【ソード・ワールド2.0】【初心者さん向け】ゴブリンハウスの内容【TRPGシナリオ・セット】

ザルツ地方南部にある都市『エイラス』人口約3000人の自由都市同盟の都市の一つで西端に位置している。

始めにＰＣのいる場所の状況説明から始まります。
「実行して次に進む」ボタンを押してシーンを進めてください。

この都市からさらに西に進んだ先にある小さな町『ハーヴェイ』にある冒険者の酒場『若葉の芽吹き亭』からお話しは始まります。

※ ハーヴェイは標高900mの山々に囲まれた山岳の町で、あたりに広がる広い牧草地帯は遊牧に最適で、町を歩いていても多くの牧畜が目にとまります。また町からはずれるといくつもの遺跡があり、遺跡の調査などで多くの冒険者が集まってきています。繁華街には一通りの店があり、冒険に必要な道具を揃えるのに困ることはないでしょう。

● 酒場、シンクON、コマ消、17x20

□ funky session

この『若葉の芽吹き亭』は飲食はもちろん、ちょっとした頼み事や簡単な仕事など、比較的安い依頼料の仕事を多く取り扱っている冒険者の酒場で、それを目当てに新人ベテラン問わず、多くの冒険者が集まる場所となっています。

今日はじめてここを訪れたＰＣたちは、まずは腹ごしらえと昼食を取ることとします。

店内はかなりの数の客がおり、空いていた席は中央のテーブルのみとなっていました。ＰＣたちはそれぞれの注文を取り、中央のテーブルの席に座ります。

そして、たまたま相席となったテーブルを囲んで昼食が来るのを待っています。

結構な時間が経ったにもかかわらず注文はまだきそうにありません。昼食が来るまで、間を持たすため相席になったＰＣたちは自己紹介をはじめます。※自己紹介をどうぞ

ＰＣのみなさんの自己紹介が終わるまで待ちましょう。
自己紹介が終わったら、ウェイトレスが昼食を持ってきます。
「次」ボタンを押して進めてください。

「はーい、たいへんお待ちでーす。注文された昼食をお持ちしました～。」

ウェイトレスが昼食を持ってきます。
※ ここでウェイトレスの紹介をしてもかまいません。

背丈がテーブルよりすこし高いくらいの小柄なドワーフ(女)のウェイトレスは慣れた手つきでいそいそと注文された昼食を並べていきます。

注文を並べ終えたウェイトレスはＰＣたちの顔を見渡し、少し間を置いたあとニカッと笑ってＰＣたちに話しかけてきました。

「お客さんたちも冒険者だね。見慣れない顔だし、見た感じ装備も使い込んでなさそうだから新米さんがここにはじめてお仕事探しに来たって感じかな？」

ＰＣの返答待ち、「そうだ」と言われたら、
「やっぱりね。」など、自分の推理が当たったと確信する発言をし、
「次」ボタンを押して進めます。

返事がない場合は、
「図星のようだね。」など、自分の推理が勝手に当たったと思わせる発言をし、「次」ボタンを押して進めます。

※発言には 、
発言者に「ウェイトレス」と入力し、
解説(コマンド)の下の欄に発言内容を書いて、
「実行」か「実行して次に進む」ボタンを押します。

「そんなお客さんたちにぴったりのお仕事があるよ。」

ＰＬの発言に合わせて、コマンドの文章を編集し、「ぴったりの仕事がある」ことを伝えてください。

と言うと、ウェイトレスはポケットから紙切れを取り出した。紙切れは依頼書のようで『ゴブリン退治の依頼』と書かれている。

紙切れには、
---
『ゴブリン退治の依頼』
恥ずかしながら私の妹が買った屋敷にゴリブンどもが住み着いていた。私が倒してもよいのだが、多忙のため、手すきの冒険者に掃討してもらいたい。見事、掃討を終えた冒険者には報酬として「ＰＣ人数ｘ500」ガメルを進呈する。
依頼主：マックス・ロロエ
追記：まったく困った妹だ。あれほど勝手に家の金を使うな、安いものには手を出すな、確認しろと言っているのに、これをみた妹の顔なじみの方は言ってやってください。少しくらい恥ずかしい思いをして反省するべきだと思うのです。
---
と書かれている。
※ 共通メモに貼り付けて、紙の内容を公開しても大丈夫です。

「これオススメだよ。報酬は山分けしても一人頭けっこういい額もらえるし、難しくもなさそうだから初心者さんにぴったり。しかも私がよく知ってる依頼主だから安心だよ。」

「私がよく知ってる依頼主っていうのは、実はここのマスターのことで、

金額がいくらかと聞かれたら「一人あたり500ガメル」と返事して大丈夫です。

「最近、そのマスターが自分たちの住居用に買った古いお屋敷を買ったんだけど、買ったお屋敷にゴブリンが既に住みついちゃってたもんだから、まだ使えないみたいなの。」

「すっごい安い屋敷を見つけたもんだから喜んじゃって、下見もなしに買っちゃったんだよね。」

「まさか、ゴブリンが住みつくような不良物件を掴まされるなんて・・」

ウェイトレスは俯いて少し暗い顔になる。

「でも、お仕事の報酬は悪くはないわ、見事ゴブリンを追い払ったら一人当たり500ガメルもらえるわよ。」

「どうかな、やってみない？」

ＰＣが依頼を渋る場合、
なんとかして依頼を取り付けましょう。
＜例＞
・ウェイトレス「今、お客さんたちの人数でできるお仕事ってこれくらいしかないのよね～。」
・ウェイトレス「お願い～。ここはじめのお客さんにしか頼めない依頼なのよ～。」（理由：エピローグのネタバレ部分を参照）

依頼に関する質問された場合、
Ｑ「マスターの名前はなんですか？」
Ａ「えっ・・、あ、サ、、サイコー・エロロよ。」とウソをつきます。
Ｑ「マスターの家族ですか？」
Ａ「え！ち、違うわよ！」とウソをつきます。
※ その他、マスターとウェイトレスの関係を隠してきます。

依頼に関する質問された場合、
Ｑ「期限はありますか？」
Ａ「期限はないけど早くやってくれるとうれしいと思うわ。」
Ｑ「依頼主に会いたい。」
Ａ「依頼主はしばらくいないから、会えないわ。」
Ｑ「やるけど手続きはどうしたらいいの？」
Ａ「私がやっておくから、お客さんたちはいつ出発しても大丈夫よ。」
Ｑ「場所はどこですか？」
Ａ「この町のはずれにある森の中よ。」（引き受けたら地図を渡す）
上記以外は、だいたい「よく分からないわ。」と答える。

屋敷に関する質問をされた場合、全ての回答に「よく分からないわ。」と答える。

依頼を取り付けて、質問もだいたい終わったら「次」ボタンを押し進める。

「依頼を受けてくれるのね、ありがとう！それじゃあとの手続きは私がやっとくから、それとこれ。」

ＰＬの発言に合わせてコマンドの内容を編集してください。

ウェイトレスは目的地までの道がかかれた地図をＰＣたちに手渡した。 ※『目的地までの地図』が手に入ります。

『目的地までの地図』
この町のはずれにある森の中に目的地（屋敷）があり、そこまでの道筋が書かれている。
若葉の芽吹き亭から西へ、
歩きでおよそ1時間といったところにある。
距離にして約5km。

「あと、いちおーなんだけど、屋敷の中にあるもので必要なものがあったら好きに持ち帰っていいよ。わ・・じゃない。マスターが必要なものはあとで引っ越しのとき持ち込むと思うから！」

ウェイトレスがそう言い終えると、後ろからウェイトレスを呼ぶ声が聞こえてきます。

「おーい、ロロエちゃーん。おじさんたち、待ちくたびれちゃったよ。はやくこっちのお客の相手もしてよー。」

「あ、ごめんなさい。他のお客さんの相手もしなくっちゃ。もう準備ができたら出発しちゃっていいからね、それじゃ、がんばって！」

ウェイトレスのロロエは言い終わると、後ろのお客のほうへ向かっていった。

ＰＣたちは出てきた昼食を済ませ、依頼遂行の段取りを話し合います。 ※ 出発までの準備や出発時間などを決めてください。

ここでの会計（昼食）はPCから申告がなければ請求しなくてかまいません。
ＰＣから申告された場合は、一人あたり5ガメル請求してください。

買い物について、
改訂版Iに掲載されている非売品を除いた一通りのアイテムは購入できます。
シーンを進め、街に出たら買い物をはじめてかまいません。

段取りが決まり、酒場を出る場合は、
「実行して次に進む」ボタンを押し進んでください。
次に街に移行します。「実行して次に進む」押しながらシーンNo.37まで進めてください。

○ 市場、シンクON、コマ消、17x20

〇 さえずり

準備の整ったＰＣたちは目的地に向かって出発した。

＜街での行動、買い物など＞
ここから街で買い物などの準備に時間を使ってもいいですし、すぐに出発してもかまいません。

ＰＣたちの準備がOKなら、目的地に向かって出発します。

目的地の屋敷は、ここから西に5km行った森の中です。
道中迷うことなく、目的地までたどり着くことができます。

出発する場合は、
「実行して次に進む」ボタンを押し進めてください。

○ 廃屋、シンクON、コマ消、17x20

◇ 秘密の兵器工場

1時間かけて地図の通り進むと、目的地の屋敷に到着した。

シーンNo.43まで順に「実行して次に進む」で進めてください。シーンNo.43までで屋敷の外の説明があり、判定等が表記されています。

屋敷は木造の2階建てで、かなり古いようだ。窓や外壁はところどころ壊れている。大きさ的には屋敷と言うよりも大きめの民家といったくらいだ。

広さ：20mx20m

屋敷の玄関の扉は半分開いた状態になっている。

玄関付近で探索判定（目標値：10）すると、蛮族の足跡が見つかります。
足跡は大きさや微妙な形の違いから4～5匹は出入りしていることが分かります。形は大小あるのもの大きく違わないため、すべて同種のものと分かります。

屋敷内に足を踏み入れたら「次」に進めてください。

マスク5倍 サイズ 25 x 20

☆ 羊皮紙、シンクON

サイズ: 25 x 20

エントランスのようだ。入口(7-2)から中を見渡すと扉の隙間から差し込む光で、屋敷全体がかなり埃っぽい事が分かる。部屋は正方形で正面に先に進める扉(7-4)があり、半開きの状態になっている。

① エントランス 部屋の広さ：6mｘ6m
・中に入ったらマスク(6)を削除し、座標2-7にPCコマを配置してください。

「実行」すると部屋の解説をします。
「次」に進むと、隣接するエリアと判定に関する説明があります。

① エントランス 部屋の広さ：6mｘ6m

玄関の扉(7-2)：半開きになっていて、外が見える。
先に進むと屋敷の外(シーンNo.41)に出る。

正面の扉(7-4)：半開きになっていて、向こうの部屋が見える。
先に進むとホール(シーンNo.49)がある。

探索判定（達成値：10）：
無数の足跡が見つかります。足跡は蛮族の物で大きさや微妙な形の違いから同種の蛮族4～5匹が出入りしていることが分かる。

足跡追跡判定（達成値：10）：
足跡は玄関の扉(7-2)と正面の扉(7-4)に続いていることが分かる。

ホールのようだ。部屋は正方形でかなり広く、部屋の中央にガラクタが散乱している。左側(5-5)と右側(5-7)に扉、前方左側には上に続く階段(5-9)があり、また部屋の奥(8-9)に甲冑が飾られている。

② ホール 部屋の広さ：10mｘ10m
・中に入ったらマスク(7)を削除してください。

「実行」すると部屋の解説をします。
「次」に進むと、隣接するエリアと判定に関する説明があります。

② ホール 部屋の広さ：10mｘ10m

エントランスの扉(7-5)：
エントランス(シーンNo.47)に続く扉

左側の扉(5-5)：閉まっている。
カギはかかっていない。1階廊下に続く扉(シーンNo.51)

右側の扉(9-5)：閉まっている。
カギはかかっていない。食堂に続く扉(シーンNo.57)
聞き耳判定（達成値：9）で成功すると汎用蛮族語で「親分が腹すかせてるからはやくしてくれ」「お料理～お料理～♪」と聞こえてくる。

上に続く階段(5-9)：2階に続く階段。
2階廊下に続く階段(シーンNo.59)

部屋中央にあるガラクタ(7-7)：石英でできたシャンデリアのガラクタです。朽ちた吊るし金が落ちています。

飾られている甲冑(8-9)：スプリントアーマー(改I:275p)が飾られています。古いものの装備しても問題なく使えそうな状態です。

探索判定（達成値：10）：
無数の足跡が見つかります。4～5匹の蛮族が出入りしていることが分かります。

足跡追跡判定（達成値：10）：
足跡はエントランスの扉(7-5)、右側の扉(9-5)、上に続く階段(5-9)に続いていることが分かる。

一直線に伸びる廊下で進んだ先、右手、手前側と奥側に扉がある。左側には3つ等間隔で窓がついている。所々壊れており、外から風が吹き込んでくる。

③ 1階廊下 部屋の広さ：18mｘ2m
・中に入ったらマスク(2)と(3)を削除し、PCコマを配置してください。

「実行」すると部屋の解説をします。
「次」に進むと、隣接するエリアと判定に関する説明があります。

③ 1階廊下 部屋の広さ：18mｘ2m

ホールの扉(4-5)：
先に進むとホール(シーンNo.49)がある。

左側手前の扉(4-11)：閉まっている。
カギはかかっていない。先に進むとトイレ(シーンNo.53)がある。

左側奥側の扉(4-13)：閉まっている。
カギはかかっていない。先に進むと浴場(シーンNo.55)がある。

窓(4-6)(4-9)(4-12)の右側：
窓は閉まっており、ところどころ壊れている。

トイレのようだ。奥に小窓が一つあるが中は薄暗い。右側(6-10)に便座がある。

④ トイレ 部屋の広さ：4mｘ4m
・中に入ったらマスク(8)を削除し、PCコマを配置してください。

「実行」すると部屋の解説をします。
「次」に進むと、隣接するエリアと判定に関する説明があります。

④ トイレ 部屋の広さ：4mｘ4m

1階廊下の扉(5-11)：
1階廊下に続く扉(シーンNo.51)

便座(6-10)：中は瓦礫が詰まっている。
探索判定（達成値：9）で魔香草(改I:280p)x1が生えていることに気が付きます。

小窓(6-11)：30cmx30xmの小さな窓、壊れていて外から風が吹き込んでくる。

浴室のようだ。奥に小窓(6-13)が一つあるが中は薄暗い。右側(6-12)に浴槽があり、浴槽のとなりには鏡(5-12)がある。

浴室（座標5-13）部屋の広さ：4mｘ4m
・中に入ったらマスク(8)を削除し、PCコマを配置してください。

「実行」すると部屋の解説をします。
「次」に進むと、隣接するエリアと判定に関する説明があります。

⑤ 浴室 部屋の広さ：4mｘ4m

1階廊下の扉(5-13)：
1階廊下に続く扉(シーンNo.51)

鏡(5-12)：小型の鏡が取り付けてある。取り付け部分が弱くなっている。
冒険者判定：器用度（達成値：8）で取り外すことができる。取り外した鏡は小鏡(改I:278p)として手に入る。ファンブルすると落ちて割れてしまいます。

浴槽(6-12)：中は瓦礫が詰まっている。
探索判定（達成値：10）でナイフ(改I:264p)と銀製のカギと何かの動物（人と同じくらいの中型動物）の骨が見つかります。
銀製のカギは2階廊下(20-7)にある扉のカギです。

小窓(6-13)：30cmx30xmの小さな窓、壊れていて外から風が吹き込んでくる。

食堂のようだ。長テーブルが一つと椅子がいくつかある。奥には調理台と大きな箱があり、そこに蛮族たちがいる。

⑥ 食堂 部屋の広さ：10mｘ8m
・中に入ったらマスク(12)を削除し、PCコマを配置してください。

「実行」すると部屋の解説をします。
「次」に進むと、隣接するエリアと判定に関する説明があります。

⑥ 食堂 部屋の広さ：10mｘ8m
：中にいる蛮族がＰＣに気が付くとすぐさま襲い掛かってきます。

ホールの扉(10-5)：
先に進むとホール(シーンNo.49)がある。

長テーブル(11-6～11-8)：横に長い木製のテーブルです。テーブルの上にはゴミやガラクタがちらかっている。周りに椅子が6つあり不規則に並んでいる。

調理台と窯(13-7)：調理台には、魚やカエル、木の実などがぶつ切りがあり、火のついた窯の上には大きな鍋がある。覗きこむと青紫の煮汁がいっぱいまで入っていて、生臭いのと甘い臭いが混じったようなとても酷い臭いがする。
青紫の煮汁は、ＰＣの人数x1日分の食料として食べることができます。ただ半日は口臭が酷くなる。食べると意外とおいしい。

大きな箱(13-9)：とても汚れた箱で、なにやら生ごみのような匂いがする。
カギはかかっていない。開けると蛮族たちの食材がぎゅうぎゅうに入っている。食材に紛れて一緒に入っている救命草(改I:280p)x2も見つかる。

蛮族との戦闘：
戦闘シーンに移行（シーンNo.65）

蛮族情報：
ゴブリン(改I:373p) x2

※ 食堂と寝室のゴブリンを倒したら掃討は完了します。マップをすべて開くかＰＣたちが帰還することを宣言したらシーンNo.75に進んでください。

2階に上がると横にまっすぐ続く廊下があり、突き当り左手と途中左手に扉がある。また扉の反対側には窓がついている。

⑦ 2階廊下 広さ：2mｘ12m
・中に入ったらマスク(10)と(15)を削除し、PCコマを配置してください。

「実行」すると部屋の解説をします。
「次」に進むと、隣接するエリアと判定に関する説明があります。

⑦ 2階廊下 広さ：2mｘ12m

ホールに続く下り階段(5-20)：
先に進むとホール(シーンNo.49)がある。

途中左手の扉(7-20)：閉まっている。
カギがかかっている。
銀製のカギ(参照:シーンNo.56)か解除判定（達成値：11）かアンロック（達成値：10）(改I:215p)で解錠できる。
先に進むと書斎(シーンNo.61)がある。

突き当り左手の扉(10-20)：閉まっている。
カギはかかっていない。
先に進むと寝室(シーンNo.63)がある。
聞き耳判定（達成値：9）で成功すると汎用蛮族語で「ただの朝食だけではもはや足りたない。」「おやびん、もうちょっとでごはんできますから待ってくださいー。」と聞こえてくる。

作業用の机と椅子と本棚がある。カギがかかっていたせいか他の部屋とくらべると埃っぽいもの荒らされておらず物は綺麗に整理されている。

⑧ 書斎 部屋の広さ：8mｘ8m
・中に入ったらマスク(9)を削除し、PCコマを配置してください。

「実行」すると部屋の解説をします。
「次」に進むと、隣接するエリアと判定に関する説明があります。

⑧ 書斎 部屋の広さ：8mｘ8m

2階廊下の扉(7-19)：
先に進むとホール(シーンNo.59)がある。

作業用の机(6-16)：引き出しのついた木造の作業机だ。机の上にはスタンドランプが置いてある。
引き出しを開けるとき探索判定（達成値:10）をしてください。
判定に関係なく、メモを見つけます。メモにはザルツ語で「なんでヒロインばっかり幸せになって自分は幸せになれないのよ。売れないし、恋もできない。こんな人生はもうたくさん。」と書かれている。探索判定に成功した場合、これに加え、引き出しの底が二重底になっていることに気が付きます。そこには、小説の原稿が見つかる。タイトル：鹿とともに去りぬ 著者：マーガリン・ミッシェル
持ち帰った場合、エピローグが変化する。

本棚(9-19)：本はきれいに並べておいてある。
本を手にとった場合、ザルツ語で書かれており、読んでみるとメロドラマ小説であることに気が付く。本はすべてザルツ語で書かれており「ロスト・ディア」「鹿と出会ってから」「ディア・マイ・フレンド」「復習は鹿のはじまり」がある。すべて読んでみるか、探索判定（達成値：8）か文献判定（達成値：7）を成功させるとすべての本の著者名がマーガリン・ミッシェルであることに気が付く。
持ち帰った場合、全部で4ガメルで引き取ってもらえる。

「マーガリン・ミッシェル」に対して見識判定（達成値：11）：
成功した場合、以下の情報を思い出す。
メロドラマ小説作家。あまり売れなかったが一部のマニアにはだけは人気があった。中でも(マニアにだけ)一番人気の鹿シリーズは最終巻が出る前に作者が失踪したため未完となっている。

ベットとベット机、クローゼットがあり、ベットのあたりには蛮族たちがいる。

⑨ 寝室 部屋の広さ：8mｘ8m
・中に入ったらマスク(14)を削除し、PCコマを配置してください。

「実行」すると部屋の解説をします。
「次」に進むと、隣接するエリアと判定に関する説明があります。

⑨ 寝室 部屋の広さ：8mｘ8m
：蛮族たちが気が付くとボスのゴブリンが汎用蛮族語で話かけてくる。
「ここは我らの縄張りだ。勝手に入ってくるんじゃない。」
「即刻、我が牙城から立ち去れい。」
「これ以上近づくなら、攻撃もやむを得ないぞ。」
：忠告を聞いて、部屋から出た場合は追撃してこない。
：忠告を無視して近づくか、攻撃態勢に入ったら、以下のセリフを言い戦闘に入る。
「闘争を望むのか。よろしい、ならば戦闘だ。」
戦闘に移行します。（シーンNo.65）

2階廊下の扉(10-19)：
先に進むとホール(シーンNo.59)がある。

ベット(10-16)：やぶれてスプリングが飛び出している。

ベット机(11-16)：引き出しのついたベット机だ。
引き出しの中には「世界の鹿全集」という本が見つかる。
持ち帰った場合、10ガメルで引き取ってもらえる。

クローゼット(13-19)：女性用のクローゼットが開いている。
中には女性用の衣服が収納されているが、荒らされているため、全てボロボロになっている。

蛮族との戦闘：
戦闘シーンに移行（シーンNo.65）

蛮族情報：
ゴブリン（改I:373p）x2
《ボス》剣のかけらで強化されたゴブリン（剣のかけらx3：HP+15）（改I:373p）
戦闘に勝利したら剣のかけらx3を手に入れる。

※ 食堂と寝室のゴブリンを倒したら掃討は完了します。マップをすべて開くかＰＣたちが帰還することを宣言したらシーンNo.75に進んでください。

戦闘を開始します。

＜戦闘開始準備＞
戦闘の準備を行います。

シーンNo.70まで「実行して次に進む」ボタンを押し、進めてください。

□ 木床1、シンクON、コマ消、17x20

☆ Battle

＜戦闘開始準備の完了＞
NPC（敵）のコマを配置やメモに敵の情報を記入後、各種戦闘の判定を開始してください。

※ 戦闘が終了したら、「次」に進めてください。

戦闘は終了しました。

＜戦闘終了処理＞
戦闘を終了し、探索再開の準備を行います。

シーンNo.74まで「実行して次に進む」ボタンを押し、進めてください。

◇ 秘密の兵器工場

＜探索の再開＞
戦闘に入る前までのシーンNo.に移動してください。

食堂から探索の再開：シーンNo.58へ
寝室から探索の再開：シ－ンNo.64へ

＜探索終了処理＞
探索終了の処理から若葉の芽吹き亭までの帰還を行います。

「次」ボタンを押し進めてください。
以降はシーンNo.80まで「実行して次に進む」ボタンを押し進めてください。

探索を終えたＰＣたちは若葉の芽吹き亭に戻ります。

● 酒場、シンクON、コマ消、17x20

□ funky session

若葉の芽吹き亭に戻ると、ウェイトレスのロロエがこちらに気が付き近づいてた。

「おかえりー。どうだった？コブリンはやっつけることできた？」

ＰＣたちから報告を受けます。

食堂と寝室のゴブリンを倒している場合は、
「次」ボタンで進んでください。

倒していない場合は、
シーンNo.90に進んでください。

「おー！ありがとう。それじゃあ早速、報酬を持ってくるから待っててね。」

そういうとウェイトレスは奥のカウンターに行き、マスターと思しき人物を会話をはじめた。

しばらくすると会話が終わったみたいで、小袋を持って戻ってきた。

「はい、これが報酬です。一人あたり500ガメルあります。どうぞ。」

ＰＣはそれぞれ500ガメルを受け取ります。

「これで依頼はコンプリートだね！ほかにお話しすることとかありますか？」

何もない場合や以下のやりとり後、
シーンNo.103に進んでください。

小説の原稿を持っている場合、または小説の原稿に触れる内容を話した場合、
シーンNo.92に進んでください。

※以下のやりとりがある場合、下のテキストを貼り付けし、「実行」してください。
---
①お兄さんがマスターじゃないかを聞く。
または、
②屋敷を買ったのはウェイトレスじゃないかを聞く。
ウェイトレス「あー、バレてたかー。いやー。ほんと私って思ったら吉日の人だから、しょうがいよね～。てへっ！」
ウェイトレス「でも、お客さんたちもいいお仕事ができて、私も常連さんたちとかにバレなかったからみんなハッピーだよね。」
---
③屋敷がボロボロで住めそうにないことを言う。
ウェイトレス「えっ！そ、そうなの？？」
ウェイトレス「ど、どうしよう。兄ちゃんに話せないよ～。」
とウェイトレスが後ろを見ると、刺すような視線をこちらに向けるマスターが見える。
ウェイトレス「あはは・・」

「そっかー。ごめんね、結構難しい依頼を紹介しちゃって。。でも、これにめげないで頑張って冒険者続けてね！」

経験点等の処理に入ります。

シーンNo.105に進んでください。

「ところで、その手にもっている紙束はなんです？」

※ ＰＣの応答に応じて内容を編集してください。

ウェイトレスのロロエは、手に持っている『小説の原稿』をのぞき込んできた。

※ ＰＣの応答に応じて内容を編集してください。

「こ、これは！！」

ウェイトレスのロロエは、近づいてきて、そのままペラペラ数ページをめくり出します。

「間違いないわ。伝説のメロドラマ小説作家マーガリン・ミッシェルの鹿シリーズ完結編！まさかあのお屋敷で見つけたの？」

ＰＣたちの回答をまちます。

ＹＥＳと回答があれば、
「次」ボタンを押し、進めてください。

「・・ということは、あのお屋敷、失踪したマーガリン・ミッシェルの家だったのね・・」

「まさかこんなことがあるなんて、お屋敷のもの勝手に持ってていいなんて言うんじゃなかったわ・・・」

ウェイトレスのロロエは頭を抱え悶えています。

「でもまぁ、あげちゃったものはしょうがないわ。あの、お願い！その原稿、買い取らせて。私、大ファンなの。」

ＰＣと原稿をいくらで買い取るかの交渉をはじます。

はじめは「500ガメル出す」と言います。それからＰＣはなかなかＯＫしてくれない場合、「しょ、しょうがない！600ガメルで買い取るわ！」という具合に、少しずつ値上げていき、最大2000ガメルで買い取ろうとします。それ以上、釣り上げてきた場合は、「そ、そんな、もうそんなにおこずかいないよ・・」とあきらめます。

原稿をＰＣがウェイトレスに売らず、街の道具屋などで売却しようとすると「誰がこんなもの読むんだろう」といいながら1ガメルでしぶしぶ取引に応じてくれます。そこでＰＣが道具屋などに売らず再度ウェイトレスに売ろうとした場合、ウェイトレスは喜んで応じてくれます。

-交渉が終わったら-
シーンNo.103に進んでください。
次でウェイトレスのロロエとの対話は最後となります。

「みなさん、どうもありがとう。おつかれさまでした！」

※ ＰＣの応対に応じて編集してください。
ここで、ウェイトレスとの対話は終了となります。

「次」に進むと後日談があります。
「実行して次に進む」ボタンを押して進めてください。

こののち、若葉の芽吹き亭のマスター・マックス・ロロエと、その妹であり若葉の芽吹き亭のウェイトレスであるフルル・ロロエはあの屋敷を結構な改築費を使って改築し、新しい住居にしたのでした。

食堂と寝室のゴブリンを倒した場合、
見事、依頼は成功です。一人あたり1000点と討伐数x20点と自動失敗が出た回数x50点の経験点を得ます。

食堂のゴブリンを倒している場合、
一人あたり300ガメルの報酬と、依頼の成功により一人あたり500点と討伐数x20点と自動失敗が出た回数x50点の経験点を得ます。

寝室のゴブリンを倒している場合、
一人あたり300ガメルの報酬と、依頼の成功により一人あたり500点と討伐数x20点と自動失敗が出た回数x50点の経験点を得ます。

ゴブリンを倒していない場合、
残念ながら報酬はもらえません。自動失敗が出た回数x50点の経験点を得ます。

-ＰＣたちが再度挑戦したという場合-
再度、屋敷の捜索に行ってもかまいません。その場合で見事すべてのゴブリンを倒した場合、残りの報酬（200ガメル+経験点500点）を渡してください。

アイテム売却と剣のかけらの処理、能力値の成長をする場合は、
シーンNo.106に進んでください。

セッションを終了する場合は、
シーンNo.108に進んでください。

手にいれたアイテムの売却が行えます。書籍の本を持ち帰った場合は、全部で4ガメルで買い取ってもらえます。寝室の本「世界の鹿全集」は10ガメルで買い取ってもらえます。剥ぎ取りの戦利品はルルブ改I:373pに掲載された金額で買い取ってもらえます。売却したアイテムをキャラシから消し、ガメルを追加してください。

「実行して次に進む」と、次は剣のかけらの処理を行います。

剣のかけらは1つあたり200ガメルで売却するか、名誉点を獲得することができます。名誉点を獲得する場合はルルブ改I:97pを参照してください。

能力値を1つ成長させます。ルルブ改I:96pを参照ください。

＜セッションの終了＞
これにて、セッションは終了です。
みなさま長時間お付き合いいただきありがとうございました。など
最後にあいさつをして、終了しましょう。