです。特に全体攻撃に対して脆弱です。
複数の全体攻撃を持った姉妹なら簡単に勝利条件を達成できるでしょう。
ベスは混乱しており自ら攻撃をする事はありません。彼女は今もドール達の歓迎をしようとしていて、戦闘の間ほとんど自らの下半身を抑えようとしています。（行動せずパス扱い）
姉妹達が自身の下半身からダメージを受ける事があれば慌てて謝るでしょう。
彼女の言動には、愚かさや哀れさを強く押し出しましょう。
ただし、彼女自身の意志とは関係なく【死者の女王】【つながれた体】【肉の拘束】は効果を発揮し続けます。
特に【つながれた体】は通常では考えられない移動性を可能にしています。
移動はベスの【かた】を使いましょう。彼女は攻撃こそしませんがドール達に無邪気に近づいてくることは十分あり得るはずです。
彼女がわずかに身を乗り出すだけですべてのアンデッドが移動してくるのです。
ベスが【つながれた体】を持ち続ける限り何度もエリアを行き来させ、ドール達を撹乱できます。
ゾンビとグールには射程内の敵をひたすら攻撃させましょう。移動しようとするドールが居るならゾンビの【むらがる】を遠慮なく使って構いません。
ラフレシアには【攻性触手】による隣接エリアへの攻撃を休まず続けさせましょう。
このホラーはベスの効果から離れても【根肢】に因って「転倒」「移動」を無効化します。

●ベスの特殊ルール
通常の手駒と違いベスはまったく敵意を持っていません。
自身の下半身に対する認識以外は、これといった狂気にも侵されていません。（狂うには彼女はあまりに無垢で無知なのです）
彼女の脚部についているパーツは彼女の意志を一切無視して効果を発揮します。
彼女に対するあらゆる攻撃は【死者の女王】によってゾンビに割り振られます。
しかし、「切断」ならば通常通りに作用します。
姉妹達がベスの脚部を「切断」し、さらに残った”元下半身”を完全に破壊すれば、彼女の上半身を”攫う”ことができます。
ベスは呆けていて抵抗する事ができません。
同エリアのドールが「移動」する際に彼女を連れ去る事が出来ます。この際、ベスは敵ではなくなり勝利条件から外れます。
ベスに因る拘束を失ったアンデッドの群れは一時的に混乱状態となります。
アンデッドはベスの脚が切断された２カウントの間、タイミングを問わず一切のマニューバが使用できません。
混乱状態から立ち直ったアンデッド達はベスも異物と判断し本能的な攻撃を開始します。
これ以降の戦闘でベスは混乱するばかりで行動できません。
なお、ベスを攫わず放置して他のアンデッドを全滅させた場合、彼女は怒り、攻撃を開始します。
【あご】を使用してください。通常の敵として扱います。
全ての手駒が破壊されればバトルパートは終了です。

ベス救出ルート
ベスに【切断】攻撃で脚を切り離す→ベス本体のエリアへ行き救出を宣言→下半身だった手駒を全て倒す

ベスの脚を切断する

全員共通カルマ。姉妹の誰かがベスの脚を切断する事で達成。

敵を全滅させる

手駒全ての攻撃マニューバを損傷させる。ベスについては特殊措置が起こり得る。

☆ 戦闘：ファンタジー15

/set music play https://trpgsession.click/sounds/shade/bgm02.mp3

☆ Battle

結着間近で変更。

【サヴァント】エリザベス

世界の滅んだ直後に生まれたサヴァント。下半身に無数のアンデッドを取り込んでいる。
悪意：４　最大行動値：１０

頭
【のうみそ】オート：なし：自身：最大行動値＋２
【めだま】オート：なし：自身：最大行動値＋１
【あご】アクション：２：０：肉弾１

腕
【かた】アクション：４：０：移動１
【うで】ジャッジ：１：１：支援１

胴
【しんぞう】オート：なし：自身：最大行動値＋１
【はらわた】オート：なし：なし：なし

脚
【死者の女王】オート：なし：自身：受けたダメージを同エリアの手駒へ自由に割り振って良い（ただし切断攻撃に対して無効）
【つながれた体】オート：なし：自身：同エリアの手駒が移動した際、あなたと他の手駒全ても対象エリアに移動
【肉の拘束】オート：なし：０：同エリアの手駒は全て「転倒」「移動」を無効化して良い

「や、やめるの、みんな！お姉ちゃんたちは新しい友達なの！」

ベスの戦闘中のセリフ

「ちがう！ちがうの！みんな、やめて！お姉ちゃんたちもやめてー！」

ベスの戦闘中のセリフ

「ああ、もう！みんなで壊しちゃって！お姉ちゃんたちも、ちゃんと後で直してくっつけるから安心してー」

ベスの戦闘中のセリフ

「きゃー！あしがなくなったのー！おいしゃさまを呼んでー！」

ベスの戦闘中のセリフ

彼女のスカートの上からつながっていると思われる亡者達のつなぎ目の部分へ攻撃が当たる。肉の様な、粘土の様な物を切り裂いた感触とともに、彼女の体と脚の群れは切り離された。

エリザベスの脚部を切断された時の描写

彼女のスカートの上からつながっていると思われる亡者達のつなぎ目の部分へ攻撃が当たる。
肉の様な、粘土の様な物を切り裂いた感触とともに、彼女の体と脚の群れは切り離された。

★エンドパート

●ベスを倒した場合

全てが物言わぬ肉片となりました。
もしドール達がまだ「甲板」「操舵室」「船長室」などに行っていないなら、この後に行かせても構いません。
「客室」や「船室」に向かってみるのも良いでしょう。
ただの狂ったアンデッドの巣だったと言う事で、この船から立ち去っても構いません。
ドール達がこの船を立ち去るか、ＮＣが他の部屋での別セッションに繋げるつもりなら「寵愛を渡す」に進んでください。

/set music play https://trpgsession.click/sounds/yh/bgm15.mp3

□ 真夜中のちょっと前

貴女達の”活躍”の結果、すべてが物言わぬ肉片と化した。

ベスを倒した場合

●ベスを助けた場合

かつて下半身を構成していたアンデッドが破壊しつくされると、ベスは途方に暮れて泣き出してしまいます。
飾られた船室も、ドール達の乱戦で滅茶苦茶になってしまいました。
ベスは泣きこそすれ、ドール達に暴力を振るいはしません。
なお、ベスには基本パーツ【ほね】を１つ渡せば、見た目は普通の少女の様なサヴァントとなります。（敵意はありません）
ベスをここに放置しても構いませんが、彼女は何とか連れて行って貰おうと抵抗します。

「わ、わーん　みんな　しんじゃったのー！」

ベスを助けた場合

ベスは、下半身を構成していたアンデッドが破壊されて泣き出してしまう。

ベスを助けた場合

この戦闘のせいで、ベスが頑張って飾ってであろう船室も滅茶苦茶になってしまった。

ベスを助けた場合

お皿にお料理（風のおもちゃ）を載せたテーブルはひっくり返り、天井に取り付けてあった折り紙の輪っかのモールは千切れてぶら下がっている。

ベスを助けた場合

□ベスを助けた場合　【ほね】を与える

ベスは渡された【ほね】を何とか自分の物にしようと悪戦苦闘をしていたが、しばらく、脚として機能し始めたようだ。

ベスを助けた場合　【ほね】を与える

□ベスを助けた場合　仲間にしない

それでも彼女を置いて行こうとするなら、彼女は泣きながら船の奥に駆け去ります。
もしドール達がまだ「甲板」「操舵室」「船長室」等に行っていないなら、この後に行かせても構いません。
ＮＣがこれらの部屋を別のセッションに繋げるつもりなら、シナリオは終了します。
「寵愛を渡す」に進んでください。

「いやっ　一人にしないでっ　おねーちゃんたちといっしょにいくのーっ」

ベスを助けた場合　仲間にしない

貴女達の拒絶を感じ取ったベスは、泣きながら船の奥へと駆け去って行った・・・

ベスを助けた場合　仲間にしない

ベスを助けた場合　仲間にしない

ドール達がベスを置いてこの船を立ち去るなら、全員が船から降りた背後で、ベスの声がします。

「待ってー！　やっぱり連れてってー！」

ベスを助けた場合　仲間にしない

貴女達が船から降りた背後で、ベスの声がする。

ベスを助けた場合　仲間にしない

ベスを助けた場合　仲間にしない

這うようにしながらベスが甲板から叫んでいます。（【ほね】を与えたなら何とか歩います。）
そして梯子にしがみつこうとすれば、脚を滑らせベスは転落します。

ベスは甲板から岩の上に叩きつけられ、完全に破壊されます。
ドール達に助ける事は出来ません。全員に狂気判定を行わせてください。（修正－２）
シナリオは終了します。「寵愛を渡す」へ進んでください。

ベスは甲板から貴女達へ向かって叫んでいる。そして、追いすがろうと船にかかった梯子へしがみつこうとした時、おぼつかない脚を滑らして転落してしまう。

ベスを助けた場合　仲間にしない

ぐしゃり　と音がして、ベスは潰れた。狂気判定－２

ベスを助けた場合　仲間にしない

頭部から落ちてしまったらしく、ひしゃげた肉塊となってしまった・・・

ベスを助けた場合　仲間にしない

●ベスを助けた場合　仲間に加える

彼女を姉妹に加える事も可能です。
ドール達が手を差し出せば、ベスはおずおずと手を伸ばしてくる事でしょう。

「いっしょに？　・・・うん、おそと、いくの」

ベスを助けた場合　仲間に加える

ベスを助けた場合　仲間に加える

ベスはそう言ってドールの手を握り締めた所でシナリオは終了します。
もし、この際にこのセッションで「記憶の欠片」を獲得していないドールが居たなら、狂気判定をさせましょう。（判定＋１）
失敗したドールは「０８：笑顔」や「２３：少女」と言った「記憶の欠片」を獲得します。
シナリオを終了し「寵愛を渡す」へ進んでください。

●客室と船倉

ベスに出迎えられた広間を介して進んだ先に、これと言った物はありません。
客室を調べて回れば、何か「たからもん」は見つかるかもしれませんが・・・
「客室」や「船倉」に”何か”がある事も考えられます。
ＮＣがそうしたシナリオを考えているなら「寵愛を渡す」に進み、次のセッションでその探索をしてもらいましょう。

●寵愛を渡す

"基本となる寵愛は合計悪意点を参加ＰＬ人数で割った数値（切捨て）です。
ベスを助けても合計悪意点は減少しません。
さらに、以下の３つのカルマについてチェックして下さい。
・記憶の欠片を獲得する
・航海日誌とノートを読む
・ベスの脚を切断する
これらを達成したドールは、達成したカルマ１つ毎に２点の寵愛点を得る事ができます。
寵愛点を受け取ったなら、このセッションは終了です。
なお、ベスの脚を切断する事に成功した場合に限り、ドール達はベスへの未練を寵愛点で獲得して構いません。
これでこのセッションは終了です。"

●ドールとしてのベス

もしキャンペーンとしてこのセッションの続きを行うなら、ベスをドールとして登場させる事もあるでしょう。
その場合、戦闘処理を簡易にするため彼女を戦闘に参加させずにおくのも良いでしょう。
ただし、リレーキャンペーンならＮＣがベスを使うＰＬとして遊ぶ事も可能です。
その場合、推奨するポジションは「アリス」クラスは「バロック」や「ロマネスク」が良いでしょう。
また、他のドール達への推奨未練内容は【依存】【憧憬】です。

●エンディング　次回作へのヒキ　■■■■■■■■■■■■■■■■■
船で向かう島シナリオの為のエンディングです。


貴女達が甲板に出た時、船体が大きく揺れた。
誰も操作出来ないはずのこの船が動き始めている。
どうやらエンジン自体が損傷している訳では無かったようで、船はみるみる海岸から離れていく。
一体誰が？どうやって？
そんな疑問を口々に言いあっている間に船は向きを変え、沖合へと進んで行く。
この動きは明らかに誰かが船を操縦しているはずだが、操舵室はベスの手によって滅茶苦茶にされているはずで、何故この様に動いているのかまったく分からない。

しかし、船はまるでそれ自体が意志を持つかのように進み始めたのだった・・・

/set music play https://trpgsession.click/sounds/yh/bgm17.mp3

△ 危険な香り

貴女達が甲板に出た時、船体が大きく揺れた。

エンディング　次回作へのヒキ

誰も操作出来ないはずのこの船が動き始めている。

エンディング　次回作へのヒキ

どうやらエンジン自体が損傷している訳では無かったようで、船はみるみる海岸から離れていく。

エンディング　次回作へのヒキ

一体誰が？どうやって？

エンディング　次回作へのヒキ

そんな疑問を口々に言いあっている間に船は向きを変え、沖合へと進んで行く。

エンディング　次回作へのヒキ

この動きは明らかに誰かが船を操縦しているはずだが、操舵室はベスの手によって滅茶苦茶にされているはずで、何故この様に動いているのかまったく分からない。

エンディング　次回作へのヒキ

しかし、船はまるでそれ自体が意志を持つかのように進み始めたのだった・・・

エンディング　次回作へのヒキ

☆ 戦闘：ファンタジー11