【クトゥルフ神話TRPG】〈突発〉Dive in a Diveの内容

【レギュレーション】
基本ルルブ(未所持OK)

【シナリオの概要】
《世界観》
〈バックグラウンド〉
このシナリオの舞台は近未来の都市である波巴市を中心に起こるものです。人類は科学を突き詰めていった先に時空へと干渉する方法を発見しました。それが「ダイブ」という技術です。人間が時空へと干渉できるようになったことで社会やさらなる技術の発展が促進されましたが、何もかもがいい影響を受けたというわけではありません。人間が時空を好き勝手に操ったせいで世界各地に時空の歪みが発生することになります。それが「スポット」というものです。スポットとは無数に広がる過去や未来からの可能性である平行世界へと繋がる道のようなもので、何もせずに放って置くことでその歪みがどんどん広がって行き、やがて別の並行世界と現実世界の衝突を招くことになるとても危険な代物です。そんなスポット、もとい時空の歪みを正すために生まれたのが「ダイバー」という職業です。ダイバーはスポットから並行世界へと繋がる平行現実へダイブし、平行現実内で様々なことをすることで現実世界に変化をもたらして時空の歪みを正そうとします。ダイバーは現実世界そのものを変えうる力を持っていたので国によって管理されていましたが、ダイバーを利用した汚職事件などが頻発したことにより、国民投票の末民営化へと踏み切ることになりました。そこで政府が持っていたダイブの技術を引き継いだのが「DIVE（ディーアイブイイー）」という現在ダイバー派遣会社の最大手となっている波巴市にある企業です。ダイバーとい
う職業が民営化されて以降、ダイバーは特に若者からの人気が殺到する有名な職業となり、多くのダイバー養成所が設置されることになりました。現在活動中のダイバーは約5万チームにも上り、増えすぎた数のダイバーに正しく仕事を割り振るべく多くの企業が「ダイバーライセンス」というものを作りダイバーを階級付けています。
〈用語解説〉
ーダイブー
時空の脆弱性をつき、平行現実へと移動すること。
ーダイバーー
平行現実へとダイブし、時空の歪みを正すのが主な仕事。低級ダイバーは主に時空の脆弱性によって発生するスポットを消して回ることが主な仕事となっていますが、高い級位を持つダイバーは、警察がさじを投げた事件などをダイブによる特別な情報を使って解決したり、深度の深い平行現実内で事象の生体化によって神話生物と化した災害などを倒して未然に防いだりします。
ーDIVE（ディーアイブイイー）ー
波巴市にあるダイバーを派遣する最大手企業の名前。ダイブはもともと国営で制御されていたが民営化されたことによりDIVEが生まれた。ダイバーの派遣会社はいくつかあるもののDIVEは頭一つ抜けている。
ーDIVE補助計測器（だいぶほじょけいそくけい）ー
ダイブするのに必要な道具で主にDIVEが売っているものが主流。深度の計測やスポットの可視化をしてくれる。通称ダイブ計。腕時計タイプやコンタクトタイプ、メガネタイプ、神経接続仮想ディスプレイタイプなどがある。
ースポットー
現実世界と平行現実の間の移動が可能な場所。スポットには様々な種類があり、ジャンプスポット（現実→平行現実）、フロートスポット（平行現実→現実orより浅い深度へ）、ダイブスポット（より深い深度へ）などがある。スポットという言葉は定義上、時空が歪んでいる場所という意味であるが、最近では主にダイブが可能な場所という意味で使われている。
ー深度ー
現実世界と平行現実とのつながりの強さを表す数値。小さいほど現実世界に近い。深度が深いものはフロートスポットがなかなか見つからず、その上過酷な状況であることが多い。深度は0~100+で表され、1~25は第一層などというように76~100+の第四層にまで分けられている。それぞれの層には特徴があり、第一層では空間的関連性の乖離などが挙げられる。
ーコネクションレイヤーー
深度21~25、46~50などの深度の階層の変わり目。複数の時空が混ざりあうため空間が安定しておらず、危険性が高い。ダウンカレントがよく起こることでも有名。熟練のダイバーでも命知らずでなければそうそう自分から進んでダイブしに行くことはない。
ーダウンカレントー
ダイバーの意思に関係なく深い深度へと引き込まれてしまうスポット。恐ろしいことにダイバーだけでなくただの一般人まで巻き込んでしまうことが多く、そうなったときの被害は計り知れない。主にコネクションレイヤーで発生し、漂着した跡の深度もコネクションレイヤーであることが多い。
ー事象の生体化ー
事物が平行現実で生き物として表されること。これによって地震などの災害も生物として平行現実に存在し、ころす（災害を阻止する）ことが可能になる。こうすることによってダイバーは現実世界では与えられないような大き
な影響を現実世界に与えることができる。このことからダイバーはみんな育成所でクトゥルフなどの神話生物を学んでいる。（生体化した先がそういった神話に出てくるものの可能性が高いため）
ーダイバーライセンスー
ダイバーが一人前として認められるために必要な企業から発行されるダイバーとしての証明書。ダイバーはとても危険な職業なので一人でダイブすることはほとんど認められておらず、その最たる例としてダイバーライセンスが個人に与えられるのではなく決められたチームに与えられるものであるということが挙げられる。なのでダイバーのチームを一人でも変える場合はダイバーライセンスを再取得する必要がある。また、ダイバーライセンスには第八級から第一級まであり、それによるダイブ可能域は以下のようになっている。
第八級 約8000チーム 深度1~20
第七級 約1.4万チーム 深度21~25
第六級 約1.6万チーム 深度26~45
第五級 約1万チーム 深度46~50
第四級 約1000チーム 深度51~70
第三級 約300チーム 深度71~75
第二級 約50チーム 深度 76~99
第一級 5チーム 深度 100+
ー潜水負荷ー
ダイブをするたびにダイバーへとかかる肉体的、精神的な負担のこと。一回のダイブで数十もの深度を移動しようとすると人体には耐えきれないほどの負荷がかかるため、上位のダイバーも高性能のDIVE補助計測器による負荷の軽減を受けられるとはいえ、それでも深層へ向かう時はゆっくりとだんだん深度を下げていく。潜水負荷の主な症状として頭痛、吐き気、幻覚、倦怠感などが挙げられる。

追記：〈推奨技能〉
目星、隠密、跳躍



【応募時のお願い】
一言コメントお願いします。キャラシも一緒に出してもらえるとありがたいです。

【備考】
技能値は最大95とします。これを超えている技能は、95として扱います。

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